レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ

派遣OL、ベンチャー企業取締役になる。二児の母。ふつうの会社員にはなれなかった人のつぶやき。

寄稿のご報告と、稼げないブログについて。

下記記事を寄稿させていただきました。

www.e-aidem.com


「女性の生き方・働き方」系で、きちんとしたかたちで寄稿するのは初めてのこと。
まずお声をかけていただいたこと、そしていつしかライフワークにしたいと考えている方面での寄稿依頼だったことで、嬉しさのあまりいつも読んでくださっている皆様にもご報告です。

ブログは、稼げない

巷では、ブログに好きなこと書いても稼げない的なエントリがよく読まれているようですが、私も概ね同意していて、もしブログだけで飯を食うとしたらジャンルを絞ってビジネスだと割り切ってやったほうが効率がいい。一応いまの仕事はそういったジャンルも主戦場の一部なので、やろうと思えばもっとPDCA回してやらないといけないということは身をもって知っているつもり。

写真家界隈でも同じような話、ありますね。

私は、あの青い池の写真がAppleに採用されたケント白石というお方の、「好きな写真を撮るために、宿業と両立させる」というスタンスが好きで、影響受けているような気がします(参考記事)。

プロのカメラマンなんかやってしまったら、"写真で食える"のは間違いないけど、クライアントのニーズに沿った写真しか撮れないだろうし。あくまで写真を自己表現やアートの場だと捉えるなら、クライアントのニーズよりも自分の感情を写真として表現したいわけで。となると、いくら写真を"綺麗に撮れる"としても、プロのカメラマンとしては生きていけない(し、そんな生き方したくない、とケント白石氏は言ってます)。

アフィリエイトサイトも、ブロガーも然り。読者のニーズを汲み取って、読者のニーズに応える記事を書かなければ、食ってはいけません。好きなことなんか書いても儲からないのは、このあたりのロジックだと思ってます。
本当に好きなこと書いて生きていきたいんだったら、別の事業と両立させるのが実はいま、一番いいのかも。

それでもブログを書く理由

でもそんな中で、自分のブログだけは「書きたいから書く」「書きたいことだけ書く」ということを細々と続けてきました。

細々すぎて、もう開設からは7年くらい経っているような気がするけど、結果として儲かってはいないです。それに加えて読者数を伸ばす努力も怠っちゃって、たいしたPVもないです。本当に。(そんな中で読んでくださっている皆様にはなんと感謝したら良いのか)

でもそんな弱小ブログをはてなの片隅でしたためるなかで芽生えてきた感情としては。
自分の生き方や考え方を書くことで、「少しでも同じように苦しんでるひとの役に立つことはできないのだろうか」という、思い。

政治家になりたいひとの気持ちなんてまったくわからなかったけど、たしかに社会を変えるには政治家になるのが早そう。ブログ書くよりも世界を変えられる。

でも私はやっと落ち着いた今の仕事が好きだし、今の仕事を続けながら気持ちをアウトプットして、そして少しでも誰かの人生や社会を良い方向に変えられるとしたら、それは願ってもない好機だなあと。
りっすんさんの記事のブコメに、「つわりを我慢しないで明日報告してみようと思う」というコメントがついていて、じんわりきたというのもいい経験です。

そういう考えに至っていた今、こういう寄稿のチャンスをいただけるというのは本当にありがたいです。
こういうアプローチで、本業と執筆業の両輪をくるくると回していけたら。今のところそれが、私の生き方でしっくりきています。


というわけで、ブログっていうのは直接的に稼ぐためだけのツールじゃないよと言いたい。こうやってなんらか頑張って、誰かのことを思いながら書いた文章っていうのは、大半はインターネット海の藻屑となるようだけど、少なくとも自分の糧となって蓄積されるようだということだけは忘れないでいたいです。


どうでもいいけど、今回引用させていただいたニャートさんが出てきたときはキャラかぶってるなーとかなんか仲間かなとか思ってたのに、いつの間にはるかに有名になられたようで、なんというか、悲しいけど、応援してます。一緒に仕事できる日がくると嬉しいな…なんて。。

寄稿報告だけしようと思って画面に向かったら、結局いっぱい書いちゃうあたり、やっぱりわたし、がちゃがちゃと気持ちを打ち込むの好きなようです。生きられるようにがんばります。