レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ

派遣OL、ベンチャー企業取締役になる。二児の母。ふつうの会社員にはなれなかった人のつぶやき。

生きてる近況報告です

さすがに1ヶ月も更新しないといろいろと寂しいので、書きなぐります。

この1ヶ月いろいろありました。
新しいエンジニアさんが入社されたことで、会社がゴリゴリと躍動をはじめました。エンジニアってすごいな。
一方、一応名ばかりディレクターの私は、降り注ぐ要件の数々を開発にとって都合のよいようにバットを振り続けた結果、お上のほうに煙たがられるという残念な事態が発生しました。
たぶんスゴ腕のディレクターだったらブンブン振り回しまくって百万馬力で開発を引っ張ってくのだろうけども、私のようなちんけなディレクターはその才とかミジンコもないので、社内調整というものをひたすらやった結果、やむなく煙たがられた次第です。
会社は好きなのだけど、ディレクターやっぱ向いてないと思う。そういうのしばらく引きずるし。ぐいぐい引っ張ってくタイプのやりきれないし。

こうしてやっぱり書く仕事が楽しいと思い直しはじめました。そして、開発より運営のほうがやや得意っぽいということを再度自覚しました。今までもうすうす思っていたのだけど。ソシャゲも運営フェーズのほうが活躍できたっぽいし、メディア運営もそこそこできたっぽいし。
なので取り急ぎは、今の開発案件を無事リリースできるようにがんばります。とりあえず話はそれからかなと思いまして。書き書きなお仕事もしたいですし写真も撮りたいので、それも細々とでも続けられるような環境は維持しつつ。とにかく今はデスマーチだとみんなが認識する前になるべく平和裏にリリースを迎えられるように調整がんばります。
あ、その前にあと数日後に結婚式なので、それを無事終えられるようにもはや八百万の神に祈ってます。式は教会式だけど。

そして、先週あたりに鹿児島・宮崎になぜか行ってきました。
IVS(インフィニティーベンチャーズサミット)とかいうベンチャーの祭典っぽいものに合わせて、ぜんぜん出席とか私はしないのになぜか行きました。
うちの会社はLaunch Padというものに登壇しました。結果入賞とかしませんでした、わーお。
審査の方法とかふんわり名人らしくて、まあその結果でごにょごにょあった模様でした。ベンチャーの世界もたいへんだなとおもいました。
その資料作りとかLPとか作ったりなんだりで、久々にパソコンにがっちりかじりついて黙々と作業しました。そういうの久々だったから懐かしさも感じながら、やっぱり追い詰められるのは嫌だなーあははーっておもいました。

この会社に入社してもうすぐ1年。1年続くなんて私にとってはすでにギネス入りまっしぐらな快進撃。
そりゃ嫌なことも特に最近いっぱいあったけども、なんとなく会社が好きだなーっていうふんわり名人な面持ちがずっと心の土台にあるおかげで、精神的にはそこそこ安定しています。
だから使ってもらえるサービスを提供して、社会の一員として立派に役目を果たすような会社に成長させてあげられたらいいなと、なぜか上から目線な気持ちで日々こねこねしています。

それと、自分のキャリアもやっぱり考えなきゃいけない今年28歳の釣りガールなのですが。
社会人生活6年目でやっとなんとなく、「自分の適正」と「やりたいこと」がマッチしてるような領域を見つけられた気分なのです。
それがその、ライティングのお仕事と、それに半ば付随して写真のお仕事。
せっかく見つけられたのだから、少なくとも諦めがつくまではやってみたいなあと。
なので自社メディアとブログと今受けているもろもろのお仕事はぼちぼち続けながら、機会を虎視眈々と伺い続けようと思う次第です。

超どうでもいいのですが、一番の最近のストレスについて。右太ももの内側が神経過敏みたいになっていて、ふとした瞬間に、氷を突然当てられてビクってなるような痛みが走るんですが。これなんていう症状なのかな。ぶっちゃけ6年くらい悩み続けてるけど、今が一番頻度が多くてつらい。しかも誰にも説明しにくい。はーあ。

よーし書いたらすっきりした。
疲れたらやっぱり書くのが一番ですお。
がんばる。何をがんばるのかはよくわからないけど、よく生きようとおもいます。

越後製菓 ふんわり名人きなこ餅 85g×6袋

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精神が不安定な時こそ、ブロクを書くべき。そしてコーギーで癒されるべき。

