レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ

派遣OL、ベンチャー企業取締役になる。二児の母。ふつうの会社員にはなれなかった人のつぶやき。

「今年の目標」なんて、意味がない。

f:id:colopon:20160125101604j:plain

1月も終わる今日このごろに、後出しジャンケンもびっくりの遅さで言わせていただきますと、
「今年の目標」なんて、意味がない。と。

というのも、私みたいな浮浪気味な人生を送る人限定かもわからないけれど、3ヶ月先さえ予測できないこの世の中だもの、1年かけて叶えたい目標なんて頑張って立ててもほとんど徒労に終わるか忘れるか
そんなあなたにオススメなのは、そう、

3ヶ月の目標を立てること。


こんな迷える子羊人生な私でも、ギリギリ未来を予測できる。たぶんまだこの会社で働いていて、ちょっとぐらい運営してるサービスが成長してて、それをどげんかするためにてんやわんやしてる世界が見える。
そんなわたくし、私事ではございますが、3ヶ月先に明確な目標を設定しております。

去年は、流産したり適応障害再発させたりして、精神的な健康を害することが多かった。精神的な健康は、肉体的な健康を確立してこそ保たれるもの。そうだ、肉体的な健康と言えば運動や! 運動と言えば、ランニング! わたし走るの大っ嫌いだけど、ランニングとかなんか健康っぽくてええやん! いやー健康っぽい! めっちゃ健康っぽい! よし、

マラソンしよう。

ポチった。

加賀温泉郷マラソン2016公式WEBサイト


2016年4月17日に、石川県は加賀藩のお膝元にて(日本史よく知らない)、わたくし42.195km疾走してくることにしました。
なんで加賀温泉郷マラソンを選んだか?
3ヶ月先の目標っていうのにちょうどいいタイミングだったというのと、まあ、あれや。
温泉入りたい。不純な動機も健康のためなら良いのだよ。


というわけで、私のこの3ヶ月の目標は、
健康のための運動習慣をつける、そしてマラソン完走する
です。
この偉大なる目標を掲げてしまったので、週に1~2回は走ってます。5kmだけどな。サーキットトレーニングできるジムも通ってるし。2月14日には10kmマラソンしてくるし。いけるいけるいける


……マラソンってほんとに完走できるものなのでしょうか。
不安で精神に異常をきたしそうなので、先人がいらっしゃいましたら愛と勇気をご教示ください。

とまあいろいろぐだぐだ書いたけれど、3ヶ月先の目標を決めるのはほんとにオススメです。なんか3ヶ月なら、叶えられそうな気がするんだ。こんな飽き性な私が言うんだから間違いない。



ちなみにですが。わざわざゼビオに行って足のサイズ図ったりなんだりして購入したランニングシューズはこれです。

薄給ひーこら言いながら投資しました。初心者は故障を防ぐのが第一だから、なんか厚底っていうのかクッションがしっかりしてるほうがいいんだって。マラソンのイメージとは離れた形状だけど、これで100kmマラソンとか走ったとかなんとかそそのかされて買いました。今のところはいいかんじ。

もう少し気軽にブログを書く。

f:id:colopon:20160123133300j:plain

仕事としてもメディア運営にまた本格的にjoinすることになって、果たしてネットメディアやブログとは何かということを考える機会が多くなった。
その中で私としては、

■ネットメディア
・この先、生き残るネットメディアというのは、既存のメディア同様の信頼性を担保できたメディアであって、コピペやまとめは駆逐される運命にある
・フットワークの軽さは残しつつも、取材・編集などには時間もお金もある程度割くべき
・ライターにファンがつけば、ゆくゆくメディアにファンがつく。ライターをもう少し前に出して、ライターにも責任感を持たせる

ざっくり言うとこんな結論に至っていて、仕事のメディアのほうでは、信頼できるライターをまた募集しつつ、ライターを育ててみたいという境地に至ってる。
運営自体のほうも、いろんなしがらみから解放すべく、月末にリニューアルをしてまた心機一転がんばろーというかんじで、産みの苦しみタイムに入ってる状態でございますがんばります。

というわけで、メディアと名乗る以上は、もっとコストかけてゴリっとやろうという機運が主に私と社内の中で高まっている次第ですが。
じゃあそれに対して、「ブログ」というものは一体何か。
私が「ブログ」に求めているものは何か。

■ブログ
・生活感や泥臭ささえも滲み出た筆致
・それが正しいとか正しくないとかよりも、ひとりの社会的人間の考え方や体験が表現されている
・書き手が見ている世界を継続的に垣間見たい、という欲求が自然と湧く

ネットメディアと名乗るものと、ブログと名乗るもの。その性格の違いを、今更ながらじんわり感じております。
なんだかんだ、私が定期的に読んでいるブログは、その人の人生や考え方が1投稿ごとにちょっとずつ出てて、購読してたせいでいつの間にその人の人生を追体験してしまってるような、小説にもドキュメンタリーにも近い体験をさせてもらてえるブログかも、と思いまして。

要するに、ブログって、そんな肩肘張らずに更新してもいいものではないかと考えはじめた次第です。いや、今まで生真面目モードでゴリゴリ更新してたかというとぜんぜん違うんですが。
せっかく「ブログ」なんだから、正しさだとかにとらわれず、もっと気楽に書く。
もしかすると、時代の流れ的にも、それがブログというものの役目なのかもしれない
、と。
いや、まあ、ブログだからって、嘘書いたりとか、手榴弾ほいほい投げ散らかす商法とか、そういうのはぜんぜん推奨しないけど。

これまでは、私、どこかで、「誰かの役に立つ投稿だけしよう」とか思ってたけど、傲慢な考えであって。
誰かの役に立つもの、って何、というわけです。それをわかったような気をしてエントリ書いてた、そんな気がする。
ブログはもっと自由でいいんだ。

というわけで、ほんとにくだらないことも、いっぱいアウトプットすることにしましたので、どうぞよろしくお願いいたします。
私もブログ民のくだらない話、いっぱい読みたいなーなんて。


ところで、つわりから解放されたので(流産ですが)、やっと謎の写真つわりがまったく無くなって、写真撮るのを再開しはじめまして。
うちのコーギーさんの写真をペロッと貼っておいたのですが。
こう見ると、そんなにイケてなくてびっくりする。精進しやす。

今年の目標:α7ⅱズームレンズキットの入手方法を考えつくこと。

妊婦が働くということ(そして、流産するということ)

タイトルにも書いちゃったのでアレなのですが、今回あんまりいい話じゃないし人によっては傷つくかもなので、そういう内容が書かれるという心持ちで、もし読んで頂けるなら読んで頂きたいと思う所存です。
この2ヶ月いろいろありすぎて、心も身体もいっぱいっぱいだったのを、このエントリに書きなぐることで消化してしまうという魂胆です。そんな私の発散に付き合っていただいて恐縮です。そして超大作になってしまった。

