レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ

派遣OL、ベンチャー企業取締役になる。二児の母。ふつうの会社員にはなれなかった人のつぶやき。

同僚から自分の悪口のチャットを誤爆されたので『嫌われる勇気』読みました。

いやーしかし、こんなことってあるんですね。
わたくし、派遣OL1周年を迎えましたコロポンと申します。
私自身、同僚から嫌われているのは重々承知しておりました。
いつも私以外の同僚達でチャットしてるのを、打鍵音が交互に聞こえることで把握できました。
でもその内容が別に私関係ないことしれないし、私は仕事以外のチャットは来ても反応鈍いから、私を抜いて世間話でもしてるのかなーまあいっか、くらいに思ってました。

でも違いました。

誤爆は突然に。
「コロポンさん、最低限の礼儀とマナーくらい守れないのかな」

的な内容のチャットが送られてきました。
そしてその書き込みを私が確認した瞬間、即チャットルームから強制退席させられたけど、ログは残ってるのよね。
強制退席ってあたりがリアリティが半端無いっす。

思い当たる節は、ないわけではない。
その人10歳くらい上なんだけど、彼女はチャット文化無視して、世間話を普通に口頭で話し始める。他の人が頷いて聞いているから、私は内容に興味もなければ聞かずに仕事続ける。それが積もり積もって苛立せたのかもしれない。
決定打としては、私が休暇貰うときに、仕事の引き継ぎほとんどなかったから、彼女がミーティング中に他の同僚に引き継いでいたのだけど、それを彼女はログ読まなかったから知らなかった。で、「引き継ぎちゃんとしろよ」いう苛立ちを募らせちゃったみたい。まあ私も彼女に一言言うの忘れたんだけど。
要するに、些細なすれ違いが積もった結果、そのリーダーシップを持ったお姉さんの苛立ちを募らせてしまって、私はハブかれてた、と思うんですが。
別に仕事に支障はないし、まあいっかと思ってたんですよね。
しかし実際、自分の悪口を直で受け取ると刺さりますな。
こうして客観的に見ると、大した内容のチャットじゃないんだけど、実際ふいに受け取った時の衝撃ってのは計り知れないもので。
久々にストレスで胃痛になりました。


で、気になっていた『嫌われる勇気』を今こそ読むべきだと思って即読破。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

おまけに飽きたらず、同じ著者のこちらも即読破。

アドラー 人生を生き抜く心理学 (NHKブックス)

アドラー 人生を生き抜く心理学 (NHKブックス)

正直、すがる思いで読みました。
このこじれた人間関係、少なくともあと1ヶ月半会社に通わなければならないという現実。
また昔の正社員時代のように、ストレスで会社行けなくなるなんていう事態は避けたい。
ここで避けられないと、いつまでたってもどこへ行っても、ちょっと何か起こるだけで挫けてしまうような豆腐メンタルと、ずっと付き合っていかなくちゃならない。
ここで何とかしようという、ちょっとした決心も持ち合わせて、読み進めました。


そうして得た考え方は、
他者の課題には介入しない。
ということ。


誰がどう私の悪口を言おうとも、それは他者の問題。他者が私をどう評価するかということは、私にはどうしようもできない話。
だから悪口を言われようとも、「ああそうなんだ」と思う以上のことはない。
そもそも、任されている業務とは関係のないことだから、私が意識しない限りは仕事に影響ないわけだし。
そしてもはや、誤爆されたのは過ぎ去った出来事。
私がその出来事に理由付けや意味を求めようとしない限り、ただの終わったことなのだから、もう何も鬱々と考えこむ必要はないなと思った。
今後は、私が関係改善を望めば改善するだろうし、そうでなければそのまま。
私はまあ、契約期間を無事全うできれば問題ないので、特に波風立てるつもりもなくそのまま過ぎ去ればいいなと思う。


この本で何度も言われている
「他者の期待を満たすために生きているのではない」
というのは、私がちょっと精神的に病んでからいろんな文献で目にしていて、すんなり入ってきたのだけれど、
「他者の課題には介入しない」
「他者から承認されないかもしれないというコストを支払ってはじめて、自分の生き方を貫ける」
というところまで踏み込んで書かれているのは、かなりグサグサと刺さる。
そして承認欲求の代わりに、「他者への貢献」で自分の価値を実感しろというあたりになると、今の私ではちょっと受容しきれない内容だった。
あと、他者はみんな仲間、というあたりとか。
このあたりがすんなり飲み込めたら、私はもっとシンプルに生きられるのかしら。


というわけで、悪口の件は必要以上に考えないようにしました!!
私以外の人だって、完璧な人間ではないんだから、たった一度のそういう経験をダラダラ引きずる女々しさはここでは要らないなと。
『嫌われる勇気』のおかげで1日で立ち直れました。感謝だなー。


嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え