まずは弱さを「認める」こと。心屋仁之助『あなたの性格は変えられる』
テレビあまり見ない私でも、たまに拝見いたしておりまして、気になっておりました。
心屋仁之助さん。
過去のトラウマとか、自分の中だけで育ってしまってる感情とかの扱いが上手くて、人の心をほぐす達人、みたいになってる人。
で、どんなもんかな、あわよくばあれです、私のこの凝り固まった残念感情をもほぐしてくれないかしらだなんて期待して、購入しちゃいましたですし。
- 作者: 心屋仁之助
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2013/08/08
- メディア: Kindle版
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そりゃ本当はカウンセリングなんていうものを受けさせていただきたく存じますが、さすがにIT業界の片隅で膝を抱える一般派遣OLには見向きもしてくれないだろうですのてま、本で代用。本っていうのは素晴らしいですね。
で、感じたのは。
「認める」って大事だな。ということ。
自分の弱さを認めること。
私だったら、正社員時代のトラウマがあるのか、職場で自分の話をしたくない。話をしたくないから、はぶられがちなのを、辛く思ってる節がある。わかってるんだけど。それでも、話すのがずっと怖かった。
でも、それを、認めてみる。
私は職場で自分のことを話せない人間です。
って。口に出して言ってみる。
悲しくなるくらいに、認めてみる。
そして今度は、「それでもいいじゃない。」って、言ってみる。
自分を認める作業。
するとほんとに、なぜか心がすっと軽くなるんですよね。ふしぎ。
別にいいじゃん、そんな自分でも。話したくないなら話さなくていいじゃーん。みたいな。
そして次に、経験則で怖がることほど当てにならない恐怖はないなぁということを理解する。
先週の晩御飯さえよくおぼえていないのに、なぜトラウマだけ鮮明に記憶してると思っているのだろう。記憶の中で増幅された恐怖に、勝手に怯えてるだけ。
そんなふうに思考を寄せていくと、適応障害とか発症してたのも過去のことだし、これからは、そんな弱い自分を認めながら、前向きに生きていけるかも?って思えるようになる。
思い込めないときは、「かも」をつけて、前向きになってみるのがいいんだって。
もっと、面白い人生、歩めるかも。
もっと、職場の人とも、話せるようになるかも。
私は自分の精神にけっこう行動を揺さぶられるタイプなので、これ読んでコツわかったから、少しはマシになるな、と思いました。
私みたいはクヨクヨタイプには良い本だと思う。
プラス思考でいられる時間を長くできるだけで、だいぶ人生変わってくると思うわけです。
実はもう一冊読んでたけど、私は『あなたの性格は変えられる』のほうがなんとなく好き。
くよくよした時は、本!っていう読書が宗教みたいな人はさらにいいかも。
もう一冊読んだ本。
題名の感じでお好みの方を選ぶと良いと思います、内容もそれに即してる感じ。
- 作者: 心屋仁之助
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/07/13
- メディア: 新書
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