レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ

派遣OL、ベンチャー企業取締役になる。二児の母。ふつうの会社員にはなれなかった人のつぶやき。

入籍しました。

本当はいろいろグダグダ婚姻届を書いたときのこととか書こうと思ったのだけれど、私が人のキャッキャウフフの話を聞くのが苦手なあまのじゃく乙女なので、簡潔に「入籍しました」でいいかなと思い始めました。


お相手は私が新卒入社した会社の先輩。私はその会社から会社員生活をスタートとして4度転職して、いま5社目。1年1社のペースで転々としているので、一緒に働いていたころの記憶が薄れ始めてる。
私が2社目でボロクソになったときも、3社目で泣いて帰ってきたときも、4社目の話で愚痴っても、黙って聞いてくれる。そんな人です。無口とも言うけど。
私がけっこう不安定な人間だから、相手が安定感のある人であるというのは、大きな心の支えかもしれないです。
ほんとに捨てられなくてよかったと思う。


正社員辞めて、派遣OLやることを後押ししてくれたのも、私の人生にとっては大きかったです。
給料も下がるし、社会的地位も下がる。でも、私の精神肉体の健康を優先してくれたという。

定時で帰ることで生まれた時間を利用して、ブログを書き始め。
そしてライターとしての仕事もスタートして。
そうこうしていたら、ブログ経由でスカウトのお誘いもいただいて。
そして結局、ライターとしてフリーランスで働く準備をしてたけど、スカウトしてくれた会社の社員として雇われることになり。
その会社がけっこう好きで、いま人生史上初めてかもしれないけど、働くのが楽しい。


たった1年で人ってこんなに変われるのか、とつくづく思います。
去年の今頃は、やっと派遣の仕事に慣れてきて、暇すぎて、自分の不甲斐なさを責めてばかりの日々だったから。
自分のやりたいように働くことで、自信を取り戻して、好きなものを食べて、好きな服を着て。
必要以上に自分を蔑むこともなくなった。パートナーに一方的に支えてもらっているだけではなくて、自分も家庭の維持に役立っているんだという自尊心もいい意味で芽生えさせることができた。

よく、こういう「1年後にこうなってるとは思いもしませんでした」っていう他の人のエントリ見ては、
「自分はこうなれるわけない」
と思ってたけど、意外となれた。びっくり。
人生なんてよくわからない。やっぱり、やりたいことやって生きるってことしかないのかも。
結局はそれが自信になるのかなぁ。
そしてその内なる自信みたいなのが、もしかしたら物事をいい方向に進めてくれるのかなと思う。
結婚まで無事運べたというのを振り返ると、そんな気がする。



そういえば私、無知すぎて直前まで婚姻届には証人記入欄2人分があるっていうこと知らなかったわけです。
入籍したい日が間近にせまってたので、さーてどうしようとなりまして。
で、今の会社のしゃちょー2人に証人になってもらいました。

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Orange株式会社のCEOはオレンジ色の人、甲斐さん。
そうでないお兄さんがCOOの佐藤永武さん。
今の会社はOrange株式会社という、旅系サービスのベンチャー企業です。
私は、下記サイトの立ち上げまるっとやってます。

tripro VOICE - 明日行きたい旅が見つかるWEBマガジン

今はまだこんなかんじです。
これから大きくしていくので先人のみなさま、アドバイスくださると幸いです。
メディアの成長過程を遠くから見つめてみたい方はぜひFeedlyなんかで登録してやってください。びっくりするほど成長させてやりんす。よしよし。
あとライターとして手伝ってくれる方もゆくゆく募集するような気もするし、もう応募してもらってもよいような気もしますが、ノープラン感が半端無くてすみません。なので、はてな仲間のみなさまもよろしくお願い申し上げます。
ちなみに私もいま1エントリだけ書いてます。

東京湾で大漁!?ハゼ釣りスポット「大井ふ頭中央海浜公園」で爆釣体験 – tripro VOICE

次の時代の釣りガールになれるようにがんばります。
ケーブルテレビとかで釣り番組やりたいです。


そんなこんなでこれからもがんばって生きていきますので、
どうぞよろしくお願いいたします!

