レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ

派遣OL、ベンチャー企業取締役になる。二児の母。ふつうの会社員にはなれなかった人のつぶやき。

2013年の私の人生と、節目に読んでいた本16冊

社会人になってからまともに平坦な道のりを歩んでいないせいで、今年も履歴書の記載が長くなってしまうような一年でした。
まあもう、たぶん、会社員が絶望的に向いてない人間だということが明確にわかった一年だったのでそれで十分でございます。

私は、困った時は本を読むという本の宗教にどっぷりハマっているので、その時どんな本を買っていたかを振り返ると、どんな影響を受けてどんな考え方に変わっていったのか、その断片を知れるのではないかということに気が付きました。
なので頑張って引っ張りだしてみました。
来年はすべてKindle Paperwhiteで読むはずなのでもっと作業は楽に違いない…。
というわけで、お付き合いください。



2013年1月~2月 … 仕事まだ頑張ってた時期

私、ソーシャルゲーム関連のゲームプランナー・ディレクターとかその辺りのお仕事させていただいておりましたのですが、今年のはじめはまだ仕事頑張ってたらしく、仕事関連の本がウェイト占めています。

誰のためのデザイン?

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)

ノンデザイナーもデザイナーも、一度は読んでおきましょうと名高いこの本ですが、あんまり読む機会に恵まれていなかったのを、ついに今年の初めに手にとったのでした。
「デザイン」されているとはどういうことなのか、を考えさせられる一冊。 あわせて読みたいのは下記の本です。

ノンデザイナーズ・デザインブック

ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]

ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]

  • 作者: Robin Williams,吉川典秀
  • 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
  • 発売日: 2008/11/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 58人 クリック: 1,019回
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こちらも、デザインとは何か全く無知だった私が知識を得られるきっかけになった本。
どうしてこんな本を読んでいたかというと、デザインを知りたいというかっこいい欲求もあるけど、デザイナーと対等に話がしたかったんや!
同じような不純気味の動機で読んだ下記の本も素晴らしく理論武装できるようになった。

ネットワークはなぜつながるのか

ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識

ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識

サーバーっていうものがひとつもわかってなかった私が、仕組みとか概念くらいはできるようになった本。
自分がコード書くわけじゃないけど、話くらいはわかるようになりたいし、少しでもエンジニアがエンジニアの仕事に取り組めるようにするのが私の仕事だと思ってたので、プランナーのひよっこにゼロから説明させる労力を取らせないようにしたかった。
と、格好良く言うけど、無知な自分が恥ずかしくって読んだだけ。
超わかりやすかったのでおすすめです。

じゃあ本業のプランナーとかディレクターの仕事を強化するために何を読んだのかなと。
下記でございます。

12歳でもわかる!決算書の読み方

12歳でもわかる!決算書の読み方~お金のことを知らずに「社会人」になってしまった人の会計入門~

12歳でもわかる!決算書の読み方~お金のことを知らずに「社会人」になってしまった人の会計入門~

ゲームと関係ないとこ強化してもた!
でも、決算書から見えることって結構多い。他の会社と仕事するときとか、とりあえず決算書見てみて、ふむーこういう状況なのでうちに声かけてきたわけだな、とか。仮説立てられるだけでも、仕事進めやすくなる。気がする。

問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい

問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい

問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい

ソーシャルゲームは小売業と一緒と思います。いかに値付けして、どう売るか。
その辺りの勉強が必要だったので、こんな本ばっかり読んでました。あと下記とか。

安売りしない会社はどこで努力をしているか?

安売りしない会社はどこで努力をしているか?

安売りしない会社はどこで努力をしているか?

ソーシャルゲームの中の貨幣価値はすべて自分たちが握っているんだから、実店舗よりはいろいろと工夫しやすいはずなのに、ついつい「値下げすれば売れる」「セット販売で実質1個タダにすれば売れる」とかそういう楽な方向にいってしまいがち。
いかに、値段相応の付加価値を商品につけるか、というのが腕の見せどころだということを再確認するのによい内容だった。

採用基準

採用基準

採用基準

…読まされた。
ちきりん氏のことを明確に把握したのはこの本のおかげです。
リーダーは、リーダーという役職があるだけで、別に上下関係が築かれるものではないのだなーと思いました。そして薦めてくれた人は、たぶんそういう思想を会社に広めたかったんだろうな、ということを理解。


2013年3月~4月 … 一番精神やられてた時期

結局良い本を読んで勉強しても、社風とあわないとかそんな原因で精神を病み始め、ソーシャルゲーム業界から足を洗ったわけでした。悪いことばっかりしてたわけじゃないけど、足を洗うってかんじですほんとに。
その時に私を救ってくれた本。何度か紹介したこともあるのですが再掲。

もっとシンプルに、楽に生きることをはじめよう!