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残念ながら私の精神は現在やたら安定しているみたいで、昔の尖った感覚というものがぜんぜん湧いてこない。
昔と言っても、つい1年前のことなのに。
1年前は、派遣社員として社会に不満を抱えながら悶々と生きてた。社会というか、派遣でいることのありがたさと切なさと対峙してた。そして、派遣仲間の狭い狭い世界に嗚咽を漏らしてた。いや、今考えてもあの世界はすごいすごすぎる。女ってこわいわ。

あんな精神不安定な時期だったけど、ブロクがあったからうまく鬱憤をまき散らしながら生きられたのかなと思う。
そしてその鬱憤ってのは不思議なもので。
現実世界で隣りの人にぐだぐだ話すとめちゃめちゃ嫌われるけど、ブログに書くと、誰かの救いになることもあるという。
本当に不思議なのだけど。「読む」という行為の不思議の一端なのかもしれない。

もし自分が精神不安定だと感じているなら、誰かを救う慈善行為だと思って、ブログをはじめてみたらいいんだと思う。 はてなブログええですよ。そういう種類の人間がいっぱいいて、一人じゃないんだなーって思える、かも。うふふ


どうしてそんなこと思ったかというと、あんな炎上やこんな炎上、昔だったら血気盛んに便乗したるじゃーーって手斧持って参戦したがった気がするんだけど、なんかぜんぜん乗り切れない。いま燃えてる件に関しては、いろいろ思うところもあるからかもしれないけど。
あとは最近、ひねくれた感が出せない。それはきっと、この1年で文章を書きすぎて青さが失われたからな気がする。
そういうのも踏まえて、私は書き手として・ブロガーとして、ひとつ別のステージへ進まなければならないみたいです。環境の変化に適応しなければならないはずなのでございます。
どうしたらいいのかはわからないけど、そういう状況を認識して引き続きがんばります。


というわけであれです、とりあえず買いたてほやほやズームレンズで撮ったコーギーの写真貼っときますので、精神不安定なみんなは癒やされながらはてなブログ開設しちゃいなYO(ステマ)


元住吉のせせらぎ遊歩道にて。
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川に入ると、川を食べ始めます。 f:id:colopon:20150428161054j:plain

食べた。
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ぶるぶるした。よく見たら顔がこわい。
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胴長ショットで締めさせていただきます。 f:id:colopon:20150428161716j:plain


PENTAX K-50に55-300mmの望遠ズームつけていったらあれですとってもゴツイです。
でも楽しいから持ち歩ける。望遠でしか見られない世界を見てしまった。
ただ広角側55mmなので足元のむぎさんを撮れないのが辛いすな。
あとあれです、ほんとは300mm近くとかで撮りたかったんですけど、片手でコーギー操作して片手でカメラ操作するのは不可能でござる。結果なんか55mmで撮った写真ばっかりでなんか望遠ズームの意味はないけどまあ気にしない。

引き続きよろしくお願いいたします。

学問も、「学生時代にしかできない」ということはない

colopon.hateblo.jp

上記のエントリのブコメを拝見し、言いたいことが出てきてしまいまして。
追記で対応しようと書いていたのだけど、思いの外長くなってしまったので別エントリとさせていただきました。

勉学や研究も立場や年齢に関わらずできます
働きながら研究して、結局研究が好きで研究室に戻ってくる方をたくさん見ました。社会人だけど学生に混じって受講されている方もいました。
エントリ初稿で勉学まわりについて触れなかったのは反省です。

ここでどうしても追記したく筆を執ったのは、そう思われるのは非常に悔しいというブコメがあったからでございます。

id:nekora “・長期旅行や格安旅行 ・インターン ・サークル活動 ・友達をいっぱい作る” 重要な事が抜けている…w さては人文系卒か…って文学部卒とな。やっぱりな。

