レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ

派遣OL、ベンチャー企業取締役になる。二児の母。ふつうの会社員にはなれなかった人のつぶやき。

無い内定時代にやっておいて良かったこと

新年しょっぱなから会社説明会に勢い勇んで突撃する就活生のみなさんのニュースを拝見し、胸が苦しくなりますです。

なぜかというと、私は半ば勘違い学生でしたので、やる気MAXで説明会に挑んで、なんかキラキラ輝いた目つきをして説明を聞いてたら、あわよくば「君、いいね。」とかイケメンお兄さんに声をかけられ、優遇されたりしないかという妄想を抱いておりました。そんなキラキラするだけの上っ面だけな気持ち悪い学生、お祈りメールの一通でさっさと消してやりたいと今なら思います。無知ってこわい。

全力で会社説明会に参加しても当然引き抜かれるはずもなく、就活といったらそういう苦い思い出もセットで思い出してしまうので、眠気覚ましには持ってこいなのですが。
そんなグダグダで無い内定の日々が続いた私の就職活動、それでもこれはやっておいて良かったし、その後にもそこそこ生きてるなーと思うことを書かせていただきます。世の就活生に届けばいいな。


合同説明会に参加して全然興味もない業界の説明を受けて良かった

これ、ほんとに良かった。
とりあえず、合同説明会に勢いで参加し、興味あるブースを回った後は、全然興味ない業界のブースもついでに回る。
この業界はこういう仕事をしてるんだ、というのを身体に刻むチャンスなわけです。

例えば私は当時ゲーム業界にしか興味なくて、ゲーム作ってる会社のブースをとりあえず回って、そのあと三井化学とか関西電力とか回ったのを未だにはっきり覚えてて。
文系の私には企業の名前のせいもあって全く受けてみようという気がなかったし、そもそもなんとか化学なんていう企業は存在さえも知らなかったんだけど、ブースで話を聞くだけで新しい刺激いっぱい受けられた。文系も入社できるんだー、とか、事務処理みたいな仕事だけじゃなくて、企画みたいな仕事もできるんだー!とか。ポリエステルだったかポリエチレンだったかの用途の企画とか。
あと電力会社も面白くって、関西電力は電力会社の中でもガスとの競争が熾烈だから海外展開に力入れてて、どうやってそのプロジェクトを遂行するか考えたりしてると言っていた。どれもこれも約5年前の話なので今は状況違っても悪しからず。
知らなかったことをたくさん知れます。ブース回るだけで自分の知見を無料で広げられるんだから、損はないはず。

たくさん落ちたけどたくさん面接受けて良かった

たくさん落ちた自分へのむなしい合理化みたいに聞こえるかもしれないけど。
私、超大量にゲーム業界の面接落ちたので、いろんなゲーム業界の会社の立地と中の人の雰囲気知ってるっていう特典がつきました。その特典は実はなかなか使えて、新卒にしていろんなゲーム会社を実感として知っているというか、体験として語れるスキルがついてました。
例えば、京都のあの会社はあんなに煌びやかなエンターテイメント作ってるのに、会社は病院みたいだしみんな制服だし、意外とこんな業界でもお堅いのね、とか…。…別の例で言えば、今その会社が存在するかさえわからないけど、とある会社からは圧迫面接されたです。それを新卒1年目の会社でネタにしてやったり。
いろんな会社の雰囲気を肌で感じられるのも、就活生の特権かもです。そしてその体験は、転職のときにも活きるはず。少なくとも私はそうだった。


あれ、二つしかなかった。
そのわりにいっぱい書いちゃった。就活にはたくさんの思い出詰まってるから仕方ない。
就活めんどくさいしたくさん傷つくけど、後々活きることも実はあるから、あんまり悲観しすぎないで乗り越えてみてください。何事もなんとかなりますので、心と身体だけはどうかお大事に。

↓新幹線移動で体力を消耗させないために。こういうのすごく良かった。しかもこれオシャレね。