メニエール病に片足突っ込んだらしいです
ゴールデンウィーク、散々でした。
初日に久しぶりにでかい目眩に襲われて寝込んだのを皮切りに、ずっとうっすら目眩が続くなか我慢して新幹線乗って義実家へ。途中まあまあ良かったものの、娘と一緒にブランコ乗ったら3往復くらいで吐きそうになるなどしつつも無事帰省を済ませたと思いきや最終日にまた発作。義母に病院に運んでもらって(本当に申し訳なさすぎた)、そこで出た診断名が
低音障害型感音難聴
突発性難聴の一種だそう。
で、これが悪化などすると、なんとなく名前はみんな知ってるあの
メニエール病
に移行するのだそうです。
しっかしもう難聴だけじゃなくてガッツリ目眩入ってるから、今後メニエール病ですって言われる可能性高いだろうなーとは思います。
でも難聴の自覚はいまだありません。左耳だけ低音が聞こえにくくなってるらしいけど。わからんもんですね。それが怖い。早期発見で治る可能性高いらしいので、目眩に悩む人は早急に耳鼻科行ってくださいませ、お願いです。
私は紹介状書いてもらったので、また明日自宅近くの耳鼻科行きます。
ここからは弱音。。
5月から第二子の育休明けてようやくフルタイムで働ける、頑張らなきゃ、と自分を奮い立たせた矢先にこれですよ。ぴえんこえてふつうに泣く。
仕事人間にはなりたくない人間なのですが、それでもやっぱり育児も仕事も両方がんばってる奴がカッコいいみたいな価値観が自分の中に根付いてて、そして両輪あるから両方うまくいく気がするなって最近では思ってたんです。なんていうか、どっちかだけだと潰れそうになるんだけど、どっちもほどほどに時間割くのが快適、というか。例えば育児だけだと明らかに辛いし。仕事だけだと、なぜか頑張りすぎて自壊するタイプらしいし。
だから仕事もそれなりにやれるだけ頑張って、そんで給料上げて、快適に暮らして、2人の子も育て上げ、できれば第三子も(いやこれは高望みなのだろうか)みたいな気持ちだったんですよね。
ところが復帰早々これだもの。
仕事もろくにできない。おまけにめまいのせいで育児だってままならない。
健康なくしてはなんにもならないですね本当に。ここは我慢のしどころだと言い聞かせて、ちゃんと通院します。治そう。
2022年度は。
身体ちゃんと治す。
そして仕事でちゃんと実績作って給料上げるぞ。
じゃないと、快適な暮らしと第三子への夢が霧散してしまうよね。いや多少お金なくてももう1人産ませてほしいのが日本への本音だけども、だけども私の給料がミジンコのままだともう1人養育するイメージできないから。なんとかしなければ。なんとかしなければ!!!
という自分への応援メッセージ書きました。
ここ数日わりと落ち込んでたんですが、よくある定型句で前向きに表現すれば「充電期間」とか言うやつですかね。充電?いやぜんぜん充電なんかできないわ。電池ゲージは真っ赤のままだけど、生き続けるとしたら前向きに捉えておいたほうがいいだけ。まだ終わってない。まだ諦める段階じゃない。
とりあえず非常に面倒だし会社にも迷惑はかけますが、通院がんばります。身体治すぞ。話はそれからだ。
ワーママは「よくばり」と言われるが言い返せないでいる
ことの発端はママ界隈のTwitterだと思う。私もTwitterで火の手を確認したけど、こちらの記事にもまとまっていたのでよろしければご参考までに。
「仕事も」「子育ても」って欲張りセットなのかな。って考えてしまってメンタルの闇が拡大していくのを察知したので、とりあえず気持ちを整理するために書き殴ります。なのでとりとめがない仕上がりになると思います。
なぜ必要以上にこの問題が心に刺さったのかというと、今まさに「仕事」と「子育て」の間に挟まれてもがいているところだから。
いま私は育休中。第二子がもうすぐ生後七ヶ月になり、離乳食二回食をそろそろスタートしなくてはいけなくて、そうなると想像以上に忙しくて常に誰かのメシを作ってる人みたいになるんですよね。離乳食ってベビーフードに頼ってても忙しい。お湯でのばしたり、解凍したり、混ぜたり、そして汚したら着替えまでさせたりしてフルコースだと結局1時間くらいかかりません??