「人文系(文学部)は勉強していないひとが多い」というような趣旨のコメントには非常に反感を覚えます。

私は高校3年生のころ、「言語学が好きになる本」を読んで、本当に言語学が好きになって、その先生の元で勉強したいと思い北海道を出て名古屋に進学を決めました。

言語学が好きになる本

言語学が好きになる本

その経緯もあって、研究者になりたいという志のもと、少なくとも大学2年生までの2年間は言語学に真摯に取り組んだつもりでいます。
研究室には様々な国・性別・年齢の方が出入りしていて、それだけで刺激になったものです。学問の深淵も垣間見たような気がしました。私の他にも、学問に正面から取り組む文学部生はたくさんいましたし、進学して研究を続ける同期もいます。
文学部は勉強しない奴だらけ、というイメージを加速させるようなエントリになってしまったことを悔しく思います。
せめて自分の守りたいものは守れるように書きたいなあと、心から思う所存でございます。

ちなみに研究者を志していた私はどうなったかというと、大学2年の終わり頃、ついに「研究」の現実と自分の能力のギャップに気づきました。要するに、研究に対する努力の才能も、センスもあまりないらしいということを自覚したわけです。
これが、人生初めての大きな挫折でした。それまで夢を諦めたことは一度もなかったというお花畑人生だったので、こんな挫け方でさえ「大きな挫折」として自分の心を苦しめたのです。
その後、次に「好きなこと」と思っていた「ゲーム」に携わりたいと思ってゲーム業界に入信し、ころころと転がるうちに現在に至るわけですが、それが正しかったのかはぜんぜんわかりません! なぜか文学部出身でゲーム屋さんになったのは、こういう深そうで全然深くない理由があったからなのです。
そんな人生ですが、後悔はしてないです。自分の好きなこと・やってみたいことを全部やった結果が今、なので。

蛇足ですけど、「言語学」、楽しいですよ。
明日から高校3年生になる子がもしこのエントリに出会って、「言語学が好きになる本」を読んでくれたら、私と同じ道を歩むかもしれないですね。かわいそうに。

言語学が好きになる本

「学生時代にしかできないこと」なんてない

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「学生時代にしかできないこと」というものを、私自身も卒業前に社会人のお兄さんお姉さんにいっぱい聞いた。
そうすると返ってくる答えは、

・長期旅行や格安旅行
・インターン
・サークル活動
・友達をいっぱい作る

などなど。
とにかく学生は時間があるし自由もあるんだから、その時間を有効利用しなさい、という趣旨のアドバイスをいっぱい受けた。

当時の私はそれを鵜呑みにしてまあいっぱい旅行も行ったし、インターンもしたし、サークル活動もした。それはそれでいい思い出だけど、あの時しかできなかったことがあるかと言えば、ない
最後の学生生活とか言って、大学四年の春休みにはいろんなことをしようと努力した。
例えば長期旅行や格安旅行。青春18きっぷで名古屋から北海道は旭川まで行ってみたり、西側では福岡まで青春18きっぷで行った。たしか1週間くらい。格安旅行も、レンタカーひとつ借りて5人で乗って、名古屋から鳥取砂丘を見に行ったりした。
でもそれって、一応社会人として生きている今でもやりたいし、やろうと思えば十分できる。1週間休みを取ればいいだけの話。1週間も休み取れないよ、っていうのは本気で取ろうとしてないだけではないでしょうか。今はシルバーウィークまであるし。
むしろ長期旅行に関しては、社会人の今のほうがもっと行きやすくなった。何しろお金がある

インターンで様々な職業体験をしよう、みたいなのも、様々な働き方が知りたいのなら派遣や副業でトライできる。学生時代のやわなインターンよりよっぽど刺激的。あとは、もっと手軽に、異業種に面接に行くのもオススメ。私は占い業界に面接に行ってみた時のことを未だに濃い思い出として心に留めていたりする。
インターンに関しては、そもそもいっぱい行くことに意味があるのかという議論もありつつ。

サークル活動こそ、年齢関係なく誰でもできる。軽音楽部を卒業して、今バンドやってる私もいますですし。
友達をいっぱい作るってのも、学生時代の友達は大切だけど、社会人になってからもいっぱい似たような友達・知り合いができるので問題なし。

つまり、「学生時代にしかできないこと」を探してやるのではなくて、やりたいことをやりましょう、という話です。


ちなみに私の話ですが。
私は、年を取ればとるほど、様々なしがらみからも卒業して、どんどんと自由になっている
正社員として誰かに認められるために働くこともやめたし、自分の心を傷つけてまで会社に捧げるのもやめた。旅行に行きたいときは休みを確保して行くことができる環境にいられるようになった。自分が好きだと思える仕事に、まるで遊んでいるかのような気分で取り組める環境に出会うことができた。
学生のころは、社会人になったら働き詰めの人生が待っていてひたすら老後を待つ日々に違いない、と思っていたし。だから必死に「学生時代にしかできないこと」を探していたわけです。

