レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ

派遣OL、ベンチャー企業取締役になる。二児の母。ふつうの会社員にはなれなかった人のつぶやき。

「学生時代にしかできないこと」なんてない

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「学生時代にしかできないこと」というものを、私自身も卒業前に社会人のお兄さんお姉さんにいっぱい聞いた。
そうすると返ってくる答えは、

・長期旅行や格安旅行
・インターン
・サークル活動
・友達をいっぱい作る

などなど。
とにかく学生は時間があるし自由もあるんだから、その時間を有効利用しなさい、という趣旨のアドバイスをいっぱい受けた。

当時の私はそれを鵜呑みにしてまあいっぱい旅行も行ったし、インターンもしたし、サークル活動もした。それはそれでいい思い出だけど、あの時しかできなかったことがあるかと言えば、ない
最後の学生生活とか言って、大学四年の春休みにはいろんなことをしようと努力した。
例えば長期旅行や格安旅行。青春18きっぷで名古屋から北海道は旭川まで行ってみたり、西側では福岡まで青春18きっぷで行った。たしか1週間くらい。格安旅行も、レンタカーひとつ借りて5人で乗って、名古屋から鳥取砂丘を見に行ったりした。
でもそれって、一応社会人として生きている今でもやりたいし、やろうと思えば十分できる。1週間休みを取ればいいだけの話。1週間も休み取れないよ、っていうのは本気で取ろうとしてないだけではないでしょうか。今はシルバーウィークまであるし。
むしろ長期旅行に関しては、社会人の今のほうがもっと行きやすくなった。何しろお金がある

インターンで様々な職業体験をしよう、みたいなのも、様々な働き方が知りたいのなら派遣や副業でトライできる。学生時代のやわなインターンよりよっぽど刺激的。あとは、もっと手軽に、異業種に面接に行くのもオススメ。私は占い業界に面接に行ってみた時のことを未だに濃い思い出として心に留めていたりする。
インターンに関しては、そもそもいっぱい行くことに意味があるのかという議論もありつつ。

サークル活動こそ、年齢関係なく誰でもできる。軽音楽部を卒業して、今バンドやってる私もいますですし。
友達をいっぱい作るってのも、学生時代の友達は大切だけど、社会人になってからもいっぱい似たような友達・知り合いができるので問題なし。

つまり、「学生時代にしかできないこと」を探してやるのではなくて、やりたいことをやりましょう、という話です。


ちなみに私の話ですが。
私は、年を取ればとるほど、様々なしがらみからも卒業して、どんどんと自由になっている
正社員として誰かに認められるために働くこともやめたし、自分の心を傷つけてまで会社に捧げるのもやめた。旅行に行きたいときは休みを確保して行くことができる環境にいられるようになった。自分が好きだと思える仕事に、まるで遊んでいるかのような気分で取り組める環境に出会うことができた。
学生のころは、社会人になったら働き詰めの人生が待っていてひたすら老後を待つ日々に違いない、と思っていたし。だから必死に「学生時代にしかできないこと」を探していたわけです。

そんなに社会人って絶望するものではない、自分の振るまい次第では


今週のお題「卒業」
卒業シーズンでしたね。お題と書きたいことがたまたまクロスした。わーい


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