おまけにわんぱく3歳児がいて、保育園お迎え行かなきゃいけなくて、延長保育を認めてもらえなかった(ただの育休中のひとは延長保育不可なんですよ日本)ので16時半までに行くのですが、まあまっすぐ帰らない。大人の徒歩5分の距離を平気で2時間~3時間とかかけて帰りますからねすごいです本当に。
こうなると本当に日々なにかに追われており、平日のうち、赤ちゃんが運良く寝てくれたらいまこれを書いている朝の30分くらいが自分の時間、そして1回目の離乳食後の2時間~3時間くらいをなんとか捻出して自分の時間とすることができるというのがいまの自分の状況です。
で、育休中なのになんで自分の時間を捻出する必要があるのか。
私はありがたいことにコロナ前からほぼフルリモートで働いていて、時間さえあれば我が零細ベンチャー企業のお仕事を少しでも手伝えるので、ちょっとは仕事手伝いたいなと思ってるんです。社長含めて社員6人でやってるのに、私は自分の人生を優先して2回も育休取得して。そういう状況なので、自分のできる範囲(あと制度上差し支えない限り)でいっちょ噛みしたい。
でもそれはきっと「よくばり」なのかな。
育休中は休めって話だし。仕事は私がいなくても回るのは事実。
だけど今になって、ようやく、いろんな種まきが開花しそうで、蕾が膨らんできてるのに、そういうちょっとオイシイところに携われないのが本当に辛くて。このベンチャー入って苦節7年でしょうか(もはや「ベンチャー」とはなにかってかんじですが)。やっとやっと、成立しそうなサービスを作ることができて。花開いていくのを横目に、私は盛大に漏れたおむつを取り替えてたりする。
じゃあ子ども作るなって話なのか。
不妊治療してようやく授かった、かけがえのない存在。今や子どものいない人生は考えられないし、2人のためにより仕事がんばろうって思えてる節もある。
子どもがいない人生もまたひとつ選択肢としてあるだろうけど、私は子どもがいる人生を歩む決意をした。であればどうしても30代で産んで、手のかかる時期を過ごさなきゃいけない。できれば子どもは2、3人欲しかったし。それを叶えるためには今産むしかないわけで。
「よくばり」と言われようとも、両立するしかないのだよね。
20代はわりと「なるべく仕事したくないマン」だったんですけどね。というのも仕事にのめり込みすぎて、というかブラックな労働スタイルで身体と心を壊して適応障害の診断がくだりまして、その結果「仕事したくない」ってなってました。
でもなんでだか最近は仕事前向きです。まあなんらか成功したいんだと思います。成功するかもしれないというのが如実に見えてきたからさらにいま仕事したいなって思うようになってきたのかもという現金なヤツです。でも仕事だけにのめり込みたいかというと、既往持ちからするとのめり込みすぎるのは良くないのはわかってる。
逆に仕事しないで専業主婦するという選択肢もあるといえばあるのかもしれないですけど、私はそんなに育児自体向いてないっぽいし、仕事と育児両方やってるくらいが子どもと向き合うにあたってもちょうどいいのかなというのが最近の所感です。コロナ禍のおかげでさらによくわかりました、登園自粛中は本当にちょっとおかしくなってたかもしれないなと振り返れば思うくらいです。
「よくばり」と言われようとも、「仕事」と「子育て」の両輪を回すのが、もしかしたら私にとってはちょうどいい、のかもしれない。
両輪を回すその過程で、「よくばり」と言われたり、仕事方面・育児方面問わず関係各所にご迷惑をおかけするのかもしれないけれど。どっちもやってるんだから私偉い。みんな偉い。ワーママもワーパパも偉いよ。社会全体で見れば子どもが出生してくれないと成り立たないわけなんだから、社会が自分に寄り添ってくれる・寄り添ってくれていると信じて、自信持って生きてこ。自信持って育児して、仕事して。そんなキラッキラみなぎるパワーな人実在するのか知らんけど。輝いてなくても、その時の自分なりに、できる範囲で自信持って仕事して育児してく。それがいいのかもしれない。
あれ?意外といいかんじの着地になってびっくり。やっぱり書くと思考がすっきりするし、なぜだか前向きになれる。
ワーママはよくばり、でいいんじゃね?
まあ絶対行政には言われたくないけどな!!
リモートワーク歴5年、企業やチームが導入するコツと知見です
業種によってはあまり参考にならないとは思いますが、アウトプットがオンラインでほぼ完結するお仕事の方はリモートワークは十分可能だと思います。たとえチームで開発していたとしても。
うちの夫の職業もITというかスマホゲーの開発職なのに、なんでかリモートワークにならない。出社しなくても仕事できるはずなのに。
どうにか夫の職場の偉い人が読んでくれて、リモートワークになったらいいけど、零細ITベンチャーの実践してることを読んでくれてもなんにも響かないかもしれないな。
前置きから愚痴が含まれておりましたが、他の誰かの役には立てるかもしれないという期待を込めて、書かせていただきます。
前提
・私はITベンチャー企業のディレクターです
・社員数は現在6名
・もともと出社の少ない会社だったのですが、会社が突然港区から成田に引っ越したので、フルリモート状態に強制的になりました(約2年半前)
・私自身は1歳児の母業務もありフルリモートめちゃくちゃ助かってるので、なんとかして推進したい派
どうやってるか
紆余曲折あって、今は下記の運用でうまくいっています。
・Slackに「Slack支社」というチャンネルを作って、「支社に出社」するという概念を作った
・13時~18時をコアタイムとして、支社に出社するか、しないとしても連絡とれる状態にしておくルールにした
・業務の終わりに日報を書くことにした(重要なのは「所感」)
・週1~2回はオンラインミーティングで顔合わせ
・月1~2回はオフラインミーティングで顔合わせ(できればランチ・夜ご飯も一緒に)
Slack支社