そんなに社会人って絶望するものではない、自分の振るまい次第では


今週のお題「卒業」
卒業シーズンでしたね。お題と書きたいことがたまたまクロスした。わーい


写真の腕をあげるべく、Tumblrはじめました

colopon Photo - 旅を仕事にする

副業をしたほうが、人生は面白い。

ここ数日、副業絡みのネタをホッテントリで見ているような気がしたので、私の思っていることも書いておこうと思いました。
単純なんですが、副業してたから人生面白い方向に転がり始めたんです、私。

私は、ゲームを作ることをやりたいことだと思って働いてました。
でも、3年くらいやってみたけど、どうにも違ったみたいで。その現実を受け止めきれなかったのもあって、精神的にグダグダして逃亡。その後とりあえず、「派遣OL」という暮らしを選択。だけどこの時点でかなり人生投げやりになってた。
そこで思ったのが、やっぱり「本業」とするものは自分がやってて楽しいものにすべきだという確信。派遣の仕事はあまり選べないから、適当な職についたのだけど、この平日8時間本当に無駄だなとか思っちゃった。
でも転職する元気もないから、とりあえずやってみよう、やりたいこと。と思って始めたのがライティングまわりの副業でした。

そうしてブログを書き始めて、その他のライティング業務やらも受けるようになりまして。
ブログを頻度高めに更新するようになってから3ヶ月で、ブログを経由して様々なお話をいただけるようになったし、今働いているベンチャー企業からもブログ経由で知り合いました。
ほんと、たまたま。たまたま、ブログを書くということやライティングするということが、自分に合っていたのと、社会のニーズに合っていた、ただそれだけ

そんなたまたまの偶然も、まずは自分のやってみたいと思ったことをやってみることからはじまる。それをまずは副業からはじめるのが、生活を激変させることもなくリスク少なめでできてちょうどいいんじゃないかな、というのが私の思ってることです。


まああれです、人生、自分が面白いと思っていてなんらか社会やら誰かやらの役に立ってるなーと思えてたら万々歳やなと思っておる次第です。



ところで、私と同じチームで働いてくれる方を募集しております、私のベンチャー。
できれば副業と言わず本業としてコミットしていただきたいようなかんじの募集要項でございます。
いま、ちょうどわくわくが止まらないタイミングです。はい。
サーバさえやってくれたら文句言われないと思いますたぶん。
資金調達とか上場とか、そういう単語のことを身を持って理解することができるようになります。
どうぞよろしくお願いいたします。


記者ハンドブック 第12版 新聞用字用語集

記者ハンドブック 第12版 新聞用字用語集

↑ライターやるなら持っておくとええです。

ベンチャー企業で働き始めて3ヶ月。日々生きてる感じがする。

2014年7月に入社したので、今月で4ヶ月目。
別にしぬほど忙しいわけでもないし、特別な業務をしているわけでもない。
それでも「いま、私は生きてる」という感覚が強い。

その理由は単純で、
いま仕事しなければ数ヶ月後にほんとに食いっぱぐれるから。
いまこの瞬間を大事に、優先順位をつけて仕事していかないと、本気でお金がなくなる。
会社もそういうのぜんぜん隠さず開示してくれるので、自分ごととして、あーやばいなーと思う。このままじゃみんな、おまんま食べれません、と。でも、そんな状況を自分の力で打破できるかもしれない。みんなを食いつながせることができるかもしれない。実際はそんな偉大な力なんて私にはないのだけれど、「できるかもしれない」と思えることが気力につながる。

「生きる」という根源的な欲求から出るモチベーション。
今まで大手の正社員だったり、派遣社員だったり経験してきたけれど、「自分がやらないとみんなしぬ可能性がある」というモチベーションは初めての経験だし、今後そんなに訪れる経験ではないだろう。いろいろと大げさだけど。
このいわゆる「エキサイティング」な環境。
ベンチャーは不安定だし人数も少ない分仕事も多くて大変、とは言うけれど。
仕事をすることが生きる実感につながる面白さは、大企業の正社員や派遣社員のときにはまったく得られなかった体験。 私にとってはよっぽど、大企業で上司を説得するためだけにパワポを作ったり、なるべく波風立てないようにとひっそりと派遣社員して生きるほうがしんどかったし、大変だったでござる。