この2ヶ月で起こった事象と考えたことを書き書きする。

妊娠した

びっくりした。
元々生理不順な身体で、16歳のときから産婦人科に通い詰めるこの道10年以上の常連客。30歳までに第一子を授かれたらなーという希望はほのかにあったので、その旨を医者に告げると、妊娠できるような処方に変わった。
いわゆる「タイミング法」と呼ばれている方法なのか、正確には名前は知らない。低用量ピルを5日間ほど飲んで、その後排卵されてしかるべき日に、排卵促進の注射を打つ、という方法。
この方法、なかなか辛かった。注射特別嫌いってわけじゃないけど、さすがに月1回筋肉注射するのは、精神的にヘコむものがある。
いつか授かれたらいいなーと思っていたのが、とりあえず月1回はきちんとチャレンジしなくちゃいけないような、そんな緊急レベルがひとつあがったようなかんじになった。

でもまあ、やっぱりそうはすぐに授かれるものじゃなくて。タイミングだって毎月絶対に合わせられるものじゃなかったし……って思ってたら。
病院に通うタイミングも、何もかもズレまくって今月はダメすぎると思ってたその月。
なかなか基礎体温が下がらなかった。いつ生理くるんだろうって、生理前の激重な身体を引きずる日がずっと続いて。なんやこれ、どうしたらいいのかなと思って、とりあえず気休めに妊娠検査薬というのを買ってみた。

【第2類医薬品】オムロン 妊娠検査薬 クリアブルー 2回用

【第2類医薬品】オムロン 妊娠検査薬 クリアブルー 2回用

こんなやつ。トイレでひとりで簡単に検査できちゃうという優れものなのですねこれが。
で、初めて使ってみて。
はっきりと「陽性」のラインが現れた。

いつもの産婦人科に行ったら、尿検査されてやっぱり陽性。
ここから私の妊婦生活がはじまった。妊婦生活ってなんやねんと思ってたけど、意外とすぐに生活が変わりはじめた。
まずは、まだ妊娠5週目だっていうのに、分娩予約しなくちゃいけないということ。早すぎやろ。
私の暮らす武蔵小杉(余談。実は今夏に、元住吉駅徒歩30分の家から、武蔵小杉駅至近に引っ越した。駅近というのは何にも代えられない価値のあるものだと実感してるところ)、皿やらペットボトルやら卵やらを投げつける案件が多発するのも理解できるほどに、超高層マンションがボッコボコと乱立してる影響なのか、空前のベビーブームで分娩施設はどこもてんやわんやらしい。だから妊娠がわかったらすぐに、こっちで産むのか里帰り出産するのか、もしこっちで産むなら予約してください、とのお達しが。そのスピーディー展開にぜんぜんついていけない、けど、こっちで産むって決めて、ぜんぜん繋がらない関東労災病院に何十回も電話かけて、ようやく予約できた。

それよりも何よりも、妊婦生活を実感するできごと、っていうのはやっぱり、つわりだった。

つわりが想像以上に辛すぎてワロタ

なめてた。
妊娠5週目、5週目ってまだ赤ちゃんも何も、生理が1週間遅れてるーくらいの週なんですけども。
すでに吐いた。お腹が空くと気持ち悪くなるパターンっぽい。全く妊婦の自覚も芽生えてないのに、身体だけが勝手に妊婦化してて、ついていけない。
今まで普通にできてたことが、きつい。
例えば会社に行くということ。坂道を登るんだけど、それだけで気持ち悪い。体力使うと気持ち悪くなる。ゆっくり登る。でも会社についたころには、もうベッドインしたいってレベルでへとへとになってる。なんだこれは。
普通に座ってるだけでも、身体が重すぎて体力を使う。お腹が減るとピンチを迎えるので、2時間半おきくらいにおにぎりを頬張る。常に胃腸の様子を気にして暮らさなければならない。
吐き気の頻度は日に日にどんどん上がってくし、電車乗るのも吐くんじゃないかと思って恐怖に満ち溢れていたし。おまけに便秘やら頭痛やら微熱やら、ありとあらゆる体調不良に見舞われて、布団の中で涙してた。なんだこれ、少子化に貢献してるし人類に貢献してるはずなのに、なんでこんな罰を受けなければならないんやと。

さらに仕事に支障をきたしたのは、風景写真を見ることとネット記事を読むことがなぜか吐き気を催しまくること。
だいたい理由はわかってる。妊娠5週のころ、まだつわりが弱かったのもあって、その身体でマカオへ取材旅行に行ったのだけど、なかなかきつかった。現地取材よりきつかったのは、500文字記事を20本以上執筆しなくちゃいけない帰国後の惨劇。結局なんとかトイレとデスクを往復しながらやり遂げたのだけど、それが身体に染み付いてるせいか、風景写真とネット記事、そして「旅行」という言葉を聞くだけで胃酸が逆流する始末。今書きながらでも、その時の吐き気の感覚を思い出して、悲しくなってくる。ほんと人体の不思議展や。つわりってのは。

周囲の人に伝えるタイミングは、理想と違うものらしい

そんなこんなで、妊娠がわかってからすぐにつわりとのお付き合いがスタートした次第でして。
私の思い込みでは「いま妊娠3ヶ月です、安定期です」みたいなかんじで、流産のリスクが下がった時に会社や周囲に言うものなのだと思ってた。ドラマではそうじゃなかったっけ、みたいな。
でも、現実は。
妊娠5週、つまり妊娠2ヶ月ですでに吐いてる。妊娠3ヶ月なんてもうすでにつわりが友達になってるんじゃないかってくらいだいぶ先の未来に感じるんですけど。さらにいえば、安定期っていうのは妊娠5ヶ月からころらしい。先すぎる。
早めに会社に伝えておかないと、謎にたくさん休みがちになった女になっちゃうなと思いまして。
妊娠5週目にして、会社には伝えました。一応祝福してくれました。迷惑だなって思われてるよなーきっと、って思ったけど、仕方ない、言わないともっと迷惑だろうから。

入っていた予定で、無理そうなものはすべてキャンセルをした。いとこの結婚式。弟の結婚式。
申し訳なさすぎるけど、無事に祝福できる体調ではなかった。本当に申し訳ない。頑張れるかな……とも思ったりしたけど、早めに欠席を伝えるほうがみんな幸せになれる気がした。
その際も、親族っていうこともあって、つわりがひどいため欠席というように理由も添えて伝えた。まだ妊娠6週ころだったから、伝えるのは気が早いって自分でも思うんだけど、どうしようもない、本当につわりが原因だし、理由を濁すのもそれまたおかしなことになりそうだし。