仕事中チャットで送られてきたらムカつく文言集

チャット文化万歳。
毎日毎日小さなことにイラついてはメンタルをすり減らす、めんどくさい派遣OLです。
ぜんぜん違うことを書こうと思ってたのに、怒りのピークを迎えたのではけ口にさせてください。

私が働いた会社、どの会社もなんらかのメッセンジャーやチャットを多用する文化が根付いていたのですが、いまの会社はもう口で会話しない程度にはチャット文化。
みんなカキカキ、好きよねえ。そういう私も、カキカキカキカキ。
派遣OLの同僚は、私をハブいてチャットトークしてるようなのですが、打鍵音が交互に聞こえてくるからわかりやすい。悲しいよね。

で、最近どうにも何故かイラっとするワードがあることに気がつきまして。
もう耐えきれないのでここに書いて白日の下に晒すことで、あわよくば共感を得て安心したいという、擦れた性格をお許しください。


イライラワード① : はーい

私 : ○○お願いします!
相手 : はーい

↑この状況。とても多い。イライラ。
はーい、って。なんで間延びしてるの。
なんでこんなにイラつくんでしょ。こっちは丁寧に頼んでるのに、はーい って。そういう気分になる。


イラつくワード② : お願いしますー ←最後に長音符入れるやつ

これも間延び?なんなの?最後に伸ばし記号入れて何かをごまかそうってわけ?頼んでる態度じゃないやん。とか思っちゃう、小さい器の私。


イラつくワード③ : あざます!

なんやねん「あざます」って。
一応書いておくと、「ありがとうございます」の略です。たぶん。あざーっすとかと同類。
まあ正直、これは私が超絶苦手な人が多用してたので嫌いになった可能性が高い。


イラつくワード④ : ちょと

「ちょっと」ってことが言いたいらしい。
可愛げなかんじですかね。
だいぶもうそんな年齢じゃなくなっちゃってるんですがね。


イラつくワード⑤ : ?!←この記号二つ並べて使うやつ

そんなビックリした?
っていうテンションになる。本人のテンションだけ上がってるのかな。わたしならファッ!?くらいにしか使わないけど。さすがにいまの仕事場で使ったことないけど。



私の人間の器が極小すぎて笑えるんですが、あんまり今日はイライラが募って仕方なかったので書きました。
女の子的な周期かもしれん。
そんなチャットめんどくさがりな態度してるから、毎日ハブられてるんですが。
別にいいんだけどさ…はよやめたい…

すべての「イライラ」を根っこから絶ち切る本 (ナガオカ文庫)

すべての「イライラ」を根っこから絶ち切る本 (ナガオカ文庫)

他に仕事しながら本書いてる人ってどうやって時間配分してるの、まじで

好きこそ本になる! はてなブロガー単著祭り2014GW メレ山メレ子さん、醤油手帖さん、てれびのスキマさん、Hagexさんの新刊をプレゼントします - 週刊はてなブログ

みなさん本当におつかれさまです。
すばらしいです。
ブログならだだーっと1000文字くらい適当に書けば形になるのですが、本というのはそういうわけにいかない模様で、まずだだーっと書きたいんですが10万文字くらいは素材がほしいという規模感。
そこから体裁を整えて、商業ラインに乗せるったら、そうとう作家というのも労力の要るお仕事なんだなあと、心から思うわけです。

しかしゴーストライターを使わないで本書いてるみなさんって、一体どうやって書いてるのか本気で気になっています。
けっこう本気です。
どうか教えてください。
理由は聞かないでください。

ブログだったら、まとまった時間15分くらいあればささっと書けちゃうんだけど、本くらいの規模になるとなにやら意気込んでしまうのか、最低1時間はまとまった時間とれないとぜんぜん気持ちが乗らなくないですか。
本なんて細切れにしてみればブログ記事の集まりみたいなものだろう、って思ってたんだけど、どうにも違う。なんだろうねこれ。

