レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ

派遣OL、ベンチャー企業取締役になる。二児の母。ふつうの会社員にはなれなかった人のつぶやき。

旅先で出会った、住所も知らないおじさんに手紙を送った結果

八丈島で出会った、あのおじさん。

こちらの記事で書いているのだけれど、八丈島のひとというのはとっても気さくで、赤の他人であるはずの私にもものすごく優しくて。
この私という島外の人間である見ず知らずの女が、おじさんのメイン釣り場を荒らすように釣っていたのに。そのおじさんったら、私に自分の装備を貸してくれて、釣り方までみっちり教えてくれて、さらには数時間一緒に釣りをしてやたら仲良くなったのですが。
連絡先なんか聞かずにその場を去ってしまったんですね、私。

そんな優しくしてくれたのに、そんな態度しちゃった。っていう後悔の念を引きずること、2週間くらい経過したある日。

「あの名前も住所も知らないおじさんに、感謝の手紙を送れないものだろうか」

と思い立ちました。
そしてLOFTに行ってクリスマスカードを購入。
とりあえず手紙の中身を丁寧にしたためて。
でも、まあ、住所も名前もわからないのだけれど。

気合いで住所を書いてみた。

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住所:
○○のあたりの、釣り竿が立てかけてある家

名前:
○○で釣りを教えてくれたおじさん 様



一緒に釣りをしているときに、あのへんに住んでいると言っていた。そして、そのおうちの前には、釣り竿が立てかけてあると言っていた。
なのでそれっぽい郵便番号を書いて、それっぽい住所もとりあえず書いて。 あとは。
とっても迷惑だろうけど、郵便配達のお兄さんお姉さんに全てを託すことにした。



4日くらい経っただろうか。
知らないメアドからメールが来た。


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手紙届きました󾠓あの日~昨日迄で、4匹です󾌹今日から又お休みです、釣れたら󾓯を󾔩で送ります。


あ、届いた。
そういえばおじさん、ガラケーだった。
なんでGmailのアドレス教えちゃったんだ。絵文字が読めない。
でもたぶん釣れたら写真送ってくれるってことなんだと理解した。
なんだかとっても嬉しくて、じんわりした。


ありがとうございます、郵便配達のお兄さんお姉さん。
私はまた近々、八丈島に遊びに行くでしょう。