そうやって、1日1日を一生懸命生きた。生きてることだけで精一杯だった。もっとひどいつわりの人なんていっぱいいるって、知恵袋やら小町やらにはそんな壮絶な経験談がたくさん並んでいるけど。私はこれでももう十分につらかった。
ただ、
「つわりは、赤ちゃんが生きている証拠だよ」
この言葉だけを信じて毎日を生きていた。

妊婦が働くということを肯定する

肉体的にもそうやって辛かったのだけど、精神的にも追いつめられてた。
まったく仕事ができなかった。一日で身体を起こしていられる時間がかなり限られていた。佳境を迎える開発を支えなくちゃいけないディレクターの仕事、ぜんぜんできてなくて。申し訳ない。申し訳ない。ってそれを言うのも申し訳ないから、なんとかできる時にできることをやるしかなかった。

そんな日々が続くと、「なぜ妊婦を雇い続けなければならないのか」「なぜ女を雇わなければならないのか」などという、マタハラ訴訟まっしぐらな考えが妊婦自身の頭をよぎった。ずっとそれを肯定できずに、悶々としてたんだけど、私の中では結論がようやく出た。
今のご時世、結局働いた時間分だけ報われるということはなく、働く質が重要で。会社に20代独身男性ばっかり集めて徹夜で働いても、ニーズにあわない製品を作り上げてもまったく無意味。それよりも、多様な考え方で問題にアプローチして、会社全体で最良のアウトプットを出すことこそが、会社も従業員も、そして社会も豊かになるんじゃないかな、とか思えるようになってきた。この会社で妊娠を経験してるのは私だけ。そんな私にしか見えない・考えられない何かがある、かも。だなんて。

そんなことをぼーっと考えてると、私がまだ会社にいてもいいかな、っていう気持ちになれた。
従業員含めてマタハラなんて1ミリもない会社にいながらにして、自分の脳みそが一番ハラスメントな私だったのだけど、この考えに行き着いてからは、子どもを産んでも働かせてほしいな、うふふ、とか思えるようになった。

流産した

妊婦健診というのは、12週ころまで2週に1度くらいのペースで行われる。その後は1ヶ月に1度。それくらい、12週ころまでが不安定な時期なんだろうと思う。

その日は妊娠10週。薬が欲しくて、前回の検診から10日くらいで受診しにきた。妊婦は市販薬飲んじゃだめらしいので、頻発する頭痛と胃痛への処方が欲しかったわけです。つわりを弱める薬ってのもあればいいんだけど。一応相談してみよう、って思ってた。

まあ、経膣エコーの結果は、お察し。
妊娠8週と数日くらいの大きさで、心拍が消えてた。10日前に初めて確認できた、白黒の映像にピコピコと光る点。その点滅は、もう見られない。
キューピーちゃんみたいな身体は、はっきり見えるんだけどね。CRL(座高)は18mmくらい。もう私、10週過ぎてるんですけど、前回と同じくらいのCRLしかなかった。そんでもって心拍もないし。あー。えー。心拍は一度確認できたら流産の確率下がるし一安心だねーとか思ってただけに、なんかびっくりしすぎて、医者の説明が頭に入らないし。
初期流産ってのは確率けっこう高くて、2割弱くらい実はあって、その流産のうち3~4割はこうやってお腹の中で音もなく亡くなっているものなんだって。医者も慰めのためになのか説明をしてくれているけど、私も一応調べたことあったから知ってた。知ってたけど。
そうして稽留(けいりゅう)流産の手術、掻爬(そうは)手術の説明を受ける。お腹の中を掃除する手術(中絶のときも同じ手術らしい)。しかし流産流産って医者が連呼するから、泣けてきたし。恥ずかしいすみません、病院で泣くなんてびっくりだけど、涙が出て出て止まらなくなってた。看護師さんも「初期流産はほとんどが染色体異常が原因だから、確率の問題だから、ね?」って言ってくれて、そういうもんだって知ってるし、納得はしてる。だけど涙は出てた。理性と母性が入り乱れてた、と思う。
この病院では、すぐに手術を受けるのを推奨された。放っておけば自然に出るらしいのだけど、大量出血とかなりの痛みがあるらしい。そして残留したら結局手術するらしい。私としても、亡くなっているのが確実だし、早く手術するのを望んだ。手術日は明後日になった。
赤ちゃんが亡くなっているのに気がつかず、身体はまだホルモンを出し続け、私は宣告された次の日だって吐いてた。つわりを耐える理由がなくなった今、虚しさしか感じられない。それでまた涙が出た。

この苦しい1ヶ月半のつわりが報われなかった。その現実もまた受け止めきれなかった。つわりは赤ちゃんが生きている証拠だなんて誰が言ったのだろう。
そして、つわりキツすぎて妊娠報告しまくってしまった後始末。やっぱり安定期までじっと耐えればよかったのかなとか思う。でもまあ、仕方ない。つわりのことを思うと、仕方ない。
旦那に伝えた。ごめんね。
母親に伝えた。「早くわかって良かった、ということにしようね? また、すぐ授かれるから」と言ってくれた。そんな母親は、出産後5日で1人目の子を亡くしてる。実家の仏壇と線香の匂いと、母親の手を合わせる姿が浮かんだ。嗚咽が漏れた。
そして会社に伝えた。その日、午前中通院して、午後から仕事する予定だったのだけど、「自宅で仕事していいよ」と言ってくれた。ありがたかった。

取り急ぎ身近な人に伝え終わると、涙もようやくおさまってきた。支えてくれていた人達にこの事実を伝えるのが、最も残酷な作業だった。

稽留流産・掻爬手術

そうそう、このエントリ、私いつの間に書いたっけとか思った。

anond.hatelabo.jp

久々にはてブを見られるくらいにつわりがなくなった時、ホッテントリで見つけた。運命じゃないかと思うくらいびっくりした。本当に、この方と、時期も経過もほとんど一緒です。ひとりじゃない。

というわけで詳しくはそちらのエントリに譲るとして、朝イチでラミセルというのを子宮口にぶち込んで、入り口広げようっていう作戦、あれが史上最大の息も絶え絶えな生理痛ってかんじでキツかった。まあそれも1時間くらい経過したら痛みもなくなって、あとは時間の経過を待つだけ。その間3時間。ベッドで寝っ転がって待機。あーモンハン持ってこればよかった。仕方ないので、読みかけの「ドグラ・マグラ」を。妊娠中から寝転がってるしかないときにコツコツと読み進めていたので、あと3分の2くらい。胎児の夢の部分を読みつつ、胎児も夢を本当に見るのかななんて思ってたりしてたあの日々。読みきったあとの感想は、思ったよりも普通におもしろい本でした。