だいぶもう時間も費やしてるんですがこれもうダメなのかな。
でもがんばりたいんや。ゴールデンウィークは時間費やす気マンマンでございます。

だから、どなたか、先人のみなさん、
なんかどうしたらいいかコツ教えてください。
やっぱり1週間ぶっ通しで書くとかそういう時間配分のほうがいいんですかね?細切れにするより。


ちなみにこの本が一番「ライター」の仕事について勉強になったけど、
この人はもちろんライターが仕事なので、どちらかというと「兼業ライター」の話を伺いたいです。
みんなほんとすごいわ…いや…がんばらないと…

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法


この人はたしか、ゴーストライター(っていう表現をこの方は避けているけど)の仕事、1ヶ月に1冊のペースでやってて、初稿は1週間で書き上げるって言ってた。うろ覚えなので違ったらすんません。
ライター本業のライフスタイルが垣間見えて、この本自体はとても素晴らしいわけなんだけど、いかんせん今のこの派遣OLライフに照らし合わせられないんですよね、わたしどうしたらいいか。

という愚痴ですもはや。
つべこべいわずやれよ、というわけですね。
はい。


派遣辞めるって言ったら、時給交渉に発展したもよう

さっき派遣元会社から電話がきた。

「派遣先会社さまも、なにか勘付かれていらっしゃるのか、諸手当と時給をUPしたいと言ってくださいまして…」

諸手当は、今少し貰っているのを、倍額にしてくれるらしい。
雀の涙ですが。
時給も、どれだけUPしようとしてるのかわからない。
まあでも、どうせ50円とか100円なんだろうな。

ぶっちゃけ今、時給確か1,600円くらい。
それを例えば100円上げたとして、額面はどれくらいになるの?

えっと、
1600円 * 7.5時間 * 20日 = 240,000 (実際はこんなにもらってないけど)

で、
1700円 * 7.5時間 * 20日 = 255,000


ぜんぜん変わんねえ!!!!



辞める方向で…って言ったんだけどな。
やっぱり辞められると、後任探さなきゃいけないしで、大変だから。色々と手を打つのは当たり前か。
かなり動揺した。
すんなり辞めたかったから。まあ、すんなり辞められると思って高をくくってた部分もありつつ。



ライターか何かでメシ食えたらなーと思い、今いろいろなライティングの仕事もしているのですが(出せるとこから今後ブログでも報告させていただきます)、
結局、「転職」というものになりそうです。

このブログきっかけで話しかけてくれた方のところへ、行ってみようかと。
理由は単純に、面白そうだから。
あと、人が面白い。気が合いそう。何度も夜ご飯やら打ち合わせに顔出させていただいているんですが、なんか気が合う。
今の職場さ、ぶっちゃけ、ぜんぜん気が合わないから…。
1年働いてお腹の底から理解したです。
そして最近ようやく、私が微妙にハブにされてることに気がついた。
私以外のメンバーでチャットとかしてるのねー。
まあねー私、私語へのノリ悪いしね…このお菓子が美味いとかそういう話、ニコニコ聞き流しすぎた。

今お誘いいただいている会社は、まだまだ本当にベンチャー。
だからこそ、いろんなことできそうだし。
そしてちょうど、私のディレクター経験とライター経験が生きそうな仕事ができそうだし。
あ、でも、ぜんぜん無茶するつもりなくて、ゆっくり働くつもりではあるのですが。
ライティングの仕事も平行してやるつもりだし。
書かなきゃしぬ。


そんなこんなで、この3ヶ月はめまぐるしすぎてついてけない。
ブログも更新頻度ちょっと落ちてるけど、このブログと読んでくださる方がいらっしゃったからこその、今の私。
だから、一生大事にしていきたい。
はてなブログありがとう。人生変わったわ。


やっとぐちゃぐちゃになった時期から1年が経過して、いい出会いがあって、
自分のペースで働く環境に出会えた気がします。
どんどん、やりたいことに近づけてる気がする。
やりたいことっていうのは明確に形として目の前にあるわけじゃないんだけど、
なりたい環境に近づいている、というか。


