レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ

派遣OL、ベンチャー企業取締役になる。二児の母。ふつうの会社員にはなれなかった人のつぶやき。

ノンデザイナーがデザインの文句を正しく言うための本4冊+1

自分にとって、使いにくいサービスに出会ったとして。

そのどこが具体的にいけないと思うのか?
どういう修正を加えてほしいのか?

言葉にできますか?

ただただ使いにくい、わかんない、とクレームを入れるのは、何もしないでそっ閉じするよりはマシ。「使いにくい」というのもユーザの立派な声だから。
でも、よりわかりやすく自分の不満を伝えることができたら、作り手にもっと大きなフィードバックを返してあげられる。みんな幸せになれる文句を言うことができる。

ゲームプランナーなりたてのときに、自分が感じるデザインの違和感を言語化できずに悔しい思いをして、巷でオススメされてたり店頭に並んでるデザインの本を読んではなんとかしようとしました。
結局今もセンスいいデザインが自分でできるわけじゃないけど、言葉にはできるようになったつもり。
その時お世話になった本を紹介してみます。もっとたくさん読んだんだけど、特に自分の中に生きてると思える本だけを載せてみます。


まずは超有名、基本の書

ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]

ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]

  • 作者: Robin Williams,吉川典秀
  • 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
  • 発売日: 2008/11/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 58人 クリック: 1,019回
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超がつく定番本なんですが、定番と言われるだけの中身がやっぱりあります。
ざっと目を通すだけでも、デザインってこういうことかー、って学びになる。
新卒のころの私は、デザインってもの自体の存在をわかってなかった。すべてのものは、どうしてこの形になったのか?そんなこと、考えたこともなかったです。
この本が、「デザイン」の存在を教えてくれたかんじ。

概念もそうですが、実践的な内容も入ってるので、デザインというものに興味のある人は一度は読んでほしいなーと思います。


スマホのUIとは何かを知る

iPhoneアプリ設計の極意 ―思わずタップしたくなるアプリのデザイン

iPhoneアプリ設計の極意 ―思わずタップしたくなるアプリのデザイン

  • 作者: Josh Clark,深津貴之(監訳),武舎広幸,武舎るみ
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2011/06/18
  • メディア: 大型本
  • 購入: 24人 クリック: 1,170回
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もう古くなってしまったけど、たぶん今も有用なことが書いてあると思う。
というのも、買って会社持って行ったらみんな読んでデスクに置いておきたくなるような本で、そして実際私の本は誰かに連れ去られたっぽいという。
なので今内容は確認できないけど、買った当時とiPhoneアプリ作ってた時は、めっちゃ見たし、ここにこう書いてあるからこうしてください、という根拠にも使った。
新卒の私の意見なんてなかなか通しにくいところを、この本がアシストしてくれました。


バランス感覚を学ぶ

7日間でマスターするレイアウト基礎講座 (DESIGN BEGINNER SERIES)

7日間でマスターするレイアウト基礎講座 (DESIGN BEGINNER SERIES)

この本だけじゃないんだけど、代表として置いておきます。
「レイアウト」「タイポグラフィ」とかをキーワードにして、書店でペラペラして自分にあったものを読んでみるのがよろしいかと。
画面構成の考え方とか、バランス感覚みたいなのが身についたと自負しとります。
あと、どうしてこの画面は素人じみているのか、という答えがだいたいレイアウトにあるというのを学べたかなと。


色を学ぶ

ウェブ配色ミニ帳 (MdN BOOKS)

ウェブ配色ミニ帳 (MdN BOOKS)

この本も行方不明になったので二冊目購入。
めちゃめちゃ実用的です。
元気な感じでいきたい!などという、ふわっとした感覚を配色に落とし込んでくれる、ありがたい存在。
あと意外に配色の知識が少ないデザイナーさんもいて、その人のために色指定してあげることもできるし、本を渡して選んでもらうことできます。


UI作るひとなら必ず見てる

iOSヒューマンインターフェイスガイドライン: UI設計の基本事項

iPhoneアプリを作るひとならもちろん、UIやデザインに関わる人なら必ず一度は読んでると思われる、こんなの無料で読ませてくれてありがとうございますっていうくらいのリンクです。
使いやすさとは何か、実践的な内容が網羅されてます。


もう私はしがない派遣OLとして生きていて、ほとんど仕事で活かすことがなくなってしまったデザイン系の知識なんですが。
まさに今、こういう知識を必要としてる方に届けばいいなと願っております。