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

読みきってもあと30分もあるので、「火花」買ったよね。「ドグラ・マグラ」のあとだと大変読みやすい。

火花

火花

読んでる途中に、ついに手術タイムきた。 点滴で静脈に麻酔を投入される。掻爬手術って、全身麻酔するんですよねこれが。人生初。「本当に眠れるのk」くらいまでは記憶はあるんだけど。歯に麻酔するのと同じ感覚で、脳みそがじんわり感じなくなって、すぐに意識なくなってたっぽい。
そして目が覚めたら、金縛りのように口やら腕やら足やらが動かないけど意識はある状態になってた。看護師さんに向けた第一声は「寝てたんですか?」だった。「寝てましたよ」と言われた。そりゃそうだわ。そして「下痢が出そうです」と伝えた。そしたら「座薬挿してますから、我慢できますか」と言われた。おケツに挿されても目覚めなかったなんて全身麻酔ってすごいすごすぎる。というかいつの間にパンツも履かされてたし。驚きしかないわ。

その後麻酔が抜けて帰れる状態になるまで一休み。1時間くらい寝たら、ほとんど麻酔の重さはなくなってた。
旦那が迎えに来てくれた。安心した。

喪失感

手術後から、つわりの感覚が急速に消えていった。
身体がどんどんラクになっていって、ああ、このすっきり感が通常状態なんだっけ、と驚きさえ感じる。
ごはんも、おにぎりなどの間食せず1日3回で気持ちよく食べられるようになったし、食べたあとも横にならなくても吐き気に襲われない。
すべて、終わったのだな、と。

あんなに辛かったつわりが終わって、開放感もあった。
だけど、喪失感が強かった。赤ちゃんの喪失感はもちろんだけど、つわりがないことへの喪失感。意外すぎる。つらくて仕方なかったけど、きちんと乗り越えたい試練だったのかもしれない。こんな形で終わってしまって、不完全燃焼、というか。
手術前は、「あと半年は子どもはいいかなー」なんて言ってたりしたけど。また授かれるものなら授かりたいって、前向きになれてる。
とはいえ数日は情緒が不安定で、涙が出たり絶望したりしてた。その頻度も少なくなって、今日は、術後4日目です。人間意外とすぐ立ち直る。久々に通常の身体で明日会社に出社する。さんざん迷惑かけた分を少しでも恩返しできるといいんだけど。


ここまで書ききってかなりすっきりしました。
SNS上でもつわりがひどいだのなんだのと、やんわり妊娠アピールしてたので、その妊娠が先日終わっていたことをこのエントリに代えてご報告とさせていただければ幸いです。
とりあえず久々に居酒屋に繰り出したいでござる。つわり中にお声がけしてくださった皆様、ぱーっと行きましょうぱーっと。でも昨日ビール飲んだら、けっこうすぐ酒がまわる上に、ビールが苦いのです。あんなに大好きだったビールちゃん。リハビリしないと。なんて。

というわけで、先週とはまた違う、新しい暮らしがはじまってます。人生いろいろ。ほんとに、いろいろだなあ。

はてなブログがなかったら、今の私はない、ってのはわりと本当。

「4年間で変わったこと、変わらないこと」

はてなブログが4周年だそうで。おめでとうございます。
このテーマでエントリ書いたらトートバッグ貰えると聞いて、はてなTシャツ着用しながらカキカキしますよ(寝間着になってる模様)


私とはてなブログのお付き合い

はてなブログがまだ招待制だったころ、私はTwitterであまり存じあげなかった方に凸してアカウントをゲットしたのを覚えております。その節は本当にありがとうございます。
でもその時は、アカウントをゲットしてテスト投稿ーとかいってカキカキしたのだけど、ゲーム業界がソーシャルゲームとかいう波に飲まれ始めた真っ最中だったこともあって、私はまともに睡眠時間もなくブログなんてできなかった
アカウントをゲットしたのは社会人2年目の冬、まだ1社目にいたころ。年越しと同時に転職して、東京来て。そしてまた転職して、3社目で「正社員」ってのを辞めた。

4社目、派遣社員。
派遣社員は時間があるのが本当に救い。時給で働いている以上、会社にとっても定時で帰ってほしいと思われているに違いない、と思えることで、18時ちょうどに定時ダッシュきめることに全く抵抗感はなし。今までの徹夜の日々が嘘のような暮らし。仕事も効率化を図りまくって、のほほんと日々を過ごしてた。
そうやって心身ともに健康に生きると、自ずと「やりたかったこと」をやってみようという気分になるもののようでして、人間というのは。
そこで2年ぶりくらいに、「はてなブログ」のアカウントを引っ張り出してきて、このブログをはじめた次第です。

はてなブログで人生変わった

言い過ぎだと思うかもしれないけれど、本当に人生が変わったと思ってます。
微妙なところでいえば、ライターとしての仕事をはじめられるようになったりとか。まあ、ブログやってなくてもライターにはなれるだろうからやっぱり微妙だけど。あとは、本を出さないかという話があったり、とか。でもそれは、実はあまりうまくいってないので、もしまた素敵な御縁がありましたらお声がけいただきたいのですが、とか思っていたりなんだり。

やっぱり精神的な一番は、
はてなブログのおかげで、私が元々ロム専として好んでいたはてなの世界でちょっとばかり居場所を見つけられて。そして訪れてくださった方々のおかげで、自分の生き方を必要以上に卑下しないでいいんだと思えるようになったこと。これが人生の上では大変に大きいなことでございます。はてなユーザな人々は、わりと自由な生き方してる人が多いからかなとか思います。

そして事実ベースで一番「人生変わった」と言えるのは、
今の会社からはブログ経由でお誘いいただいて、もうかれこれ1年半ほど働いてる、ということ。
たまたま「北海道旅行」とかいうエントリを書いただけなんですが、それをはてなブログ先生のSEOがイケてたのか知らないけれど、たまたま今の会社の方がそのエントリを見つけてきたらしく、そしてなんか謎のメールを私に送ってきました。そのメールのくだりは、まあちょっと話が逸れるのでまた機会があれば。


というわけで、今この会社でマターリと自分のペースで働かせていただいていて、次なる確変の機会を虎視眈々と狙えているのは、はてなブログがあったからだなーとか思ってる次第なのです。次なる確変ってのがあるかは知らないけれど、働きながら写真の勉強をしたり、ライターの仕事もぼちぼち続けられているのは、今の会社と、ひいては、はてなブログのおかげさまさまだと確信して言えるというわけでございます。ありがたやありがたや。
なので、はてなブログ様には是非とも引き続き開発のほうよろしくお願い申し上げたいわけです。進化しないと陳腐化しちゃうってのがこの世界の定めなのです。私の希望としては、Tumblrみたいに写真ブログも気軽にできておまけにSEOもきいてる感じにしていただけたらTumblrやめて写真ブログもはてなブログにするんですがね!