まあ、人生どうなるかわかんないけど!
またすぐに派遣になるかもしれないし、なるべく跡を濁さないように努力しつつ辞めよう。
そういう揺さぶりみたいなの、ほんと嫌だから、まじでもう会社行きたくないんですが。
はーがんばろ。
引き続きよろしくお願いいたします。


嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

会社休むのに理由なんていらない

本当、社畜みたいな話なんですが、
今までずっと、会社休むための理由を探して、やっとのことで休んでた。
例えば、日中しか通院できないので、とか。犬がちょっと風邪気味なので、とか。適当に言っては、社会ってめんどくさいなーって思ったり。
派遣社員になってもこんなことクネクネ考えるんだもん、正社員のときはそんな言い訳じみた手を使ってでも休もう、とさえ思わなかった。

でも、今日は思い切って、
「私用でお休みいただきます」
って昨日のうちにそれだけ伝えて、休んだ。
「私用ってなんだよ」
って誰かは思うかもしれないけど、そんなの自分に関係ない。

しかも私用っていうのもおこがましく、単純に
今週5日も働きたくないからやーすもー
ってかんじで休んだ。
最近、転職準備やら結婚準備やら引っ越し準備やらで、土日もあんまり休まってなかったので、
派遣の仕事してる場合じゃないというか、そんな気分になってるから。
こういう「会社行きたくない」という、ワガママだけど素直な気持ちを噛み殺して働き詰めした結果、精神も身体も壊してきたのが今までの働き方だった。
無理して働いても自分には当然良くないし、会社にも良くない。
辞められちゃったら、引き継ぎコストもかかる。


そもそも肉体的・精神的に無理して会社行って誉められることってあるのかな。
皆勤賞があるわけでもないんだから。(ある会社も知ってるけど、どうでもいい)
健康で長く働くのが、会社にとっても幸せな状態だと思うし。
無理する必要なんてない。


というわけで、今日まったり休めたのでちょっと元気になった。
派遣辞めるまであと3ヶ月…めんどくさいけど、契約なのでがんばります。


心を削らない働き方 ほんとうの自信を育てる6つのレッスン

心を削らない働き方 ほんとうの自信を育てる6つのレッスン

人生の「レール」なんて幻想に過ぎない

大学を卒業して、就職して、30歳のちょっと前に産休からの出産して、35歳くらいからは要職について、定年まで仕事する。
そんな人生なんだろうな、とどこかで思っていた。それが私にとっての「レール」だった。

それが完全に幻想で、ある一種の固定観念であると心から認識できたのは、やっとここ最近。
ずっと、自分だけは登りつめられると思ってたし、それが幸せに繋がるに違いないと思ってたから。

でも派遣やってみて、その中でいろんな人たちの考え方に触れながら、やっと認識が変わってきた。
レールなんてそもそもなかった。しかも思い描いていたレールに沿った人生って、案外つまんなかった。勝手に妄想したレールに沿わせて自分を抑え込んでまで生きることは、全くなかった。


派遣社員になって時間ができて、ライティングのお仕事を個人で受けるようになって、やっと始めて仕事って面白いって思えるようになったです。
人から感謝されてお金もいただけて、なんて幸せなんだろうと。
私の固定観念レールには、フリーランスの文字は一切なかった、というか憧れはあったけどスーパーエンジニアとかデザイナーとかにしかなれないものだと思ってた。でも案外、一度挑戦してみると、道が開けるというか、思いもしない方向からいろんなお話がいただけるようになるもので。

固定観念レールに沿って生きるのは実は幸せじゃなくて、人それぞれ自分の生きやすい仕事とか暮らしを、固定観念レールを取っ払って生きてみるのが実は面白いし幸せな時間を増やす近道なんじゃないかしら、と最近では思います。レール外れて生きてるような気がしてたことを、今やっと恥ずかしく思わなくなった、というか。やっとそんな心境に心からなることができた、というか。