randomチャンネルよりさらにどうでもいい、保存する必要がない会話したいときに使うチャンネル。このチャンネルでSlackコール(ビデオ通話)を立ち上げて、そこに顔を出すことを「支社に出社」すると言ってます。なので、基本ビデオ通話繋ぎっぱなしで仕事しています。慣れるまでは顔晒して仕事するなんて無理と思ってましたが、慣れればどうってことないです。休憩したいときはマイクOFFにして、リビングでゆっくりお茶するときもあります。
ビデオ通話で雑談したり、チャンネル内でテキストで雑談したりすることもあります。流れても良い内容を書く前提なので、チャンネルを荒らしまくってもOK(故意には荒らさないでほしいけど)。
昨日は私はどのショールを編んでほしいか、同僚にSlack支社で聞いてました。
このSlack支社チャンネルはけっこう重要です。というのも、「気軽にコミュニケーションを取れる状態を作る」というのは、リモートワークにとっては重要だからです。チームごとに1つあるといいんじゃないかと思います。
ちなみに、弊社エンジニアはオンライン繋ぎっぱなしはどうしても苦手なようなので、繋ぎっぱなしにはしてません。必要なときに電話したりコールに入ってもらえばいいだけですし(すぐ電話とってくれるし)。
コアタイムの設定
「この時間内なら連絡とれるようにしておく」というルール決めは必須だと思います。昔、これをやらずに、昼夜逆転したエンジニアと連絡とれずに作業進めなければならなくなって辛かったです…
業務の終わりに日報・所感を書く
業務を何したか、もちろん知りたいところですが、私が大事だなと思うのは「所感」です。
弊社のnippoチャンネルはこんなかんじで、Slackのワークフローという機能を使って投稿しやすくしています。
所感は一応任意なのですが、所感ほんとに重要。
というのも、リモートワークだとどうしても雑談時間が少なく、メンバーがなにを考えているかとか、どんな人なのかとか、知る時間が少なくなりがち。意外とチーム作業ってそういうところ大事だったりしませんか、人間だもの。メンバーの考えていることとか趣味趣向とかが少しでも垣間見えるきっかけになるのが、「所感」枠になってます。
なお、私の日報を若干晒すので、私の人となりを垣間見てください。
※にっぽー送信時間が遅いのは、私は寝る前にスマホから送ることにしているからであって、直前まで仕事しているわけではありません
※子どもがリビングでぎゃーぎゃー遊んでいる間にチラ見しても面白い映画等を募集しています、ぜひ教えてください
週1~2回のオンラインミーティング
会社の全体的な動きを共有する「全体mtg」は週1回、会社のメインプロジェクトに関するミーティングは週2回おこなっています。これは面倒でも週1~2回はやらないと、コミュニケーションミスが発生したり業務に支障をきたすこともあるので、必須だと思います。
定例でやっていなかった時期もあったのですが、やっぱり迷走します。日々の業務だけ淡々と終わらせるためには不要なミーティング。だけど、週1回くらいは、会社がいまどういう状況で、どうなっていきたいのかの意思疎通はしないと、各々の業務での判断に狂いが出るらしいということがわかりました。
月1~2回のオフラインミーティング(できればランチ・夜ご飯も一緒に。)
対面のミーティングです。これはどんなに期間が空いても月に1度はしています。
リモートワークですが、やっぱり定期的に会わないとコミュニケーションがなぜかどんどん取りにくくなります。温度感のすり合わせは、同じ空間にいないと難しいものなのかな? オフラインミーティングは、オンラインミーティングと内容はほぼ一緒ですが、会ったあとは自分のやるべきことが明確になって、仕事に集中しやすい気がします。人間って不思議だけど、会えるなら月1は会ったほうが結果的に効率よくアウトプットできるようになる、というのがこの5年間の実践結果です。
そしてできればランチ・夜ご飯を一緒に食べて、普段話せないどうでもいいことをいっぱい話せたほうがいいと思います。
以上によりそれなりにうまくいっているので、リモートワークは私は大賛成派です。通勤時間がない分、子どもと一緒にいられる時間も長いのも嬉しい。
企業やチームにより最適解は異なると思うのですが、いろいろ試すとうまくいくと思うんだけどなあ。
ちなみに、新メンバーが入るとたいてい何か問題が起きます。それはその都度、臨機応変に対応して今に至ります。たとえば、新メンバーが慣れるまでは会社への出社を多くするとかで対応してきました。なんとかなったので、みなさんもなんとかなるとおもいます(生存バイアス)
出産しました。
大変ご無沙汰してしまいました。
7月のめちゃくちゃ暑い日のこと、クーラーの効いた病室で誘発分娩による陣痛に3日間耐えた末、3190gの女の子に対面することができました。
妊娠中からブログにて愚痴りまくっておりましたので、もしかしたら安否を気遣う御方がいらっしゃる可能性もあると思いまして、ご報告させていただきます。
不妊治療からはじまって流産も経験し、つわりもバッチリ食らいつつ、妊娠後期は胃酸の逆流と腰の痛みで寝込みがちになってからの予定日超過の誘発分娩。このあたりはせっかくなのでまたどこかに書くとして。とにかく無事赤子を抱っこできて、本当に良かった。
まもなく出産から1ヶ月になろうとしています。赤ちゃんってなんて可愛いんだろうと月並みな感想ばかりが思い浮かぶ昨今です。
が、みんなもれなくぶち当たる産後の痛みやら精神不安定やら、そして急にはじまる赤ちゃんとの暮らしへの困惑と恐怖と、さらに3時間おきの授乳による寝不足というHPもMPも削られるハードスケジュールに朽ち果てそうになってました。しかしそれもここ1週間くらいでようやく身体が慣れてきて、赤ちゃん可愛いという月並みな言葉を月並みに発せられるようになったところでございます。
そうやって少し余裕が出てくると、ふと、この先のことを考える瞬間が出てきまして。
ほんと、どうするんですかね。保育園戦争の最前線・武蔵小杉で子を産み落としてしまって。私も来年の1月に日本死ねと叫ぶことになるのでしょうか。