という、せっかくなのでユーザの声も載せました。開発してる側としては、ユーザの声ほどありがたいものはないので、トートバッグのエントリ書く方は、ご意見ご感想不具合報告も一緒にやってあげると当選確率も300万倍くらいになると思います(適当)。

あとですね、どうやら妊娠したのですが、まだ安定期ではないので、とりあえず具合悪いですがあたたかく見守ってください。
はてなブログ5年目がたのしみだなー。なんて。

ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 創造力を極める (ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方)

ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 創造力を極める (ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方)

  • 作者: ブライアン・ピーターソン,ナショナルジオグラフィック,関利枝子,武田正紀
  • 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
  • 発売日: 2015/09/30
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る

↑このシリーズを読んだら写真の考え方が変わりつつあって、なかなかシャッター押せなくなって困ってるところ。読破したらまた感想エントリしたためさせてください。

生きてることに意味なんてないけど、何かは成したい気もする

適応障害になっちゃう程度の軟弱地盤な私のハートなのですが、「生きてる意味なんてない、しんだほうがいいのでは」という思いからは実は脱却できていまして。いい思考法を見つけたから。

「生きていることにそもそも意味なんてない。だからこそ、やりたいことやっておくしかない」

そもそも人間がこうして都市を形成したりして暮らしていることに、何か特別な意味があるとは思えない。生きてる意味なんてもともとないんだから、意味を探すのは無駄。どうせ意味もないんだから、それなら自分のやりたいことやって楽しく生きるべき。
この観念に辿り着いてからは、絶望的な気持ちが押し寄せても、しんだほうがマシじゃーっていうのはなくなりました。


それはそれでめでたいことなのだけど、今とっても生きにくくて。
適応障害に関しては、問題が嵐のように去っていったので自然と治癒しつつあるのですが。
「何かを成したいような気がするのに、何もできていない」
という毎日が辛い。
贅沢な悩みだけど。

苦手な仕事ばかりしているからかもしれない。苦手な仕事だけで毎日が終わっちゃってるからかも。
開発のディレクターっていう仕事、苦手なんです。でもそういうキャリア積んできちゃったから、仕事としてはできる。でもやっぱりこの分野で自分は勝っていける気がしなくて、精神的にもやられるしで、もうイヤかも。なんて。

自分が何かを成すとしたら、ディレクターじゃなくて、Webメディア系の仕事とかライティングの仕事とか、写真とか、そっち系だと信じていて。だけど、その時間を作るほどの気持ちの余裕がない毎日。
だから辛い、のかな。

うだつのあがらない日々を送っているけれど、きっとまた流れがくるって信じて、毎日を暮らしたいと思う今日このごろです。
生きてることに意味を求めてはいないけど、自分のやりたいこと・やれることは模索しながら、いろんな挑戦して、社会的に存在価値を感じたいなー。
まずはなんだろう、やっぱり精神的余裕を作って、心から楽しく動けるようになりたいでござる。具合悪いわけじゃないんだけど、なんか動けないので。秋だから仕方ないのかな。よくわかんないけど。

時間をとって、気持ちの余裕を作るところから。
ほんとめんどくさい人間だなと嫌気もさすけど、そういう人間だからこそできる仕事もあるんじゃないかって、最近ではプラスにも考えたりなんだりしてます。 それが社会というやつだと、勝手に思い込むようにしてます。


私の好きなブロガーさんとか仕事の後輩とかそういうかわいい方々の影響を受けまして、ついに買いました。フィルムカメラ。

Pentax SP シルバー M42 55mm F1.8付き

Pentax SP シルバー M42 55mm F1.8付き

正確にはこれじゃなくて、pentax s2という子です。40年くらい前に製造されたフィルムカメラで、電池なしで稼働するギークな子なのです。
フィルムカメラの仕組みを勉強したくて購入したけど、機能が簡潔だしアナログで機械が動いてる感じがとてもよくわかるし、大変勉強になっております。まだ現像してないけど。こわい。うまく写ってるかどうかというより、もはや真っ黒とか真っ白になってないかという不安のほうが大きい。それもまた楽しみ、ってやつか。

適応障害をカミングアウトする

「適応障害です」と言われた回数を発症回数とすると、2年ぶり3回目の適応障害を経験いたしました。
これをきちんと「病気」となかなか認識したくないのかできないのかわからないのですが、自分としては認められなくて。だからこそ会社だったり周囲の友人だったりに
「私、適応障害なんですー」 なんて、言うのもはばかられて。
ずっとリアルな人間関係のある人には伝えてきませんでした。

その代わりこのブログであーだこーだ言ってたわけですが……
ついに今の職場のしゃちょーなどは私のブログの存在を知っているという環境でしたので(このブログ経由で採用されたでござるなので)、思い切って伝えてみたほうが気持ちがラクかな、なんて思って、伝えるとこまで頑張った次第です。

適応障害とは

私はいまだに自分のことを「適応障害」だなんて括りに入れられるのがイヤなのですが、それでもきっと「適応障害」だったんだろうなーって、治ったら気づくわけです。
症状としては、ほとんど「うつ病」と言われるやつと一緒だと思います。唯一違うのは、発症原因が明確に存在すること。その原因から距離を置けば、症状はラクになるという、たぶん登校拒否する子と同じような状況なのだと思います。

それで、私の発症原因っていうのは、だいたいの場合人間関係で、だいたいの場合お仕事関係です。
実際どんな症状かというと、

・会社にしぬほど行きたくない、行こうとすると吐いたり頭痛したりして全力で身体が拒否しはじめる
・それでも会社に行くと、基本的に涙が出そうになるので堪える作業でいっぱいになる
・そんなわけで仕事なんて到底進まないし頭なんて働かない
・夜、お布団にインしてもなぜか涙が出たりする

という、もうわけわかんないかんじになります。
でも自分のメンタルが弱すぎるせいだし、そもそも人間関係も言うほど悪くなってないし……って冷静に考えるとそうだってのはわかるのですが、身体がどうしようもなくなるかんじでした。
そして会社を休んだら、それはそれでそこそこ元気になるのだけど、日によってはずっと眠り続けてたりして。
このままほうっておくと、本当にうつ病になっちゃうなーって思いはじめて。