しかし去年の今頃は、ちょうど正社員を辞めようと足掻いてた時期で、精神も肉体もボロボロだったんです。胃腸科通ってたし。初めて胃カメラ飲んだのもこの時期。胃カメラデビューから1周年ですわ。
それで3月末で辞めて、1ヶ月ニートして、5月中旬から今の派遣。ブログを本格的に取り組めるようになったのは、派遣の仕事も慣れた8月頃。当時は、そこそこいい大学出してもらってこのざまである、と思って恥ずかしくて派遣先でずっと下向いて歩いてた、知り合いと出会ったらどうしようと思って。

そんなこんなで派遣暮らしも1年になろうとしてる。で、6月末に辞める。フリーランスだかなんだかわかんないけど、とりあえず辞めても生きていけそうなので、辞めてみる。
人生わからんもんです。生きててよかった。


すりへらない心をつくるシンプルな習慣 (朝日新書)

すりへらない心をつくるシンプルな習慣 (朝日新書)


これ、良かったっす。一番苦しい時に読んでいたかった。

最初の3年だけでは仕事人生決まらない

最初の3年で仕事人生の大半が決まる説 - sudoken Blog


この方は、ずっと順調だったから言えるんですよね。
この記事を、もがき苦しんでた社会人生活3年目とかに見てたら、致命的なダメージ受けてるとこだった。

最初の3年だけでほとんどが決定するなんてあり得ない。変わりたいと思えばいつだって変われる。辛ければいつだって辞めてもいい、逃げてもいい。

最初に就職した会社が不本意な業界や仕事だった場合、無理して3年も働く必要ない。やりたいことがあるなら、転職なり起業なりをいつだって考えてもいい。
自分が望んだ仕事や会社に新卒で就職できたとしても、やってみたら環境も仕事内容もあいませんでした、ってこともあるはず。そんな状況で神経すり減らして働く必要は全くない。いつだって自分の心と身体を最優先にしないと、ある意味最初の3年のせいで一生再起不能な病気を発症するかもしれない。

最初の3年で決まるから全力で辞めずに頑張らないと!って、新卒の子たちがあの記事見たら絶対思っちゃうと思う。
でも、忘れないで欲しい。そんな区切りなんてない、人生いつだって転機はあるし、たとえ3年を不意に使ってしまっても仕事人生すべてが駄目になるなんてことはない。

すべての人がが順風満帆なキャリアを積めるわけじゃないから。
脱落したら終わり、みたいに思わないでほしい。
私みたいに、派遣OLになるという、世間的には「脱落」に見える選択が、今まで想像もしなかったフィールドでお仕事させてもらえることに繋がる時だってある。最初の3年とは全く違うキャリアだし、仕事観になったけど、どんどん人生楽しくなってると感じてる。最初の3年に固執してたら、ゲーム業界辞めようとは思わなかったはず。

人生も価値観も人の数だけあるので、最初の3年で仕事人生決まる人もいるのかもしれない。でも、そうじゃない人もたくさんいる。
って、まだ始まってもいない会社員生活に不安を抱いたり、大きすぎるやる気を抱えたりしている新卒のみなさまに届くといいな。


そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか

そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか


もし悩んだらこういう類の本読んで、会社員生活だけがすべてじゃないという認識を持ってみるのが、精神衛生上よいです。私はそうでした。

スタートアップ企業が最初に採用すべきWebディレクターの選び方

最近、とあるスタートアップ/ベンチャー界隈の企業さんとお話する機会がありまして。

「うちにはまだ「Webディレクター」という人がいないのだけど、ついに採用しようと思っている。でも選び方がわからない」

という話をいただきました。
確かに、一度もWeb界隈で働いたことがなかったり、Webディレクターという人種とあまり接していたことのない人しか創業メンバーにいなかったりすると、選ぶもなにも基準がない、といったところかと思います。
そういう私も、スタートアップで採用活動はしたことないので、これが一概に正しいとは言えないけど、その時アドバイスしてみたことを一度文章化してみようと今ブログ書いてみています。
もしご意見がありましたら、コメントなりブコメしていただけますと、本気でWebディレクターを探している人達の役に立てると思うので、どうぞよろしくお願いいたします。