というかそもそも0歳児を預けて働く暮らしがまだ想像しきれない。いや、預けなきゃいけないのか?どうしたいんだろう、私。そうだなー、来年4月からは子どもの面倒をみながら必要なときに保育園に預けたりして最低限の仕事をリモートでして収入は今よりほしいわ。家族増えたわけだしね。そんな暮らし希望。
…残念なことに現実の話すると、0歳で保育園入れないと、1歳で入れようなんて夢のまた夢らしいので、とりあえず0歳で入れようと努力する予定です。というかすでに努力してて、妊娠中に16園ほど見学に行きました。まあ全部落とされるんだろうけどさ。
武蔵小杉は私のようなお上りさんにも優しい、というか私と同じようなスペックの家族が多い気がするそんな街なので、子育て世代の住み心地が絶妙に良くって、その上いろんな場所へのアクセスも抜群で、好きなのは好きなんです。ただ、だからこその保育園戦争。さーてどうなるんだろ。
そしてそもそも、可愛い盛りの子どもを預けてまで働く価値のある仕事ってなんだろ、というのもありつつ。当然収入との兼ね合いもありますが。あと忙しすぎるとすぐ壊れる豆腐メンタル女としては、体力と精神面のことも考慮しないといけないです。まあ、まだ時間はあるので、いろいろとゆっくり考えるつもりです。
ちなみに武蔵小杉住みですが、タワマン住人ではありません。そういう側面で見ても経済的には下層民なはずなので、もしかしたら保育園いけるんじゃねという希望あります(最終的に収入低い順に保育園入れるので)。
ほんと人生どうなるんだろう。ワクワクするような、こわいような。
話題の「ティール組織」読んだけど、やる気が出ない
社長が最近、新興宗教覚えたてのように「ティール組織」「ティール組織」言うものだから、大した興味はなかったけれど重い腰を上げて読んでみた。
- 作者: フレデリック・ラルー,嘉村賢州,鈴木立哉
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2018/01/24
- メディア: 単行本
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組織論、嫌いじゃなくていろいろ読んだことはある。
でもいま私、お腹に子どもを抱えている身でして、どちらかというと
「組織"論"とかいう論理はどうでもいいから、いま、私がもっと快適に生きられたらなんでもいいんです」
というモードに突入していて、なかなか読む気にならなかった。
それでも読んだのには理由があって。
読んだ理由とわたしのスペック
仕事のやる気が出ないのを、解決したい。
それが理由です。
やる気が出ない理由はなんとなくはわかってまして。
妊娠中のためいろんなチャレンジがしにくい、ということから端を発してかなり悪い螺旋階段を下ってる気分です。
今の仕事がイマイチだからって新しいことはじめたいと言っても、あと2ヶ月で産休。そして体調がぜんぜん安定しなくて期限のある仕事を引き受けにくいから極力避けてる。というわけで大事な仕事や大きな仕事はなく、話すのもはばかられるような単純作業に興じる毎日を送っている昨今。こんなことに1日8時間費やしてる自分が情けなくて、なんとか現状変えたいけど、変えようという余力はない。ただただむなしい。
いっそ仕事辞めたいって妊娠初期のころから言ってるけど、でも産休→育休コンボに代えられるものはなく、あと2ヶ月耐え忍ぶしかないなーって思ってる。
耐え忍ぶっていうのは精神衛生上は大変よろしくない。この状況を端的にいうと、やる気が出ない、ってことかなと。
上記を踏まえまして、以下私のスペックです。
・アラサー女
・ベンチャー企業勤務(ベンチャーという定義はよくわからないけど、そう自称してる)
・社長含めだいたい4人くらいで会社回してる
こんな人間ですけど、すごいざざーっと興味のあるところだけとりあえずすくって読みました、「ティール組織」。
「ティール組織」って性善説→やる気のない人間はどうしたらいいの
結局「ティール組織」は、こちらの「ティール組織とは?3つのエッセンスの基本を実務的に丁寧に解説!」を引用させていただくと
「社長や上司がマイクロマネジメントをしなくても、組織の目的実現に向けて進むことが出来ている、独自の工夫に溢れた組織」
というわけでして。
これって結局、やる気がない(やる気を出す余力がない)人間は、いったいどうしたらいいんでしょう。
「ティール組織」の特徴
「ティール組織」の特徴は以下の3つだ、って書評で表現してくれている方を見かけて、すごくわかりやすい書評だったので引用させていただきます。
・セルフマネジメント (自主経営)
・ホールネス (全体性)
・存在目的
簡単に言いますと、セルフマネジメントというのは「ある程度決定権を持っていろいろやる・やれる」こと。私が読んだ組織論的な本で言えば、マッキンゼーの採用について書かれてたあの「採用基準」の組織に近い印象。
ホールネスは「会社で仮面をかぶることなく自分らしくいられるか」というかんじ。
存在目的は「会社のステートメントやミッションに対して自分として自分らしく、どう貢献できるか」みたいなかんじ?
詳しくはこちらの記事が頑張って解説しているけど、正直、本を読んだあとじゃないとあんまり理解できなかった。
やる気のない人間はどうするか
人間誰しも仕事にやる気を出せないタイミングがある。家庭のこと、体調のこと、などなど。
そういうのもひっくるめて会社に出社する(ホールネス)。
そしたら組織としては、たぶん「お互い様」というわけで、カバーしてくれたりするんだと思う。ティール組織の考え方であれば。私が産休明けに活躍してくれるはずだということを期待して。
ただ私が解決したかったのは、いま現時点のこの行き詰まり感なんだけど、それは結局時間経過でしか解決できないってことなんだろうか。
たぶんティール組織であれば、そういうのも仲間に助言を求めてもらったほうが良いってことになるんだろうけど。波風立てたくないという気持ちのほうが強くて。
健康にも家庭にも問題ないけど別に仕事そんなに頑張りたくないんですが、という人にとっては酷な理論な気はする。