そうして、精神科にかかると、「適応障害」という称号を入手できる次第です。

適応障害をカミングアウトする

過去に適応障害を発症させた理由も、会社だったのですが。
これまでは、会社を辞めることで回避するという、荒業を披露しておりました。
だからフリーランスで生きたほうが社会にとっても有益だろうと思って、フリーランスで活動しようと思ってたのですが。
今の会社は、そんな私をすべて受け入れてくれた上で、私の力を貸してほしいって言ってくれて、そんな稀有な会社あるかいなと思って入社してるわけでございまして。
(あと、釣りや魚突きやバンドやら、趣味がやたらと合致したのも、私としては雇用されてもいいなと思った大きな理由なのだけども)

今の会社は、まだ辞めたくないなーと。
これまでのように会社を辞めて治すという選択肢は、ほんとのほんとの最後の選択肢にしたい、と。
そう思ったら、これはついに、しゃちょーにカミングアウトせなあかん、となったわけでございます。

カミングアウトした結果

採用権を持つ経営陣のふたりに時間をいただきまして、カミングアウトしやした。

「原因はだいたいわかってまして、でも大したことないんですけど、なのに身体がついてこないかんじでして、それってつまり「適応障害」というやつらしいです」

というかんじです。ふざけてるようなテンションじゃないと話せなかった。
そしてなぜかめちゃめちゃ涙出てた。わろた。恥ずかしい。ティッシュもらった。ありがたくチーンって鼻かんだ。

そしたら、しゃちょーさんふたりは。

・辞めないでほしい
・休み休みでもいいから、無理はしないでほしい
・そういうメンタルも含めてあなただし、それも魅力なのだから、自分を深く責めないでほしい
・むしろ発症するまで何もケアできなくてごめんなさい

というかんじでした。美化しすぎてるかもしれない。でもそれでも私は嬉しかった。
伝えられてよかった。


その後、私は無理な日は自宅作業することにしたりしてました。
そしたら、今やっと「あの時は本当に適応障害だったな」って思えるくらいには、わけわからない身体症状と精神状態に悩まされることはなくなってきました。
本当に感謝しかない。
まだ、不安要素もあるので無理はしないけど、会社に恩返ししたいなーっていう社畜精神が芽生えることとなりました。
まあ、無理はこの先もしないでマターリとやりたいですが!


会社深刻に行きたくない病に悩む皆様は、ぜひ一度精神科に通うとよろしいです。
第三者に話すってだけで、案外解決策が見つかってくるものだし、あとは「休職」という手段もとれます。診断書を書いてもらえれば。傷病手当で給料の何割かは休職中はもらえるし。
鬱々とした状態でゲッソリと働くことこそ、社会にとって害悪なので、まずは自分の身体と精神を良好に保つようにすべきかと存じます。
精神科っていうのは最初は勇気要ると思うけども。近所の病院を検索して、初診の方法を調べてみてはいかがでしょうか。

というわけで、適応障害がキツすぎてブログもずっと書けなかったのを、ドバーっと吐き出させていただきました。
やっぱり書くって楽しいなー。
今後とも精進いたしますので、引き続きよろしくお願いいたします。

嫌われる勇気

嫌われる勇気

↑適応障害になっちゃうような人間で、読んでない人には激しくおすすめします。
ただし、読んで理解しても、適応障害になるものはなる。悲しい。

結婚式にやる意味なんて無いと思ってた私が、無事に式を終えた結果

f:id:colopon:20150705175219j:plain

無事、結婚式を終えました。いわゆるハワイ婚というやつでした。
これがその日の写真です。義理の妹が撮ってくれたのですが、なんとも二の腕が気になるかんじに仕上がっています。

しかしわたくし、結婚式の5分くらい前まで、「なんという面倒なことをしているんだろう」と思っていたものでした。が。
いざ終えてみると、今では

本当にやって良かったです本当にありがとうございました

という手のひら返しもはなはだしい結末を迎えております。

なぜやる意味がないと思っていたか

・人に祝ってもらうだけの自己満足ショーだと思っていた
・あまりドレスとか着飾るのも好きじゃないし見られたくもない
・準備も大変だと聞いていた
・おまけにお金もかかる。いいことなくね?

なぜやることになったのか

・旦那の親が「いつやるの?」という、やる前提のアプローチだったのが大きい
・検討を重ねるうち、まあ、やってもいいかという気持ちになってくる
・せっかくやるなら、私がなんとなく憧れていた「青い海、白いチャペル」でやりたいということになる
・海外挙式にすることで、呼ぶ人を親族だけにして、誰を呼ぶ呼ばない問題を回避することにする
・つまりその条件が整うのはハワイ・オアフ島のモアナ・サーフライダーのチャペルということになる。素敵なとこです。写真はまだない

準備する

・結婚式自体にはこだわりはなかったので打ち合わせはスムーズだった
・1ヶ月前くらいから、「一生で一番美しい日であるべきだ」という周囲の助言を鵜呑みにし、ビューティー枠での予算を執行する
 ・サーキットトレーニングジムに通い始める(ちなみBodiesというところ。数々のジム通いに挫折してきた私だけどサーキットトレーニングは続けられている)
 ・ベタで恥ずかしいけど、たかの友梨のブライダルコースの一番安いやつに通う。フェイシャルの最初の1回は本当に効果があった、けどその後は自己満の世界な気がした
 ・マツエクとかしちゃう。初めてだったので1ヶ月前にお試ししてから1週間前に本番用を装備。ちなみにですが、「ブライダルマツエク」みたいなのはなぜか割高なので、普通に行ったほうがいいと思った
 ・ネイルもしちゃう。こちらも「ブライダル」ってついてるのは割高なので、普通に行って良いと思う
 ・シェービングとかも行っちゃう。顔と背中。
 ・もちろん美容室も行く。ばっちりトリートメントもする
・上記を1ヶ月だけ頑張ったせいで、わりとその1ヶ月だけ忙しかった。おまけに仕事も忙しくてただひたすら走り抜ける1ヶ月だった

結婚式を実施する

・適当な気持ちでハワイに降り立ち前日の打ち合わせをしたら、「父親のエスコートで入場」「はい誓います、ってやつ言う」「誓いのキスとかしちゃう」ってその時に知る。恥ずかしすぎて逃げたくなる
・当日。写真撮影をいっぱいされる。憤死しそうなくらいの恥ずかしいポーズをたくさん決めさせられる
・ウェディングドレスでうろちょろしてたら、外国人にコングラチュレーションっていっぱい言われる。だんだん嬉しくなってくる
・控室で私の髪型とかセットしてくれる。ドレスのセットとかしてくれる。たくさんの人が私達のために動いてくれてるんだ、ありがたすぎるだろ、と思い始める
・前室みたいなとこで母親にベールダウンしてもらうんだけど、親とか出されると弱いのでとりあえず涙が止まらなくなる
・父親のエスコートで入場するけど、もうこの時点で鼻水も止まらなくなる
・鼻水を拭うわけにもいかず下を向いて歩いていた影響で、せっかくの「青い海、白いチャペル」を全く見られない
・牧師の前に辿り着くころには垂れ流し状態になる。救いのティッシュが差し入れられて事なきを得る
・ようやく周囲を見渡すと、なんかとりあえずうちの母親も泣いてるし、旦那の父親まで泣いていたので、親孝行できてるんかもしれないなどと感じはじめる