何が言いたいかといいますとですね、
ブログタイトルを

ベンチャーOLブログ

に変えてみましたよと。
これまでは、派遣社員という微妙な立場で渦巻いていた憎悪をぶつけるのが主目的なブログだったけど、これからは、ベンチャー企業OLとして渦巻く憎悪をぶつけるのが主目的になります。はい。

派遣辞めてからバタついていたこともあってなかなか向き合う時間がとれてなかったけど。考え方とか生きた道筋を表明するのは、私にとっても頭の整理になるし、もしかしたら誰かの役に立ててる可能性があるということを知りました。
だからまたコンスタントに書きたいな、って思ってます。

まああれです、
下記で取り上げていただいたので、嬉しくなってそのテンションでこの記事を書き上げたという単純ガールズなのですが。

「好きなブログ」企画やってたんすね、私も書かないと。
でもいつもはてブのトップからざっと見して読んでるからいくつかピックアップして挙げるのって難しいな。

そういえば、一人でひっそりと立てた今年の目標は「はてな村民として認められる」ことだった。ものすごい定性的な目標なんだけども。なんか、はてなに生かされてる私でもあるので、もう少し恩返ししつつ自分の居場所も見つけたいな…なんて。
しかしまあ、この発信量の少なさからいって今のところいろいろと望み薄いな。
まだがんばれば間に合いますかね…

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

  • 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,黒沢 健二,松永 肇一,美谷 広海,祐佳 ヤング
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/01/11
  • メディア: 単行本
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入籍しました。

本当はいろいろグダグダ婚姻届を書いたときのこととか書こうと思ったのだけれど、私が人のキャッキャウフフの話を聞くのが苦手なあまのじゃく乙女なので、簡潔に「入籍しました」でいいかなと思い始めました。


お相手は私が新卒入社した会社の先輩。私はその会社から会社員生活をスタートとして4度転職して、いま5社目。1年1社のペースで転々としているので、一緒に働いていたころの記憶が薄れ始めてる。
私が2社目でボロクソになったときも、3社目で泣いて帰ってきたときも、4社目の話で愚痴っても、黙って聞いてくれる。そんな人です。無口とも言うけど。
私がけっこう不安定な人間だから、相手が安定感のある人であるというのは、大きな心の支えかもしれないです。
ほんとに捨てられなくてよかったと思う。


正社員辞めて、派遣OLやることを後押ししてくれたのも、私の人生にとっては大きかったです。
給料も下がるし、社会的地位も下がる。でも、私の精神肉体の健康を優先してくれたという。

定時で帰ることで生まれた時間を利用して、ブログを書き始め。
そしてライターとしての仕事もスタートして。
そうこうしていたら、ブログ経由でスカウトのお誘いもいただいて。
そして結局、ライターとしてフリーランスで働く準備をしてたけど、スカウトしてくれた会社の社員として雇われることになり。
その会社がけっこう好きで、いま人生史上初めてかもしれないけど、働くのが楽しい。


たった1年で人ってこんなに変われるのか、とつくづく思います。
去年の今頃は、やっと派遣の仕事に慣れてきて、暇すぎて、自分の不甲斐なさを責めてばかりの日々だったから。
自分のやりたいように働くことで、自信を取り戻して、好きなものを食べて、好きな服を着て。
必要以上に自分を蔑むこともなくなった。パートナーに一方的に支えてもらっているだけではなくて、自分も家庭の維持に役立っているんだという自尊心もいい意味で芽生えさせることができた。

よく、こういう「1年後にこうなってるとは思いもしませんでした」っていう他の人のエントリ見ては、
「自分はこうなれるわけない」
と思ってたけど、意外となれた。びっくり。
人生なんてよくわからない。やっぱり、やりたいことやって生きるってことしかないのかも。
結局はそれが自信になるのかなぁ。
そしてその内なる自信みたいなのが、もしかしたら物事をいい方向に進めてくれるのかなと思う。
結婚まで無事運べたというのを振り返ると、そんな気がする。