でもそんな人さえやる気が勝手に出ちゃうような組織を作れたらまあ最高だとは思います。でもすんごい性善説だな。世の中そういうふうになっていけばいいけど、そんな世界に染まったらそれはそれで眩しすぎて住みづらいかもしれない。
ベンチャー企業と「ティール組織」
せっかくなので、ベンチャー社員として、この本読んだ感想をつらつらと。
うちみたいな小さい組織ではすでにほぼ「ティール組織」のところが多いのでは
現在主要メンバー4人っていうミニマムな会社なので、放っておいてもだいたいティール組織になってる気がする。
この本がインパクトあるのは、大企業でも適用できるぞ!と言ってるところなんじゃないかなあと。
そもそも「会社の存在目的」がよくわからない
ベンチャーとして一番難しいのは、これではないかと。
まだほとんど社会的に認知もされてなくて、誰かの役に立ってる感とかまだ事業的には出せてないという状態の時に一番露頭に迷いそうなのは「会社の存在目的がわからん」ということ。
正直なところ、私は露頭に迷ってる。
一応ビジョンだったかミッションだったかのステートメントは会社にはあるし、それ自体の意味は理解してる。
けど、結局ざっくりいうと「社会が良くなりますよーに」としか言ってないような気もして、じゃあ具体的にどうやって行動したらいいのかっていうのが全然浮かんでこない。
そして更に自分の手をぢっと見ると、今やってる仕事が本当に社会のためになっているかさえわからない。むなしい。
鍛えられたティール社員だときっと「これは会社のステートメントにも反しているし、自分の存在目的にもマッチしてない、なんとかしなきゃ」ってなるんだろうけど。
ここでまた、やる気のない人間という現実問題にぶち当たり、「仕方ない」の一言で現状に目をつぶって黙々と作業して疲弊していくといういまの自分に着地する。
なんとかすればいいのにね。自分。でも変化を望むっていうのは勇気と、そして精神的・肉体的余裕が要るのよね。
自分の存在目的もわからないと、自然と辞めていくのがティールの摂理らしい
そういう自分の体調問題もあって、いま、組織であんまり頼られたりしなくなってしまって、いよいよ自分の存在目的というのがわからなくなってきた今ですが。
ティール組織では、そういう存在目的がわからなくなった人たちは自然と辞めていくもののようで。
そういう意味ではうちはかなりティール組織だと思います。
それ自体はどうこう言うつもりはないし、それもこれも自分の選んだ人生のせいなので、仕方ない。仕方ない。仕方ない、っていうことばが最近の私の呪文です。
個人的に一番おもしろかったのは「企業も競争してはいけない」という論理
話変えますが、この本で個人的に一番刺さったのは、「企業も競争しない」ということ。
競争や合理化の論理で言えば、すべて機械的に進めたほうが効率はいいはず、だけど、相手は結局人間だから、そんな単純じゃない。CSRの意義とかに通じるものがあると思う。安くて早いけどめっちゃ環境汚染してる、とかは全然歓迎されないしむしろ今後はより嫌われていって、結局利益も出ない。そういう大量生産の時代は終わって、「本当にいいもの」を提供するいい会社が生き残る、という話だと解釈しました。
薄々そういう世の中になっているということには気づいてたけど、やっぱりそうだよね、という確信が持てました。
いいもの作ろう、って素直に思えて幸せになりました。
というわけでいろいろ考えを深めることができたので、読んで良かったとは思います。
うちの会社でもうちょっと深く適応するなら、まずは会社の存在目的を本当に突き詰めて、それで各々いま何をすべきか・何をしたいかをもう一度考え直したほうがいいんじゃないかなと思います。
そして私のやる気問題は、自分だけではもう解決しようがないという残念な結論を導き出してしまったので、折を見て相談するか、そんな元気もないときは黙って産休突入するまで修行僧してます。
- 作者: フレデリック・ラルー,嘉村賢州,鈴木立哉
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2018/01/24
- メディア: 単行本
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妊婦、仕事辞めたいけど辞めにくいよ
読みました。
そしてブコメもしました。
妊婦だけどもう会社辞めたい妊娠4ヶ月の私、まあホワイト勤務だが具合悪く正直辞めたいくらいなのに、増田さんハードすぎ…仕事は誰でもできるけど、子を守れるのは自分だけ。その優先度大切に、とりあえず休んでほしい。有給〜産休入れないか
2018/01/10 10:29
まだ妊娠4ヶ月の私だけどものすごいタイムリーな話題で、毎日毎日考えてることだったから、びっくりして読ませていただきつつブコメまでしたものの飽きたらず、溢れる思いの続きはブログにしたためることに。
辞めたほうがいいのに、辞めにくいよ、妊婦
子どものこと第一に考えたら、そりゃこんな具合悪い中働くなんて頭悪すぎる。妊婦って具合悪い。思ってた以上に毎日具合悪い。
今日だって妊娠14週にして歯磨きしながらえづいて胃酸撒き散らした。もう吐きつわりは卒業できてたと過信してたからびっくりしながら泣いた。そこから胃の暴れが止まらず今日はお布団コース。会社はお休みしちゃった。てか今年入ってまだ働いてない。社会復帰遠すぎ。というわけでお布団のなかでスマホでブログ書いてる。
そんな具合が悪いならもう辞めたい、正直に辞めたい、仕事か妊婦かどっちか辞めたい。妊婦はさすがに辞められないから仕事辞めたい。これ以上職場に迷惑かけたくないし、明日仕事行けるかなーって悩まなくて済む。毎日の体調の変化に必要以上に怯えなくて済む。辞めたいよ。
でも、いま辞めたらいろいろ大変な目に遭うのが目に見えてる。
まずお金。いや、とにかくお金。
今までの私なら、辞めてやるーって言ってすぐ辞めて、そして適当に有給消化してる間に次に何して稼ごうかなーなんて計画してなんらか仕事始めてた。