披露宴的なパーティを実施する

・そういえば両家が顔合わせするのは2回目で、籍を入れてからは初だということに気づく
・普段は北海道と滋賀という距離のある両家だけど、ハワイでなんか楽しんでるっぽいし交流も深まったっぽい
・両家の絆? みたいなのが初めて生まれた気がした。いわゆる「結婚」という結びつきが初めて見えてきたというか。もし結婚式をしなかったら、そういう交流はきっとずっとなかっただろうな……と思うと、結婚式の効能というものを体感した

そんなこんなでした。
結婚式は自分たちのためだけではない、ということが、実施後によーくわかりました。
そして両家が喜ぶのを感じることこそが、結局は自分たちにとって一番幸せだったような気がします。

あれ? もしかしてこれ、リア充ってやつですかね。うふふ。

ちなみに両親へのプレゼント、みたいなのがパーティの中に組み込まれてて避けて通れなかったので、これにしました。


なんか3連の時計も流行ってるっぽいですが、ちょっとお高くない? となぜかここで躊躇しまして。


結果あんまり値段変わらなかったけど。まあいいや。

最後にはなりますが。
結婚式、するかしないか迷われている方がいれば、ぜひともやってみることをオススメします
こんなに結婚式の効能に懐疑的だった私が心変わりしたのだから間違いない、と私としては激推しでございます。多分こだわりさえなければ、思ったよりはめんどくさくない。こだわる人は大変そうだけど。
というか結婚式の効能に懐疑的な人間は少数派なのか? その辺の世間の温度感も私にはよくわかっていませんが、もしも私のようなタイプの人間がいらっしゃるのであれば、ぜひともやってみてください。ほんとにほんとに。

結婚祝いに、「かんかい」(氷下魚)いただきました!

最近書く本数が減ったせいでキーボード打つ能力が低下した上に、やっぱり書かないと人生どんどん具合が悪くなるような気がするしで、とにかく毎日書くことを目標に今日からがんばります。言うのは無料やで。

これが結婚祝いかは実際定かではないのですが、結婚式を終えてハワイとかいう名の人間を駄目にする島から帰還したところ、謎の小包が届いておりました。

f:id:colopon:20150703083601j:plain
「北海名産 本場特選こまい 200g」

あ、かんかいだ。
f:id:colopon:20150703083943j:plain

私、この「こまい=氷下魚」というものを、北海道では「かんかい」と呼んでいた次第ですが。ええ。これね、びっくりするほど美味いのよ
そういえば、ほしいものリストに入れていたのを思い出しました。

コロポンのほしいもの

わたくし、結婚祝いとして確かに受領いたしました!!!ありがとうございます!!!

もし食べたことのない酒飲みがいれば、是非とも試していただきたい。
食べ方は簡単、皮をべりーっと向いて、あとは固い身をひたすら噛み噛みして食すのみ。その歯ごたえと、噛めば噛むほど味わえる磯の味に、もう酒が止まらんのです。私はビール派。

本場特選 こまい200g【かんかい・氷下魚】北海名産

本場特選 こまい200g【かんかい・氷下魚】北海名産

関東ではなかなか見かけないので、いつも北海道に帰省しては買い溜めする逸品です。
200gもいただいたので、そうですね、1週間はもつかな……なんて、好きすぎて即無くなってしまうのが惜しいところ。


そうしてテンション上げ上げの気分のまま、なぜか勢いでマクロレンズをポチりました
前もたしか、戴き物を手にしながら望遠レンズをポチった気がするので、危険な傾向です。
買ったのは、これ。

もう完全にレンズ沼なんですけどもね、ね、でも、マクロレンズは梅雨の時期こそ活躍すると思っているですし、ワイハ帰りで謎に燃え尽きた私の生命維持のためにも必要な出費だったーってあーもうこれあかんタイプの言い訳がはじまってますが、気にしない。もう手元にあるんだから楽しみます。

それで最初に撮ったのが、先ほどの「北海名産 本場特選こまい 200g」というラベルなのですが、紙の質が目で感じられるほどに細やかな描写をするレンズでございます。このレンズもまさか氷下魚ラベルの撮影で人生スタートするとは思っていなかっただろうけど。
とりあえずは「試し撮りはコーギー」というのもお決まりなので、撮ってみました。

f:id:colopon:20150703125404j:plain

顔の毛の1本1本までくっきり。
変な方向に生えている毛は、抜いてあげたほうがいい毛。ああお手入れしてあげないと、と思いました。肉眼で見るよりよーく細部が見えるなこのレンズ。目が良くなった気分。

というわけで、本当にありがとうございます!美味しくいただきます!!(氷下魚を)


ここ最近、また自分の精神の弱さがにじみ出てきてて、困ってたんです。なんか何をやってもうだつのあがらない人間なので、もういっそ何もしないでじっとくるまってたほうがいいんじゃないかとか、思っちゃうような残念メンタルさんなので。
でも、こうやって応援していただけたり、コメントいただけたり、写真きれいだよとか褒めてくださったりしてくれる稀有な方々がいらっしゃって。もう少しだけ頑張ってみよう、やっと自分の得意と好きが一致するフィールドを見つけられたのだから、もう少しだけ。とかとか、メンタル前向きに持ち直してきた気がします。

書くことによって、救われてる気がします。
感謝しかないです。引き続きよろしくお願いいたします!

生きてる近況報告です

さすがに1ヶ月も更新しないといろいろと寂しいので、書きなぐります。

この1ヶ月いろいろありました。
新しいエンジニアさんが入社されたことで、会社がゴリゴリと躍動をはじめました。エンジニアってすごいな。
一方、一応名ばかりディレクターの私は、降り注ぐ要件の数々を開発にとって都合のよいようにバットを振り続けた結果、お上のほうに煙たがられるという残念な事態が発生しました。
たぶんスゴ腕のディレクターだったらブンブン振り回しまくって百万馬力で開発を引っ張ってくのだろうけども、私のようなちんけなディレクターはその才とかミジンコもないので、社内調整というものをひたすらやった結果、やむなく煙たがられた次第です。
会社は好きなのだけど、ディレクターやっぱ向いてないと思う。そういうのしばらく引きずるし。ぐいぐい引っ張ってくタイプのやりきれないし。

