レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ

派遣OL、ベンチャー企業取締役になる。二児の母。ふつうの会社員にはなれなかった人のつぶやき。

人生の「レール」なんて幻想に過ぎない

大学を卒業して、就職して、30歳のちょっと前に産休からの出産して、35歳くらいからは要職について、定年まで仕事する。
そんな人生なんだろうな、とどこかで思っていた。それが私にとっての「レール」だった。

それが完全に幻想で、ある一種の固定観念であると心から認識できたのは、やっとここ最近。
ずっと、自分だけは登りつめられると思ってたし、それが幸せに繋がるに違いないと思ってたから。

でも派遣やってみて、その中でいろんな人たちの考え方に触れながら、やっと認識が変わってきた。
レールなんてそもそもなかった。しかも思い描いていたレールに沿った人生って、案外つまんなかった。勝手に妄想したレールに沿わせて自分を抑え込んでまで生きることは、全くなかった。


派遣社員になって時間ができて、ライティングのお仕事を個人で受けるようになって、やっと始めて仕事って面白いって思えるようになったです。
人から感謝されてお金もいただけて、なんて幸せなんだろうと。
私の固定観念レールには、フリーランスの文字は一切なかった、というか憧れはあったけどスーパーエンジニアとかデザイナーとかにしかなれないものだと思ってた。でも案外、一度挑戦してみると、道が開けるというか、思いもしない方向からいろんなお話がいただけるようになるもので。

固定観念レールに沿って生きるのは実は幸せじゃなくて、人それぞれ自分の生きやすい仕事とか暮らしを、固定観念レールを取っ払って生きてみるのが実は面白いし幸せな時間を増やす近道なんじゃないかしら、と最近では思います。レール外れて生きてるような気がしてたことを、今やっと恥ずかしく思わなくなった、というか。やっとそんな心境に心からなることができた、というか。


しかし去年の今頃は、ちょうど正社員を辞めようと足掻いてた時期で、精神も肉体もボロボロだったんです。胃腸科通ってたし。初めて胃カメラ飲んだのもこの時期。胃カメラデビューから1周年ですわ。
それで3月末で辞めて、1ヶ月ニートして、5月中旬から今の派遣。ブログを本格的に取り組めるようになったのは、派遣の仕事も慣れた8月頃。当時は、そこそこいい大学出してもらってこのざまである、と思って恥ずかしくて派遣先でずっと下向いて歩いてた、知り合いと出会ったらどうしようと思って。

そんなこんなで派遣暮らしも1年になろうとしてる。で、6月末に辞める。フリーランスだかなんだかわかんないけど、とりあえず辞めても生きていけそうなので、辞めてみる。
人生わからんもんです。生きててよかった。


すりへらない心をつくるシンプルな習慣 (朝日新書)

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これ、良かったっす。一番苦しい時に読んでいたかった。