そういえば私、無知すぎて直前まで婚姻届には証人記入欄2人分があるっていうこと知らなかったわけです。
入籍したい日が間近にせまってたので、さーてどうしようとなりまして。
で、今の会社のしゃちょー2人に証人になってもらいました。

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Orange株式会社のCEOはオレンジ色の人、甲斐さん。
そうでないお兄さんがCOOの佐藤永武さん。
今の会社はOrange株式会社という、旅系サービスのベンチャー企業です。
私は、下記サイトの立ち上げまるっとやってます。

tripro VOICE - 明日行きたい旅が見つかるWEBマガジン

今はまだこんなかんじです。
これから大きくしていくので先人のみなさま、アドバイスくださると幸いです。
メディアの成長過程を遠くから見つめてみたい方はぜひFeedlyなんかで登録してやってください。びっくりするほど成長させてやりんす。よしよし。
あとライターとして手伝ってくれる方もゆくゆく募集するような気もするし、もう応募してもらってもよいような気もしますが、ノープラン感が半端無くてすみません。なので、はてな仲間のみなさまもよろしくお願い申し上げます。
ちなみに私もいま1エントリだけ書いてます。

東京湾で大漁!?ハゼ釣りスポット「大井ふ頭中央海浜公園」で爆釣体験 – tripro VOICE

次の時代の釣りガールになれるようにがんばります。
ケーブルテレビとかで釣り番組やりたいです。


そんなこんなでこれからもがんばって生きていきますので、
どうぞよろしくお願いいたします!

派遣暮らしで学んだ、目先のお金稼ぎより大事なもの

派遣、6月末で辞めます。
なので少し述懐。

この派遣暮らしの約1年間で、だいぶ「仕事観」とか「社会の見方」が変わった気がしてます。
派遣暮らしより前にいた会社が、ソーシャルゲームの会社だったからかもしれないですが。
やっと健全な考え方ができるようになった気がしていまして。

昨年の今頃までは、今ここでお金を稼ぐことが全てであり、会社にお金を稼いでもらうために、自分の身を投げうって働くのがカッコいいんじゃないかとどこかで思っている節があったな‥と。
それで身体を壊しても、どこかカッコよくて。一生懸命生きてると感じられる材料が欲しかったのかもしれない。

でも今は、自分の身体を壊して、それを誰かのせいにして生きる希望を勝手に失うことよりも、もっともっと大切に思える「生きる上での考え方」の芽を見つけられた気がしています。
今ここでお金を稼いだり何かに勝ったりするよりも、大切だなーと思えること。

信用

ソーシャルゲームに足りなかったのは、まさにこれだと思う。
多くの人の信頼を失ってしまった今、その名前を聞くだけでうんざりする人もいる。
私は、この記事に出会ってようやく気がついた。

ビジネスモデルが似てるリクルートと楽天の決定的な違いを語るよ | More Access! More Fun!

今ここで目先の利益を追うよりも、信用を大事にすること。
腐った信用の上には、どんな仕事も成果を発揮できない。どんないいものを作っても。どんな素敵なサービスでも。

正社員時代は、まさに金を稼ぐ最前線に立って働いていたということもあり、「これでいいのだろうか」と思いながらも、ユーザにいかにお金を払ってもらう施策を打てるかばかり考えていた。
そんな私が、派遣社員になって、「いかに安全に進行管理するか」という仕事をして、やっとなんとなく「信用の重さ」を理解しはじめたです。
そういうことを考えられるくらい、時間のゆとりのある仕事だったというのもあります。正社員のころは息つく間もなく稼ぐことばかり考えていたから。


時間

死に物狂いで寝る間も惜しんで働くよりも、いつでも少し余裕のある暮らしを選択するほうが、その時間で新しいことに挑戦できて、結果収入も上がって、みんな幸せになれるということを知りました。
時間を作って、好きなことをやってみることで、それが仕事となって誰かの役に立てる。
こんな幸せな経験を、ブログを通して得ることができました。
初めて個人で仕事してみて、他でもない私が感謝されたこと。
メールのやりとりの中に書かれた何気ない「本当に助かりました。」の一文が、心の底から嬉しかった。
仕事って人の役に立てるものなんだ、と初めて体感できたです。