でも今はそんなの無理。具合悪いなか行動できない。転職だって普通に考えて無理。すぐ出産で抜ける戦力なんて必要ないよね普通に考えて。今からフリーランスで働くか?リスキーすぎて禿げそう。
辞めたらお金が入ってこない。おまけに家族が1人増えるってのに、そんな大事なときに収入減るのってけっこうな恐怖。辞めにくすぎる。
給付金の制度
しかも、妊婦だと失業保険も得られないとのことで(出産後就活をはじめたら貰えるらしい)。
まじでお金ないやん。
さらにさらに、うまくやらないと出産手当金(出産の前後に給与の2/3もらえるやつ)も手放すことになるし、育児休業給付金(育休中に給与の2/3もらえるやつ)もさようならになる。
※この辺の制度、まだイマイチよくわかってないのですごく調べてるけど、汚染されたSEOの海から拾い上げるの難しすぎて泣いてる。そのなかではこれが今の私の疑問にマッチしてて熟読した(サイト自体はアフィ感あるけど中身はちゃんとしてるように見えた)
現在妊娠5か月です。給付金などはもれなく受け取りたいのですが、退職時期はいつがよいでしょうか?|無料の保険相談・見直しの窓口なら保険クリニック【公式】
私の場合、現状の予定日が7月上旬なので、産休入れるのは5月下旬の見込み。稼働日でいえばあと90日ほど。あと90回働けば、いろんな資格をゲットしてそれなりにお金には不安少なく出産を迎えられる。
しかしあと90回か。90回も働けるか。わからない。
というわけで、かなりかなり辞めにくい。超絶辞めにくい。ここで辞めたら失うものが多すぎるから、多少会社に迷惑かけてぼちぼち休んだとしても、なんとか勤続してたい。でも正直、こんなグダるならさっさと辞めたいんだ、、、、、、、、
働くパワフルな妊婦像に抑圧される現実の私がいまここにいる
男女共働きな世の中が当たり前になって、そして私もありがたく職にありつけて、家事よりは得意っぽいお仕事をさせてもらって、男女平等バンザイすごいよ先人達、って諸手を挙げて喜んでおりましたのは妊娠前だけだったかもしれん。
こんなに辛いなら今は家庭に入っていたいよ。
でも私は家庭の仕事得意じゃないから、ほんとはこれまで通り働きに出たいんだけど、私ごときじゃ働くパワフルなスーパー肝っ玉お母さん的なやつにはなれないぽい。
これが現実。
わたしはいったいどうしたらいいんでしょう。
どうしたら。
夫には話して、たとえ無給休暇になっても休みたいときは休むべきと言ってはもらってる。ありがたい。というか、働けない日はもうそれしか選択肢がない。
会社には、こういうわけでこの先どのくらい働けるかはわからないと、今日もちょっと伝えたけど明日改めて言うつもり。
これくらいしかできないかな。
こんなに大変だとは正直思わなかった。こんなに具合悪いとは正直思わなかった。
働くことと、子どもを持つこと。両立のベリーハード感はもっと知られるべきだけど、知られすぎて少子化に貢献はしたくない。
妊娠中はもう少し金銭的になんとかなる制度とかあれば解決なのかなあ…まあ財源とか突っ込まれると困っちゃうけど…
3年後も5年後も想像するのちょっと辛い
こんなに辛いことだったんだな、って今日気がついた。
不妊治療中の今、子どもができるかできないかもわからないのに未来のことを考えさせるなんて酷だと思う。今日たまたま会社でそういう話題を振られて、なかなか逃げ場がなくて辛かった。
将来どうなっていたいか、なんて就活セミナーとかでありそうな質問だけど。
たしかに25歳の時にこの話題を振られたとしても困らなかったかも。30歳までに第一子、そして家庭第一にしながらも働いていたいなーとか答えてたんじゃないか。それはもう牧歌的だった。
30歳になった今。
残念ながら28歳のとき流産しちゃってからというもの、授かりものはやってこない。そうして不妊治療してるわけだけど、毎月毎月、できるかもしれないしできないかもしれない。そんな毎月先行き不透明な日々送ってるなか、数年後の想像をするのって、けっこう心理的に抵抗感があるものであると気がついた。
〇〇歳までに〇〇になっていたい、というのっていまは人生史上最大に超難問だなーと。そりゃお母さんになってたいけど。けど。
その場にもいろんなフェーズの人がいて、わたしより年上の女性で最近彼と別れたって方もいたり。もしもその方が子どもが欲しいと思ってるのにそういう状況だったら、と思うと、私は「子どもほしいです!!」とか声を大にしては言えない。
この質問に対して結局私は、「子どもは欲しいけどできるかわからないし、どっちにしても先の想像がしにくくて辛い」と正直に答えた。それでなんとなく察してくれたっぽい空気になったので報われた。
もやもやはまだしてる。どういうのが正解だったんだ。
オフィスがなくなってから3ヶ月が経った
いや、正確にはあるんですが。
もともと品川にあったんです、オフィス。駅徒歩10分の山の上にあって、通勤が登山のようで運動不足解消に一役買ってたんじゃないかって今は思います。
7月のある日のこと。
社長が突然「オフィス解約した」って言い出すからめっちゃ爆笑して。すごいなこの会社と思ったものです。なんでも家賃を浮かせたいとかなんとかで。
当初は完全に無くしちゃおうってなってたんですが、やっぱり家具とか勿体無いし、集まれる場所は欲しいよねと相成りまして。
だって品川のオフィスもけっこうこだわってDIY頑張ってたんですもの。
あー懐かしい、いまは亡き品川オフィス。こんなかんじでした。がんばってますよね。
で、これらの備品達も捨てるのは勿体無いね、ということで、オフィスを「移転」にしようということになったのですが。家賃抑えたい、ということで、最近よくお世話になっている千葉県は成田市で借りようとなりまして。
成田山新勝寺の参道そばの一軒家をお借り上げすることに。
というわけで、成田まで片道2時間かかるので、オフィスは月1出勤になりました。つまりオフィスがあるようでないような状況。
最初はどうなることかと思ったものですが、なんとなく上手くやっています。