「やりたいこと」を必死になって探すんじゃなくて、自分の気持ちに正直になることを始められた本。
自分の気持ちに耳を傾けて、やりたいと感じていることを素直にやってみる。
そんな簡単なことを、この本を手に取るまでできてなかったのですが。
それで、ブログもやりたいと思ってたから、更新をはじめたような、そんな気がする。

あとは、有名だけど、これも読みました。

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?

試してみることに失敗はない。
10個くらい挑戦したら1,2個は成功する、そんなもん。
とっても勇気もらいました。会社にしがみついて生きていくことが難しい、っていう結構重大な挫折をしていた私ですが、人生大半失敗なわけだし、トライして失敗したならそれで良くて、さっさと次に行かないと、って思えた本です。


2013年5月~10月 … 派遣で働き始めて、「働き方」を考え始めた時期

正社員を辞めて、派遣になった。
すると案外、生きやすくなって、幸せだなーと思う時間が増えた。
あれ?正社員が大正義だと思ってたのに、そうじゃないのかも?と思い始めて、手にとった本が下記になります。

もっと自由に働きたい

もっと自由に働きたい (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)

もっと自由に働きたい (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)

  • 作者: 家入一真
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2012/08/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 2人 クリック: 41回
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家入一真氏のことを明確に把握したのはこの本です。
うーん、なんというか、「こんな人でもこんな自由っぽい態度で生きていけるんだな」という、ちょっとよろしくない感じの勇気をいただきました。たぶん家入さんもそういうブランディングしてる気がするからいいか。

なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?

なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?

なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?

うさんくさいタイトルだけど、なかなか良かった。
やっぱり、別に労働時間は長ければ長いほどいいってものじゃないし、自分以外の誰かができることはアウトソーシングするべき。なんでも自分でやりたがる私に、そういう思考を植え付けてくれました、まあそういえば実践はできてないですが!時給で働いてる時点で説得力ない派遣OLが何か言ってます。
毎日わくわくすることを考えて、すぐに実行しましょうよ、っていう話。そして長々働かなくても結果を最短で出す方法を考えましょうって話。
実際、こういう本ばっかり読むからますます会社員向いてなくなるんですよねわかります。

脱社畜の働き方

脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法

脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法

けっこうファン?だったので当然のように読みました。
でも今はあまりにも有名になりすぎて嫉妬なのか応援できなくなりました。
ひねくれもの。


2013年11月~ … Kindle Paperwhiteで読み漁り

Kindle Paperwhite(ニューモデル)

Kindle Paperwhite(ニューモデル)

これ買うと、すごい読書量になってしまうのがこわい。
手軽すぎて手軽すぎて。
その代わり、これだ!っていう本に巡りあう確率は減ったような…
本選びは本屋で、買うのはKindleがおすすめだけど、このやり方を全力プッシュすると街の本屋にボコボコにされそうなのでやめときたいですが、やっぱりいい本を手に取りやすく並べられるのは本屋の最大のアドバンテージなんだから、活かして共存してほしいです。やっぱよくある主張のとおり、本買ったら電子書籍でも読めるようにしてくれたら、本屋で買うんですが

で、最近は派遣ライフをエンジョイしつつブログで発信する術ができたので、ますますいろんな本にトライするようになってます。
ここ2ヶ月くらいでオススメは、前にも書いたことありますが下記です。

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ホリエモン先生のことをちょっとだけ好きになれる本。
なんだ、ホリエモンも人間だったんだ、っていう、謎の共感をしました。
堀江貴文『ゼロ』読んだ。大切なものを再認識した。 - レールを外れてもまだ生きる - 派遣OLブログ

そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか

そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか

そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか

結局はビジネスっていうのはシステムなんだなーと。
頭使おうという決意を固く持った本です。
やりたいことだから無料でやる、ってのは安易かも - レールを外れてもまだ生きる - 派遣OLブログ


また最近、「ライター」とか「ライティング」的な技術に興味がありまして、下記の本を読ませていただきました。

フリーランスで食っていきたい!

フリーランスで食っていきたい!

フリーランスで食っていきたい!

同じ年代のひとで、いまライティングのほうで生きていけてるみたいで。
こういう感じ(顔出し全開とか、女子力全開なかんじ)でやっていきたいとは思わないけど、成功事例?の一つとして参考にさせていただきました。
正直に言うと立ち読みで済ませましたすみません。

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法

いわゆる「ゴーストライター」の仕事をしている人の話。
こんな暮らししてるのか!という発見。知らない職業の話はいつでもおもしろいです。




今年もいろんな本にお世話になりました。
来年はもっと様々なジャンルの本にお世話になれたらなー。
やっぱり自己啓発みたいなのに偏ってて気持ち悪い。もうやめよう。
自分の振り返りにもなってとってもよいエントリになりました、お付き合いいただきありがとうございます。