レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ

ベンチャー企業で働く平凡なワーママ。豆腐メンタルでいろいろありましたが普通の人です。

武蔵小杉民だけど初めて災害ボランティアに行ってみた

結論としては、明日の祝日や休日にふらっとお手伝いする感覚で構わないから、もしお時間あればぜひ災害ボランティアに駆けつけてほしい。

初めて災害ボランティアに行ってみたんですが。行く前は、私みたいなクソザコナメクジしかも女というスペックの者が行ってもなんにも役に立たないんじゃないかなとか、百戦錬磨のスーパーボランティア達の足手まといになるんじゃないかなとか、そういうマイナスなことばかり考えていました。

でもこういうのってまさに、案ずるより産むが易しって言うんでしょうかね。行ってわかったんですが、現地に必要なのは人手です。

災害ボランティアもいろんなフェーズがあるらしく、いまは被災直後フェーズにあたるっぽいのですが、どうやら今はとにかく人手が必要。濡れてしまった家財道具の運び出しから、散乱した庭掃除、泥出し。昨日見た限りだとムキムキ男性のほうが活躍できるフェーズではあると思いますが、庭の細かい泥出しやたんすの中のもの仕分けなど、筋肉不要の活動も多く含まれているので、弱小筋肉でもぜんぜんOKっぽいです。

もちろん、スーパーボランティア(=経験豊富なボランティアって意味とします)じゃないとできない仕事もあるのですが(床下清掃や屋根上の作業など)。ノーマルボランティアの人間にできる仕事のほうがはるかに多いようでした。

なので、時間あればボランティア行ってみてください。行って片付けのお手伝いして良い汗流すだけでめちゃくちゃ感謝される休日、なかなか良いです。

 

 

とりあえず先に伝えたいこと書いたので、あとは私のことを書きたい分だけ書いちゃいます。

なぜ災害ボランティアに行こうと思ったのか

先日、武蔵小杉周辺の被災が叩かれてる状況について記事にしたのですが、ブコメもコメントもいっぱいいただいて、いろいろと考えさせられました。

まずは、何がともあれ被災した地域を叩いていい理由はないだろ、ということ。百歩譲って、道路や公共施設だけが被災してるならまだしも、一般の住居が浸水被害に遭ってる中で心無い言葉をかけていい理由なんてひとつもない。床上浸水なんかしちゃったら、家財道具ほぼ全滅。台風から1週間経ってもまだ住める状況ではない。そんな家々がたくさんある中で、武蔵小杉周辺に住んでるという理由だけで叩かれるなんて。

(……とボランティア前まではいろいろ悶々としていたのですが、ボランティア帰りの今では、そういうのって所詮ネット上で当事者以外がやりあってるだけの空論だなーとは思います。)

で、私も自分自身は被災していないということもあったので、実際になにか携わらなければネットの罵詈雑言民と同じ位置でなにか喋ってるだけになっちゃうな、と感じまして。

そして、自分わりと武蔵小杉のこと好きになってたんだなと、ブコメ等を読みながら改めて発見しました。私にとっては本当に住みやすくて。いつの間にやら、わりと好きになってたみたい。そういう地域のために、私ごときでなにかできることがあればな、とか思い始めていました。

 

災害ボランティアの参加検討

じゃあ、週末1日だけ空いてるし、参加してみようかなと思いまして、いろいろ調べたところ、現時点では2種類の参加方法があることがわかりました。

 

ひとつは、社会福祉協議会の募集するボランティアに参加すること。川崎市だとこれ。

災害関連最新情報 -川崎市社会福祉協議会-

公式なので安心なのだけど、武蔵小杉に住んでる私がわざわざ武蔵中原まで行って登録作業してそして武蔵小杉に戻ってきて活動する、というのが時間の無駄だなと感じてしまいまして。

 

で、もうひとつが、Twitter等のSNSで、災害ボランティア系NPOの発信を見つけること。今回の場合は、「武蔵小杉 ボランティア」でTwitter検索して見つけました。

集合場所が徒歩圏内だったのと、持っていくものが明瞭だったので、これなら私でもなんとかなるんじゃないかと思い、こちらに参加することにしました。

※現在調整中らしいのですが(昨日作業リーダーしてくれたスーパーボランティアが調整してくれてるのを見ていた)、社会福祉協議会のボランティアに参加しないと現状ではボランティア保険に入っても適用外になるっぽいので注意が必要。ボランティア保険はWebでも加入可能。ボランティア保険もWeb加入OKは災害時特例らしいけど。