私がその時アドバイスしてみたことは…


KPIが自分で設定でき、PDCAを回せる人を選ぶ

Webディレクターにも二種類いると思ってて、

・コンテンツのクリエイティブを作り出すのが得意な、0から1を生み出すタイプ
・運営フェーズが得意で、数値を見て細かな改善を回す、1から100にするタイプ

ちょうど、絵描きが得意な「グラフィッカー」と、UI設計が得意な「デザイナー」みたいな?
同じ二次元を扱うのでも違うように、ディレクターにも2種類いるんじゃないかな?と。

で、今回の場合だときっと、創業者や創業メンバーがすでにサービスへの哲学を固めていて、それを実現するためのプロトタイプは制作されていたり、すでにリリースはしていたりして。
なので、すでにあるものをどんどん良くするスキルを持ったタイプがよいです。
だから、サービスを出しっ放しではなく、運営フェーズを経験したことがあるというのは必須で。
Analyticsなどを用いた経験があって、自分でKPIを設定できてPDCA回せるのがいいと思います。


KPIを設定できるスキルを持っているか確かめるには、実際に数分サービスを触ってもらったりして、改善点を聞けばわかるはず。
ここのボタンの配置が悪いと思うからクリック取りながらA/Bテストしましょう、とか。
そういう改善点とKPIの設定が同時に考えられる人がいいと思うんですがいかがでしょう。


自分で課題を抽出・整理してタスクに落とし込める人

KPIの設定とも似てるんですが、KPIだけではなくて、任されたサービス全体の課題を拾いだして整理し、優先順位をつけてエンジニア・デザイナーとガシガシ改善タスクを回すような経験のある人がいいです。
ディレクターなんだから当然そういう経験がある、と思いきや、すでにタスク化された状態の仕事しかやったことない「Webディレクター」というものも存在すると思うので。特に大手でしか働いたことのない人。
意外と、タスク管理経験って仕事でしか積めないし、経験がモノを言うところもあるので、ないがしろにはできないです。


内製ディレクターの経験がある人

エンジニアとデザイナーと、ディレクターと3人で顔を合わせて仕事したことがある人。
顔を合わせて仕事するのと、外注エンジニアやデザイナーに頼んで仕事するのとは、全然感覚が違うので。
外注だったらポイポイと投げられるタスクも、内製で疲弊しきったエンジニアを目の前にしてポイポイ投げられるか?という感覚的な部分って、意外とけっこう大きいと思ってます。
だから、内製経験のある人は、タスク管理ももっとシビアにやれていると思っております。


創業者の意図を汲める人

性格の問題にもなるのかもしれないけど、あんまり頑固なクリエイター気質で「自分のサービスをリリースしたいです!!!!」ってなっている人は、たぶん創業者にとってはその人のハンドリングが大変になっちゃうので、むずかしいのでは、と思います。
あくまで「やりたいことを実現してくれる人」を採用すべきで、クリエイターすぎる人は違うのかな、と。
ゴーストライターのような存在が得意なWebディレクター、っていうんですかね…。

でも、クリエイター気質の人を雇って、衝突しながら良いものを作る、という方向もありますが。
雇うからにはある程度覚悟しなきゃいけないですね。


やっぱり最後は、気が合いそうな人

少人数で缶詰になる人間を選ぶわけですから、直感的にこの人は違うな、という人はやっぱりこの段階では雇えないと思います。
もう少し事業が拡大して雇える人数が増えたら、いろんなタイプの人を呼んで様々な意見を集約すればいいんですが、スタートアップの忙しさの中で、目に見えないいさかいを調整する暇はないと思うので。
ディレクターの腕も大事ですが、結局は雰囲気が合わないと、うまく回らない部分が出てくるものかと思います。にんげんだもの。



とまあ偉そうに書いてみました。
私がその時その企業さんにアドバイスさせていただいたことなので、正解不正解とかは状況によってもサービスによっても違うだろうし、ご参考までに。

でもWebディレクターっていうのはやっぱり雇うと良いですよー、エンジニアやデザイナーと違って誰にでもできそうな気がするかもしれませんが、やっぱりプロの仕事は違います。良い人と出会えたら、どんどん開発が円滑に進んで、きっとびっくりされると思います。
なんて、ディレクターのハードルを上げてみておきました。えっへん。