健康

当たり前だけど、やっぱり健康って大事で。
何をするにも、特にメンタル面での健康って大事だと思います。
メンタルが風邪を引いていたら、どんな事象もお先真っ暗に見える。本当に不思議。
派遣になったころは、自分を責めてばかりいたけれど。なんて自分は脆弱メンタルなのだろう、派遣の仕事もきっとすぐ辞めるだろう…とか。
でも徐々に、少しずつだけど健康を取り戻して、現状を「時間ができた!ステキ」と思えるようになって。
ようやく今は、1年前のように、発作的なお先真っ暗症候群に囚われることはなくなりました。
あとホルモンバランス乱れすぎて更年期障害っぽい症状が出てたのにもようやく気づけた、というのも大きいですが。



人って1年あれば、こんなに変われるんだな‥と思います。
1年前つけたブログタイトルの「レールを外れてもまだ生きる」っていうのも、「レールがある」という前提でのタイトル。
今は、「人生のレール」なんていうものは、自分が勝手に常識と照らし合せて描いている空想だから、そんなものないって考えているので、違和感ありまくります。
人生って何があるか本当にわからないですね。

派遣を辞めて、これからどうなるか全く想像できないですが、きっともっと面白くなってるんだろうなって思えてます。
これからもよろしくお願いいたします。


自分を愛する技術

自分を愛する技術

同僚には嫌われたけど、おかげさまで大切な友人ができました。

友人と言ってはおこがましいかもしれないのですが。


同僚から自分の悪口のチャットを誤爆されたので『嫌われる勇気』読みました。 - レールを外れてもまだ生きる - 派遣OLブログ


先日こんなエントリを書きまして、自分で書いておきながら自分のエントリ見てさらに悲しくなって、もう会社行きたくなさすぎて嗚咽してたわけです。

でも行かなきゃなーと思って、必死の思いで出勤。
そうして、やっとのことで一日が終わって。
クタクタの身体でおうちに帰ってきたら。
宅配ボックスにAmazonからなにか届いてた。


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なんか頼んだかなー。と思い返しながら、箱をガサっと開くと。


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これは、うちの犬が大好きな、かんでるCORNではありませんか!!!

↓これ。

ペティオ (Petio) かんでるCORNチキンM

ペティオ (Petio) かんでるCORNチキンM



あれーでも頼んだかな…と思いつつ。
明細書を見てみると。


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お仕事おつかれさまです。色々どんまい。ワンちゃんと遊んで癒やされて。きまやより


きまやさん!!
きまやさんが、私のほしい物リストからギフトを贈ってくれたんです…。
最近はてな界隈に颯爽と登場してブイブイいわしてるあの、きまやさん…。

きまやのきまま屋


もともとTwitterで交流させていただいていて、はてなブログいいよーーと少し勧めさせていただいたりなんだりして、そうしたらライター界隈のことを教えてくださったりして、わりと仲良くさせて頂いていたけれど。まさか、まさか、ここまでお気遣いいただくと、
まさに目から汗ってやつです。
じわっと、目頭が熱くなる。


感動ここに極まれりーってしてたら、うちのコーギー先生(むぎ、1歳)が目を輝かせて足元に鎮座したので、泣いてばかりもいられなくなった。

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完全に、自分の好きなものだとわかった模様。


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ちょっと焦らしたら、怒った。


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あげた。


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主人のことなんか脇目もふらずに、かんでるCORNしやがる。


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むぎさんが喜んでくれたら、わたくしも幸せ。
そして何より、
確かに職場で同僚からハブられてる。だけどこの出来事をきっかけにして、別の新しい友人ができたなら、それはとても幸せなことだな、と思います。

本当に感謝しかないです。
きまやさん、ありがとうございます。
そして、ブログ読んでくださってるみなさんも、ありがとうございます。
私、まだまだ強く生きられそうです。


感謝の気持ちを込めてもう一回リンク貼ります…!