 

実際の活動の様子

こういうのに参加するコミュ力の無さに定評のある私でしたが、意を決してTwitterのDMで連絡し、そして翌朝9時に現場に到着。若干集合場所を間違えるものの迎えに来てくれた方が温和そうで、緊張ほぐれる。なんとなく、がんがんボランティアやってる人たちと仲良くなれないんじゃないかとかいう不安もあったのです。だけど、災害ボランティアのみなさんって、びっくりするほど温和で明るい方が多いですね。明るいと言ってもギラギラしてる明るさじゃなくて、電球色のような明るさ。災害ボランティアしまくるといろいろな意味でタフになってくのかなとか感じました。

そして実際作業がはじまると、そこそこ黙々と作業するし、マスクしてるし、「仲良くなれないかもしれない」というのは発問自体が愚問であって、とにかくおうちを綺麗にしよう、という思いだけで作業できるので、精神的にも穏やかな気持ちで取り組めました。実際は、1日一緒に作業すると、何も努力してないけど自然と仲間意識が芽生えたりしましたが。また会えたらなと思いTwitterフォローさせていただいたりしました。

 

作業の様子は、個人では気が引けてしまって写真を撮らずに過ごしてしまったのですが、TwitterにUPしてくれてたものがあるので貼っておきます。

この日の作業は、午前が庭清掃と家財道具運び出し。午後も庭清掃メインでした。庭清掃ってなんやねん、って思ってたんですけど、庭って浸水するとプランターやら植木鉢やら散乱してしまうんですね。その上、水が引いたあとも粘土質の泥を庭に残していくから厄介。これらを綺麗に片付けるには住人1人だとかなりの工数がかかる。そこで、ボランティアという作業者を投入することにより、5人日分の作業を1日で終わらしてやりましょう、ということのようです。

 

私が行く意味はあったのだろうか?

とくに筋肉自慢でもなく発揮できるスキルもない私自身が行く意味はあるのか?と聞かれると、それはよくわからないけれど。でも、ボランティアが現地に行く意味はめちゃくちゃある。この感覚は、選挙で投票所に行ったときの感覚に近かったです。私が投票する1票でなにかが変わるとは思わないけれど、でも多くの市民が投票することには意味がある。 ボランティアも、スーパーボランティアでもない限りひとりで行ってももしかしたら意味をなさないかもしれないけれど、ボランティアが数人集まると、ひとつのお宅の衣食住に関わる、それでいて1人で解決できないような困りごとを、半日で解決できちゃうんだもの。すごいなボランティア。

そして、思っている以上にめちゃくちゃ感謝してもらえます。私自身は本当に些細なことしかしていないのだけど。植木鉢をすべて家の外に搬出して、固まっている泥を掻き出して。それでこれだけ感謝してもらえる、そんな休日。泥だらけになった自分の姿を誇らしく感じました。

そして一度行ってしまうと、気になりますね、現地のこと。またボランティアしたほうがいいんじゃないかと思ってる。実際には小さい子どももいてなかなか難しいと思うし家庭第一でありたいのだけど、行ける隙があるならまた行きたい。そうこうするうちに、駆けつける範囲が広がって、スーパーボランティアに成長していく、という未来予想図がたしかに描けそうなくらいには、昨日の経験が自分の心深くにまで何かを残していった気がします。

 

超絶最低限の持ち物

初めてのボランティア活動で一番わからなかったのは、超絶最低限の持ち物。今回は都市型災害ということもあるので、たとえばテントは不要だし。じゃあゴーグルはいるのか?とかわからなかったのですが。

とりあえず下記を見て揃えはしましたが。

rsy-nagoya.com

私が超絶最低限必要だなと感じたのは

・軍手(支給される可能性も高いけど)

・マスク(どんなものでもいい。これも支給される可能性高め)

・汚れてもいい上下

・長靴

・飲み物

でした。あとは身体があればなんとかなる。今回は水害なので、大きさ問わずスコップがあるとさらに良さそうです。

 

余談ですが。

何回か災害ボランティアに行っておくと、自分が被災したときも、途方に暮れつつ何から着手したら良いか判断できるようになれそうな気がしました。初ボランティアの私が突如現場に放り込まれても何したらいいかわからなかったと思いますが、スーパーボランティアであるボランティアリーダーはまず住人にヒアリングして、そして私たちに作業指示。数回やればなんとなく作業の優先度とやることは見えてきそうだったので、経験しておいて損はないなと感じました。

まあ、あれです。

災害ボランティア行きましょう。お願いします。