リーン・スタートアップ

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小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

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初めて個人で仕事を受けて、感涙しちゃった

正社員生活を辞して派遣OLやってみた。でも、やっぱり雇われが向いてないんじゃないかと感じて。結果、いまは個人事業主(フリーランス)として働けないか模索中。


そんな中、運良くご縁があって、数ヶ所からお仕事をいただいて。
初めて、自分で仕事を取ってきて、自分の力で仕事を進めて、そして納品。
やり切った感もあったけど。
一番嬉しかったのは、

「迅速かつ丁寧なお仕事、ありがとうございます」

って言ってもらえたこと。
けっこう本気で、感動して、泣きそうになった。


他の誰でもない私が、感謝されてる。
友だちでも知り合いでもない人に。
私が仕事したことによって、本気で助かってくれている人がいる。

こんなに、やりがいってものをストレートに感じたこと、今までの仕事ではなかった。
本当にやってよかったと思うし、もっとやりたいと素直に思える。

そして、自分の仕事に対して報酬をいただける喜び。上司に媚びへつらう我慢料をいただくわけじゃない、成果物に対して報酬が支払われる。この単純さが、私にとってとても気持ちよい。


会社でしかできない仕事もいっぱいあるし、給料ってすごく安心を与えてくれる制度だけど、こういう働き方もめっちゃ楽しいかも。
もちろん他の誰のせいにもできないから辛いとこもあるだろうけど。今の私には、それはむしろ面白さに感じる。


いまフルタイムで派遣で働きながら、いろいろチャレンジさせてもらってるから、なんかもーもっとやりたいけどできてないこともあって、ほんとすみませんすみませんってかんじなのですが、
けっこう楽しく生きてます。
去年の自分は、明日死ぬかもしれない気持ちで生きてたから。
毎日が楽しい今の時間に感謝します。


そろそろ読んでみる時期にきた。
この本良さそうだけど、いい本あればご紹介いただけると嬉しいです。

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

ジープラの「派遣斬り」、何かのきっかけにならないかな

いや、こういうことあってもおかしくないよね、って想像することはあっても、実際にあるとびっくりします。

市況かぶさんのが不謹慎ながら笑ってしまった。

派遣斬り事件があったグリー傘下のジープラ「一緒に興奮を味わえる仲間を募集しております」 : 市況かぶ全力2階建


もう私はソシャゲ業界から足を洗ってしまったのでラクガキだと思って読んでいただければ幸いなんですが。
この加害者の動機とかぜんぜんわからないですが、これを機に労基とか入って、ソシャゲ業界で当たり前になってる長時間労働が緩和できるような規制でも敷いてくれたら嬉しいなあ。

ソシャゲ運営って、24時間営業の小売業と一緒だと思ってるんです。
24時間絶え間無くサービスして、商品を入れ替えたり陳列したり、季節モノなんか売り出したり。
24時間営業のコンビニは当然のようにシフト制で働いてるのに、なんでソシャゲ運営は交代もしないで寝ないで働いてるんだろう。

しかもたちが悪いのは、寝ないで働くのが当たり前、それがかっこいいって思うワーカーホリック的な人がリーダークラスにいることの多いこと。若いからね。あと独身の場合が多いかも。有り余るエネルギー。そして仕事ができちゃう人が多い。
だから、周りにも自分と同じレベルを要求する。

そんな人が全てじゃないとは祈ってますが、なんらか労動を管理していただかないと、いろいろな要因で死者が出そう。
24時間営業だし、確かに時間かけて頑張れば頑張るほど、売り上げは立つ場合が多いから。頑張っちゃうんだけど。
健全じゃないよな。そんな現場から健全なソシャゲ生まれるのかな。頑張りたい人•頑張れる人だけが生き残ってく。そんな業界でいいのか、わからんです。


今回の事件とは何の関係もない(かもしれない)考察だけど、ふとニュースを見て、思ってたこと文章にしてみました。私の昼休みが費やされたけどいいや。

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)