すごいですね、最近の技術というか。オフィスっていらないのかもしれないと本気で思います。
だってSlackでチャットすればだいたい円滑に進むし、最悪電話すればいいし。週に一度はビデオミーティングで一応顔合わせと状況確認はしていますが、これのお陰で出勤日でも1ヶ月ぶりに会ったね久々、ってかんじにはならないんです。
でもこんなすんごく遠いオフィスでも、あるといいなと思うこともあって、やっぱり帰る場所があると言いますか、集まれるホームがあるというのは心理的に落ち着きます。そして庭付き一軒家なので、炭火でバーベキューできちゃうとかいう特典つき。やったー。
あと対外的な見え方を意識しているというのもありますが。オフィスないベンチャーってけっこう怪しく思われるだろうし。
そんなこんなで、斜面に建ってる年季の入った一軒家というせいで床の傾きもピカイチなおうちではございますが、DIYをまた頑張りました。残念ながらきちんと撮った写真がないので、また折を見てDIY自慢させてください。
問題があるとすれば、本気で丸一日、家を出ない日が頻発するということでしょうか。今日も出ません。
私は一応マラソンを趣味にしているので、週2日くらいは外で走るようにしていて、歩行機能の衰えなどは感じずに済んでいるのですが、これがもしまったく運動の習慣がなかったらどういう身体になっていくのだろうという若干の不安があります。
でもそれくらいですかね。不安があるとしたら。
オフィスを都心にどーんと構えるのは、小さい会社のうちは不要なのだなあと思いました。たぶん、従業員が増えてきたら話が変わってくるとは思いますが。ベンチャー界隈な皆様には郊外の一軒家を思い切ってオフィスにしちゃう案、オススメです。
そんな近況報告でした。
最近、自分がよく読むブログ達が、そのひとの些細な日常だったり小さな挑戦だったりを書いているものばかりだなーと思い、私もささやかな日常をこまめに書くのを再開しようと決意しました。
それがブログのおもしろさだなっておもいます。たいそうなことはメディアにおまかせして、私はどうでもいい毎日を書き留める楽しさを見い出しはじめております。
長時間労働を意識的にやめてみた。
結論から申し上げますと、
・クリエイティブになったかは知らん
・でも「新しいことに挑戦してみよう」っていう気が起きやすくなった
・これは無駄な仕事ではないかと考える回数が増えた
という効果効能が確認されました。
私のスペック
いまの会社がわりと好きで、仕事も好き。これまで年に1回は転職してたけど、いまの会社は次の7月でまる3年所属してることになる。私にとっては快挙。
そんなわけで、会社のためにモリモリ働くことは別に苦ではなかったので、特に昨年末から4月くらいにかけての半年くらいは、残り少ない20代の体力の限り、人員的な問題と会社的な問題でしぬほど働いてみた。
具体的には、平日は22時くらいまで、土日は必ずどちらか一方は8時間ほど。まあ、世のブラック企業にお勤めの皆さまにとってすればぬるぬるのぬるま湯とは思います。
しかも上司やまわりの環境に強制的に働かされてたわけでなく、一応自分の意思で働いていたのであくまで企業が悪いわけではありません。
私も過去の会社では朝まで働いてたこともあったのですが、それが主な原因で転職重ねてるくらいなので、基本働きたくないマインドなのですが。それでも会社や仕事をなんとかしなきゃという虚栄のやる気みたいなのが噴出してたので、長めに働いていたのです。
なぜ長時間労働やめたのか
結果、私の持病的存在になりつつある適応障害になりかけました。そりゃそうだ。
そして、そこまで長く働いても、結果は変わらなかった。これ、悲しい現実。
結果、というのは、具体的には会社とか自分の事業の業績が上がったのか、で判断したのですが、これほとんど変わらなかったんです。
多分原因は、作業することが仕事になってたからかなあと。ただ機械のように作業するだけなら、機械がやればいいじゃない。
そして、そもそもその作業は会社にとって・ひいては社会にとって必要なのか。そして自分自身にとって必要なのか。
作業に没頭して時間を消費することで満足してたらしい。不要な作業に入り込んで浸るってのは本当に悪だと思う。
長時間労働をやめるために、ダラダラ続けることをやめた
その仕事に効果があるかないかなんて、結局やってみなくちゃわからない。
けど、一番の悪は、やってみた結果を検証せずだらだら続けてたこと。
私はウェブメディアの仕事をしてるので、具体例がそこに寄ってしまうんですが。
例えば記事配信本数を増やすってことにして頑張って増やしたらしぬほど忙しくなったんですが、まあ一応効果出たけど大局的に見ると金だけ使ったけどこれって記事本数をめちゃくちゃ増やせる資金的な体力がないと無理な戦略だったなっていう気づきを得て。とはいえ効果は出てるしなーというのでだらだら続けつつ、日々の仕事に没頭して時間だけ浪費するという虚無。
ようやくなんとかしなきゃ、って頃にはもう疲れ果ててて、手癖のように仕事してた。なんというか、頭を経由せず仕事するかんじ。
なので、まず、今やってる仕事をいったん止めてみた。
そして、本当に必要なものだけをリスタートしてみた。
それだけでも、案外世界は回る。
その上で、とにかくやってみてダメだったらすぐ変える、効果の弱いものはやめる。簡単に言うと「ダラダラ続けない」ということをはじめました。
するとこれまでやっていたタスクはいったい何だったんだろうという気持ちになり、効果的だと思われる仕事、それはつまり新しい仕事やクリエイティブな仕事に結果としてなるのですが、そういうものに時間を注ぐことができるようになりました。
先ほどの例でいえば、記事配信本数を減らす代わりに記事の質が上がるような編集部体制を整えたりすることに使う時間をつくることができるようになりました。
それが本当に効果的なのかは、結果を観測するまでは不明ですが、観測できるようになったらすぐに見て、ダラダラ続けない。ということを最近するようにしてます。
そもそも長時間働かないようにした