こうしてやっぱり書く仕事が楽しいと思い直しはじめました。そして、開発より運営のほうがやや得意っぽいということを再度自覚しました。今までもうすうす思っていたのだけど。ソシャゲも運営フェーズのほうが活躍できたっぽいし、メディア運営もそこそこできたっぽいし。
なので取り急ぎは、今の開発案件を無事リリースできるようにがんばります。とりあえず話はそれからかなと思いまして。書き書きなお仕事もしたいですし写真も撮りたいので、それも細々とでも続けられるような環境は維持しつつ。とにかく今はデスマーチだとみんなが認識する前になるべく平和裏にリリースを迎えられるように調整がんばります。
あ、その前にあと数日後に結婚式なので、それを無事終えられるようにもはや八百万の神に祈ってます。式は教会式だけど。

そして、先週あたりに鹿児島・宮崎になぜか行ってきました。
IVS(インフィニティーベンチャーズサミット)とかいうベンチャーの祭典っぽいものに合わせて、ぜんぜん出席とか私はしないのになぜか行きました。
うちの会社はLaunch Padというものに登壇しました。結果入賞とかしませんでした、わーお。
審査の方法とかふんわり名人らしくて、まあその結果でごにょごにょあった模様でした。ベンチャーの世界もたいへんだなとおもいました。
その資料作りとかLPとか作ったりなんだりで、久々にパソコンにがっちりかじりついて黙々と作業しました。そういうの久々だったから懐かしさも感じながら、やっぱり追い詰められるのは嫌だなーあははーっておもいました。

この会社に入社してもうすぐ1年。1年続くなんて私にとってはすでにギネス入りまっしぐらな快進撃。
そりゃ嫌なことも特に最近いっぱいあったけども、なんとなく会社が好きだなーっていうふんわり名人な面持ちがずっと心の土台にあるおかげで、精神的にはそこそこ安定しています。
だから使ってもらえるサービスを提供して、社会の一員として立派に役目を果たすような会社に成長させてあげられたらいいなと、なぜか上から目線な気持ちで日々こねこねしています。

それと、自分のキャリアもやっぱり考えなきゃいけない今年28歳の釣りガールなのですが。
社会人生活6年目でやっとなんとなく、「自分の適正」と「やりたいこと」がマッチしてるような領域を見つけられた気分なのです。
それがその、ライティングのお仕事と、それに半ば付随して写真のお仕事。
せっかく見つけられたのだから、少なくとも諦めがつくまではやってみたいなあと。
なので自社メディアとブログと今受けているもろもろのお仕事はぼちぼち続けながら、機会を虎視眈々と伺い続けようと思う次第です。

超どうでもいいのですが、一番の最近のストレスについて。右太ももの内側が神経過敏みたいになっていて、ふとした瞬間に、氷を突然当てられてビクってなるような痛みが走るんですが。これなんていう症状なのかな。ぶっちゃけ6年くらい悩み続けてるけど、今が一番頻度が多くてつらい。しかも誰にも説明しにくい。はーあ。

よーし書いたらすっきりした。
疲れたらやっぱり書くのが一番ですお。
がんばる。何をがんばるのかはよくわからないけど、よく生きようとおもいます。

越後製菓 ふんわり名人きなこ餅 85g×6袋

越後製菓 ふんわり名人きなこ餅 85g×6袋

「Googleフォト」アシスタントが勝手に作るGIFアニメが斜め上な件

Google フォト。

これ → Google フォト

容量無制限 ※1600万画素以下に限る
ということで、RAWをjpgにしたものをざざーっといつでもどこでも見れる用に最適なのではないかと思って、持ち合わせのjpgを全部UPしたんです。言っても3000~4000枚くらいだと思うんですけど。
もちろん全部UPできて非常に幸せな気分になったのですが。

Googleフォトには「アシスタント」という機能があります。
これは、まあその名の通り、いろいろとアシストしてくれるわけです。
そのお節介な加減は完全に、あのイルカちゃんです。お前を消したい子です。
そんな古き良きWordの彼を思い出させてくれるくらいにいい塩梅でお節介な、Googleフォトのアシスタントさん。いったいどのようなアシストを展開してくれるかと申しますと。
アップロードした画像から勝手にGIFアニメを作成してくれます
ものすごい高度なお節介。すごいなどうなってるんだ。

しかし出来上がったGIFアニメは、人間の感性を遥かに上回るものだったのでご紹介にあがりました
ぜひとも共有したかったんです。

まず、こちら。

f:id:colopon:20150529223552g:plain
※(特にスマホの方)うまくアニメーションしない方はクリックするといいかも?もしくはSafariで閲覧してみてください

うちのコーギーのむぎさん(2歳)です。
しかしもともとそんなアニメにするほど高速で連写してない。そもそも犬が一瞬だけ白目向くアニメーションを作成しようという発想、それをわたくしは持ちあわせておりませんでして、アシストしてくれなかったらこんな作品世の中に出なかった。しかもなんか2回も白目挟んできてるし。なんでや。

そしてこちら。

f:id:colopon:20150529223950g:plain
ウインクがほとばしるイケメン感を演出!!!!なんでや。なんやこれ。なんかきゅんとくるし。そもそもこんな写真撮ってたことすら忘れてたけど、アシスタントちゃんがなんか勝手にピックアップして作成してくれた。掘り出し物すぎる。

これもかなりの謎。

f:id:colopon:20150529224803g:plain

犬の寝落ち。と言ったところでしょうか。なんだこれ。


アシスタントちゃん、いい仕事してるーっていう作品もあります。こちらとか。

f:id:colopon:20150529225055g:plain

あとは勝手にコラージュも作ってくれるのですが。これも謎。
なぜこちらはアニメにしなかったんだろう。ほぼ同じ画像のコラージュになっちゃってるんですけど。

f:id:colopon:20140724212035j:plain
うちの社長に婚姻届の証人になってもらったときの図。コラージュにする意味はないやろ。

あとはなぜかこの写真だけ、ビンテージっぽい加工を施すのをアシストしていただいた。

f:id:colopon:20150503180216j:plain

なんでや。なんか合ってるけど。


というわけで。
Googleフォトのアシスタントちゃん可愛いです!!!!!!
ちなみに、勝手にアニメを制作されても元データには影響ありません。また、アシスタントの結果作成されたものを保存するかしないかも選べます。
尚、ちょっとわかりにくかったので書いておきますが、アシスタントページで「ライブラリに保存」を押下後、このアニメなどのデータは「検索」ページに存在しています。「検索」ページというのは、検索ボックスをタッチしたときに出てくるページのこと。このページの下部に「作成」というカテゴリがありますので、そちらにデータが保管されています。

もしGoogleフォトをお試しの方は、是非ともアシスタントちゃんにもかまってあげて下さい。きっと次はもっとすんごいの作ってくれると思うんだ。