読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ

元ゲームプランナー、元派遣OL、現ベンチャーOL。豆腐メンタル女の生き方考え方やら好きなこと書いてます。

出社は週2回だけ、の開発チームになってから1年経っていたので振り返ってみる


[スポンサードリンク]

今のベンチャー企業にオフィスレディとして勤務し始めてから、よくよく考えたら今月で丸二年が経っていました。
社会人5年で5社目に入社していた私にとって、勤続3年目というのは言わずもがな歴代最長記録を更新中でございます。
こんな繊細チンピラで絹豆腐メンタルな私が、この会社で細く長く生き続けられている要因は何なのだろうと、このたび考えるきっかけがありまして。(ベンチャーの割に5年目に突入したこの会社もなかなかしぶといんだけど、今回はそこは問わない)
会社の雰囲気がいいとか、攻撃的なひとがいないとか、そういう「ひと」的な部分はもちろん、要因のひとつではあるけれど、そんなことをここで自慢してもどうしようもないので。

このシステム素晴らしいなーと思っているのは、「出社は最低週2回」にしていること。
もちろん、忙しいときには出社したほうが効率的だし出社しよう、という時もあるのだけれど。基本的には月曜・水曜の2日だけ、全員顔を合わせることにしています。

経緯

まったく自慢できることではないのだけど、昔いたエンジニアさんが「俺は出社したくないんだ」という確固たる信念のみでスタートいたしました。
今思えば、「そうですか……じゃあ出社は週2回にしましょう」ってすぐなったのが不思議だけど。

私の所属する開発チーム構成

主にiPhoneアプリを作っています。その他Webサイトもちまちまと。

「開発メンバー」というと、

・ディレクター(私)
・iOSエンジニア
・サーバサイドエンジニア
・サーバサイドエンジニア(最近joinしてくださいました)

この4人。
その他に細かく言うと、

・しゃちょー
・営業・マーケ
・メディア運用
・デバッグ&サポート

的な方もいらっしゃいますが、結局今ではほぼ全員、最低週2日の出社になっています。(週1日の方もいらっしゃる)

ルール

・13時~18時は連絡とれるようにしておく(電話・Slack)
・その日やることを午前中にSlackに書き込む

よく考えたら、ルールはこの二つだけかも。

メリット

■「週2回くらいなら出社できる」という程度の遠隔地の方がjoinできる
実はこれがかなり大きなメリットなんじゃないかと思ってます。
ベンチャーで働くというのはそれなりに残念な部分もあるので(給料とか不安定さとか給料とか)、どうしようもない残念な部分以外で工夫しないとなかなか素敵な方に出会いにくいという問題があります(時たまベンチャーというもの自体を面白がってくれる素敵な方もいらっしゃいますが)。
しかし「出社が週2回なんです」と言った瞬間、千葉の奥のほうからも、「その条件なら働けますありがたや」という方々が現れ始めました。いやーありがたや。
開発チームとしては、どんな働き方であっても成果さえ出してくれたらそれで良いわけで、まさにWin-Winってやつだと思います。

■出社日にミーティングを集中させ、自宅勤務日は作業に集中する
これも、ものすごい素敵です。
開発あるあるだと思うのですが、ディレクターが「仕様変更ガー」などと言ってくる影響で、脳みそフル回転でガリガリ書いているその精神と時の部屋の静粛がまったく保たれない現象。ディレクターとしてはすごくその辺神経使うんですけどね、しかしデスクが近いと話しかける頻度も上がりがち。
そこで、この「週2出社」の出番。

・月曜と水曜は、ミーティングも多め。仕様の話などは極力この日にする
・その他の日は、作業に集中する日。Slackで最低限のコミュニケーションはもちろんする

こうすることによって、エンジニアはもちろん作業に集中しやすくなる。そしてディレクターとしても、仕様を詰めたり作業するのは出社日以外で、出社日にはきちんと整理されている状況にする、というメリハリがかなりはっきりつけられるようになりました

■メンタルが大変いいかんじ
毎日毎日、満員電車に揺られて、遅刻しないように早歩きして、同じ時間にPCを起動して、一斉に仕事をはじめる。
普通のひとが普通にやってるこの普通の光景なんですが、私にとってはなぜか非常に苦痛でした。
好きなときに好きなだけ働きたい。ただそれだけ。
週2出社制度は、それをいいかんじに実現してくれてると思われます。週2回さえ顔を合わせていれば、あとは成果物さえちゃんと出して、コアタイムに連絡さえ取れれば。カフェでコーヒー飲みながらPCいじっていても、朝っぱらから釣りに行っていてもOK。ハゼの天ぷら美味かったー。
そもそも働くこと自体は嫌いじゃなかったんだ、という気付きにもなりました。毎朝起きて出社してPC開いてメール返して……という枠組みに組み込まれるのがしんどかったらしいです。
そしてさらに最近気づいたのは、私が仕事に集中できるのは、なぜか夕方以降だということ。それなのに今まで午前中から頑張ろうとしていたなんて。なので今は、午前~午後イチはさらっと流して、夕方~夜にゴリゴリするスタイルにしているのですが、すこぶる心身の調子が良い不思議が私の身に起こっています。

デメリット

■対外的に理解が得られにくい場合もある
まあ私のいるIT系はかなり理解してくれますが。
あとは取引先がガッチガチの勤務体系だったら、私もそれにあわせてそこそこ時間を意識して動かなければいけなくなると思ってます。取引先が9時-17時なのに、私は午後イチ稼働とかだったら、時差ありすぎだと思うので。

■サボるやつが出る可能性
それはそうなんですが。ぶっちゃけ出社しててもサボるひとはサボってるという。
ただこの出社システムを導入するのに絶対に必要なのは、信頼関係だとは思います。


簡単にいうと、スケジュールさえ守ってくれれば、働き方を強制することに意味はないという考え方だと思います。そして、なるべくならみんな幸せに働いて楽しく暮らしたい、平日も。
今のところそのいいかんじの答えが、私達の開発チームの中では週2出社、ということだったようで、だから1年以上もこのシステムを続けて、メンバーもほぼ変わらず来れたのかなと思います。

ちなみに。週1度も顔を合わせない完全リモートは、社員として働くのはちょっと辛いなと思ってます。この激流に揉まれまくるベンチャー業界、刻一刻と状況が変化するのを、顔を合わせないで読み取ってほしいというのはなかなか厳しいものがございます。もちろん業務委託とか外注としてはまったく問題ないのだけど。

お互いを信頼できる少人数チームであれば、すぐに実践可能だと思ってます。このエントリが参考になるかは定かではございませんが、実際に一応うまくいってる例ではありますので、ぜひチャレンジしてみてくださいませ。
ちなみにこのシステムを導入前、下記のような本も読みましたが、結局小さくトライアルしてみることが大事だなとは思います。まずは1週間お試しキャンペーン、とか。

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

  • 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,黒沢 健二,松永 肇一,美谷 広海,祐佳 ヤング
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/01/11
  • メディア: 単行本
  • 購入: 21人 クリック: 325回
  • この商品を含むブログ (36件) を見る

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

  • 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,高橋璃子
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2014/01/24
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログ (5件) を見る