上記のは、仕事の効率化、とかかっこいい言葉で言うとそうなるのかもしれないですが、まず冷静になって仕事に没頭しすぎてないかを確認するのをまず最初にやったのは、肩の荷が下りたような気がしてよかったです。
次に、そもそも長々働く、ということ自体を意識的にやめました。無限に働けてしまうような仕事をしてるのでついつい働いてもいいかなという気分にはいつでもなるのですが、そこはぐっと我慢して。むやみやたらに働かないようにしました。
そうして、最初にあげた効果効能が確認できるようになりました。
まず、あ、あれやってみよう、とかいう前向きな気持ちが頻繁に作られるようになったっぽいです。心の余裕がないと、やりたいことなんて湧かないらしいです。
そして、定期的に自分のタスクに対する「これ無駄じゃないか」という振り返りが入るようになりました。なんたって早く帰りたいので、無駄な仕事をしたくない。
そんなかんじで、今は週に2回ジムに通って筋トレと水泳に励み、週末にはウォーキング・ランニングやマラソン大会出場なんかを定期的に精力的に取り組んでおります。やっぱり適度なヒマと運動は心にも良いっぽいです。
というわけでみんなマラソンやろう。いろんな地方の大会に出て大歓迎されるのたのしいぞ。
今日も定時であがれるようにがんばります。
WELQの件と、真面目に生きてきたWebメディアの正念場と、「内職」のこと
実のところ、こういうWeb系の「適法じゃない問題」に当事者に近い立場で参加するのは3回目。
1回目は、コンプガチャ問題。この時、もうソーシャルゲーム作るのはきついなと感じた。いかに面白いゲームを作るかなんてどうでもよくて、ユーザからいかに金をむしり取るかのほうが大事だった。ビジネスとはそういうものなのかなと思った。面白いゲーム作ってみんな幸せになれたらいいなって思って新卒でゲーム業界入って、それで現実を見せられたかんじ。大半以上は私が甘かったんだと思う。
2回目は、二重価格問題。シュークリームの元値が12,000円と表示されてた件。ただの労働員だったということもあって、まあこれは、自分つまんない仕事してるなーと思った程度。言われたとおりやってただけだし(その気持ちがいけないのだけど、そういう態度でないとあの社会では生きていけない)。
そして、今回のWELQ問題。私がちょうどWebメディアに参戦したころに、彼らも参戦したらしい。当時はNAVER一強だったけど、いつの間にやら彼らのコンテンツに支配されてた。私が作るコンテンツは、そんな彼らのコンテンツの下に、ほそぼそと表示されてる。なんとかしたかったけど、どうにも勝てない日々だった。
いつもいつも、儲かるからといってインターネットをグレーに染めていく人たちが、当然のように儲かっていく。
そんな状況で私がしていることといえば、いち労働員として後処理に追われるか、儲からない蚊帳の外で落穂ひろいを粛々としているだけ。
真面目系Webメディアの正念場
いち労働員だったコンプガチャや二重価格問題のころは、「早くこんな世界から逃げよう」と思って実際逃げて、それで良かったのだけど。
でも今回は違う。Webメディアのコンテンツを作る責任を伴う立場で、WELQ問題が延焼していくのを見た。私はずっと、WELQと同様の手法で作られているFind Travelや、記事の作り方としてはそれらとほぼ一緒だと思われるRETRIPなどの旅行系メディアのコンテンツの作り方について疑問を持っていて、それらへの反発から、「すべて現地取材」を掲げた旅行系Webメディアを立ち上げたという経緯もある。
まあ、これが儲からない。1本あたりの制作コストが断然違うし、量も出せないし、おまけに投資できる金もない。ライターさんにはもっと報酬お渡ししたいのに、利益を出すことができない今それも難しいという状況。適法だけど儲からないビジネス、そんなビジネスをやっている私が悪い。センスがない。
ビジネスを作る力が弱すぎるのだろう。適法なやり方でビジネスを作れさえすれば、パクリメディアが蔓延することもなかっただろう。それを編みだせずこんなウジウジしてるから、インターネットの世界もこうなってしまった。ビジネスを作らないと。
真面目にやってきたWebメディアはついに正念場を迎えたのだと思う。ここで利益出せる仕組み作らないと、世の中に自分が面白いと思えるコンテンツを発信することがもうできなくなっちゃう。デイリーポータルさんもだいぶ長い間赤字だったみたいだけど、こちらは弱小ベンチャー企業。会社を潰したくない。なんとかしないと。なんとかします。という決意表明も兼ねて。
キュレーションメディアの1円ライターのこと
あとは、キュレーションメディアの1円ライター、つまり私としてはそれはパソコンとキーボードを使った「内職」だと思ってるんですが、それについてもモヤモヤがあるものの考えがまとまってないのでまた今度書けたら書かせてください。
なんというか、内職の需要があるのをいいことに、適法じゃないことを安い単価でやらせるなんて、ほんと悲しいと思って。私も大手でガッチガチに働くことはメンタル的にたぶん難しくて、家で働けたらなあと思うことが多いほうです(今は毎日出社しなくていい会社なのでそれも込みで潰したくない)。
世の中こんなに便利になってるのに、家にいながらにして働くことはまだ現実ラインとしては難しい。救世主だったはずのクラウドワークスやランサーズが、キュレーションメディアの案件で埋め尽くされる(おまけに今なお案件は減ってない)。その悲しさへの答えをまだ見つけられずにいます。
そしてうちの母親が、簿記も持ってて大手インフラ系企業でそれなりにやってたのにも関わらず、自分と弟を育てるために家にいなきゃいけなくて、それでやってたのが昆布を縛る仕事とのし袋にのしをつける仕事だった、というのを思い出しました。昆布を縛る仕事のほうは、私が潮臭いと学校で言われるようになったのをついに母親に言ったら辞めることになったけど。つらい記憶思い出してしもうた。
なんとかしたいのだけど。いまこのご時世ならなんとかできそうなのに。