『脱社畜の働き方』が期待通り言いたかったこと言ってくれた
- 作者: 日野瑛太郎
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2013/09/07
- メディア: 単行本
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脱社畜ブログにとても影響されちゃってる私にとっては、必ず読まねばならんと思っていた本でしたが、やっぱり、「言いたかったことを代わりに言葉にしてくれる」文章の連続でした。
脱社畜ブログ
今年初めのころ、正社員として働きながら苦しんでいた私は、脱社畜ブログのほぼすべての記事を掘り返して読み返す程度にはファンというやつでした。
ブログには、まあ、特に特別で崇高なことが書いてあるわけでもなく、著者も仰っていたかと思うのですが、みんなどこかで漠然と理不尽に感じていることを、文章にしてくれている、そんなエントリがたくさんありました。
この本は、脱社畜ブログをあまり読んでないという方にはとてもおすすめ。ブログで書かれていた著者の考えが一気に簡潔に読めるので。
逆に、ブログ読んでる方にはちょっと物足りないかも?
でも、私は、この著者さんが、どうしてこのような考え方に至ったのか、というのがずっと知りたかったのですが、それがこの本によってついにわかったということが何よりの収穫でした。
まさか、ソシャゲ業界にも一瞬いらっしゃったなんて!
そして、ソシャゲの運営の苦しみを端的に著してあって、もはやニンマリしちゃうくらいでした。あの終わりのないかんじよねー、そして燃え尽きつくすかんじよねー。
自己啓発本とは違って、なんか勇気が出ましたがんばれます!ってわけでもなく、ハウツー本とは違って明日からやってみよう!ってわけでもない。
会社に囚われて生きるのに疑問を感じたその心をそっと肯定してくれて、そういう生き方アリですよって頷いてくれるかんじ。
たったそれだけなんですけど、自分の居場所を見つけられて安心できるような、そんな気がする一冊でした。
わたしは読み終えてまずは、今一番やってみたい、プロブロガー(笑)てきなものになれるように、要するに雇われをやめて家で働けるようにすることをまた推進しようと思った次第です。
ゆっくりゆっくり、マイペースでやってみます。
この著者さんの今後の活躍も勝手にたのしみにしてます。