きまやのきまま屋

そして一応、ほしい物リスト。
最近露出控え気味だったですが、もし私に愛のメッセージくださる方がいればぜひとも。お待ちしております。

Amazon.co.jp: コロポン: コロポンのほしいもの

同僚から自分の悪口のチャットを誤爆されたので『嫌われる勇気』読みました。

いやーしかし、こんなことってあるんですね。
わたくし、派遣OL1周年を迎えましたコロポンと申します。
私自身、同僚から嫌われているのは重々承知しておりました。
いつも私以外の同僚達でチャットしてるのを、打鍵音が交互に聞こえることで把握できました。
でもその内容が別に私関係ないことしれないし、私は仕事以外のチャットは来ても反応鈍いから、私を抜いて世間話でもしてるのかなーまあいっか、くらいに思ってました。

でも違いました。

誤爆は突然に。
「コロポンさん、最低限の礼儀とマナーくらい守れないのかな」

的な内容のチャットが送られてきました。
そしてその書き込みを私が確認した瞬間、即チャットルームから強制退席させられたけど、ログは残ってるのよね。
強制退席ってあたりがリアリティが半端無いっす。

思い当たる節は、ないわけではない。
その人10歳くらい上なんだけど、彼女はチャット文化無視して、世間話を普通に口頭で話し始める。他の人が頷いて聞いているから、私は内容に興味もなければ聞かずに仕事続ける。それが積もり積もって苛立せたのかもしれない。
決定打としては、私が休暇貰うときに、仕事の引き継ぎほとんどなかったから、彼女がミーティング中に他の同僚に引き継いでいたのだけど、それを彼女はログ読まなかったから知らなかった。で、「引き継ぎちゃんとしろよ」いう苛立ちを募らせちゃったみたい。まあ私も彼女に一言言うの忘れたんだけど。
要するに、些細なすれ違いが積もった結果、そのリーダーシップを持ったお姉さんの苛立ちを募らせてしまって、私はハブかれてた、と思うんですが。
別に仕事に支障はないし、まあいっかと思ってたんですよね。
しかし実際、自分の悪口を直で受け取ると刺さりますな。
こうして客観的に見ると、大した内容のチャットじゃないんだけど、実際ふいに受け取った時の衝撃ってのは計り知れないもので。
久々にストレスで胃痛になりました。


で、気になっていた『嫌われる勇気』を今こそ読むべきだと思って即読破。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

おまけに飽きたらず、同じ著者のこちらも即読破。

アドラー 人生を生き抜く心理学 (NHKブックス)

アドラー 人生を生き抜く心理学 (NHKブックス)

正直、すがる思いで読みました。
このこじれた人間関係、少なくともあと1ヶ月半会社に通わなければならないという現実。
また昔の正社員時代のように、ストレスで会社行けなくなるなんていう事態は避けたい。
ここで避けられないと、いつまでたってもどこへ行っても、ちょっと何か起こるだけで挫けてしまうような豆腐メンタルと、ずっと付き合っていかなくちゃならない。
ここで何とかしようという、ちょっとした決心も持ち合わせて、読み進めました。


そうして得た考え方は、
他者の課題には介入しない。
ということ。


誰がどう私の悪口を言おうとも、それは他者の問題。他者が私をどう評価するかということは、私にはどうしようもできない話。
だから悪口を言われようとも、「ああそうなんだ」と思う以上のことはない。
そもそも、任されている業務とは関係のないことだから、私が意識しない限りは仕事に影響ないわけだし。
そしてもはや、誤爆されたのは過ぎ去った出来事。
私がその出来事に理由付けや意味を求めようとしない限り、ただの終わったことなのだから、もう何も鬱々と考えこむ必要はないなと思った。
今後は、私が関係改善を望めば改善するだろうし、そうでなければそのまま。
私はまあ、契約期間を無事全うできれば問題ないので、特に波風立てるつもりもなくそのまま過ぎ去ればいいなと思う。


この本で何度も言われている
「他者の期待を満たすために生きているのではない」
というのは、私がちょっと精神的に病んでからいろんな文献で目にしていて、すんなり入ってきたのだけれど、
「他者の課題には介入しない」
「他者から承認されないかもしれないというコストを支払ってはじめて、自分の生き方を貫ける」
というところまで踏み込んで書かれているのは、かなりグサグサと刺さる。
そして承認欲求の代わりに、「他者への貢献」で自分の価値を実感しろというあたりになると、今の私ではちょっと受容しきれない内容だった。
あと、他者はみんな仲間、というあたりとか。
このあたりがすんなり飲み込めたら、私はもっとシンプルに生きられるのかしら。


というわけで、悪口の件は必要以上に考えないようにしました!!
私以外の人だって、完璧な人間ではないんだから、たった一度のそういう経験をダラダラ引きずる女々しさはここでは要らないなと。
『嫌われる勇気』のおかげで1日で立ち直れました。感謝だなー。


嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え